3月9日(土)に生放送される、史上最大の“ピン芸日本一決定戦”『明治プロビオヨーグルトR-1presents R-1グランプリ2024』(カンテレ・フジテレビ系 午後6時30分~)より、ファイナリストインタビュー第2弾としてkento fukaya、寺田寛明、サツマカワRPGのコメントが到着した。
エントリー資格を変更し芸歴制限を撤廃した今大会では、過去最多の5457人がエントリー。決勝戦に進むファイナリストは、真輝志、ルシファー吉岡、街裏ぴんく、kento fukaya、寺田寛明、サツマカワRPG、吉住、トンツカタンお抹茶、どくさいスイッチ企画の全9人(決勝ネタ順)。
今回は、ファイナリストインタビュー第2弾と題し、kento fukaya、寺田寛明、サツマカワRPGのコメントが到着。3人が今大会にかけるそれぞれの思いを語った。
kento fukaya インタビュー
“『R-1グランプリ』とは「寿縮夢(じゅちむ)」”
◆決勝進出が決まった瞬間を振り返ってみていかがですか?
最高です! 出来過ぎてますね。今まではR-1に向けて1年かけてネタを作ってたんですけど、今回は芸歴制限の撤廃が発表されてからだったので、準備期間が短くて。正直、決勝には行けないんじゃないかと心のどこかで思っていました。でも、やりたかったネタが予選の1週間前に一生仕上がらないことに気づいてしまったタイミングがあって、そこでいい意味で諦めがついたというか。もうこうなったら好きなことをやってやろうというモードに入って、気持ち的にリラックスできました。そうしたら準々決勝も準決勝もいい感じにできたので、もしかしたらこれが僕に合っているのかもしれないなって。今回は新しいkento fukayaが出せるんじゃないかなと、今はめっちゃリラックスしてワクワクしています。
◆芸歴制限撤廃を聞いた時の心境は?
やめてくれよ、もう俺らを復活させないでくれよって(笑)。でも、始まったら本当に面白い兄さん方と戦えるし、久しぶりに賞レースやってんなって感じられたので。気持ちはしんどかったですけど、今となってはやりがいがあったなと思っています。
◆ファイナリストの中で一番負けたくない人は?
まじで決勝にいったことが奇跡だと思っているので、周りを特に意識しているわけではないんですけど…強いて言うなら寺田君ですね。初めて決勝に行ったタイミングも一緒だったので、ちょっとライバル意識はしてしまいます。
◆予選では、大阪で活動する芸人たちの一体感が印象的でした。
恥ずかしいんですけど、僕、“友情”が好きなので(笑)。大阪のメンバーは全員好きで絆もめっちゃ強いですし、本当に仲良い人と一生一緒にやれたらいいなと思っています。真輝志とも一緒に決勝行けてよかったね、とよく会話をしてお互いを鼓舞していますね。
◆春には東京進出が控えています。優勝したら出てみたい番組はありますか?
南海キャンディーズの山里(亮太)さんと一度NGK(なんばグランド花月)で一緒に仕事をさせてもらって、すごくよくしてもらって。初めてこんな上のクラスの方とご飯に行かせてもらってうれしかったので、優勝したら山里さんに報告して“頑張ったんだね”って言ってもらいたいです。あと、ずっと麒麟の川島(明)さんも好きなので、いつか番組に呼んでもらって深くしゃべれたらなと思います。
◆自分の強みや持ち味はどこにあると思いますか?
お客さんを巻き込むところですかね。今回のR-1で気づいたんですけど、僕は緊張したら本当にダメなタイプで。当たり前なんですけど、緊張したら隠せる人もいる中で、僕のネタは緊張が伝わってしまったら見てられないので。リラックスして挑めたら、お客さんを巻き込んでパフォーマンスできるんじゃないかと思っています。
◆ピン芸の魅力はどこにあると思いますか?
やっぱり泥くさいところですね。予選で戦ったメンバーを見ても、シンプルにコント、モニター、漫談もあるんですけど、3メートルくらい風船を飛ばす人とか、ロボットで出てくる人とか。もう何と戦っているんだっていう。ピン芸は、漫才よりもコントよりも明らかに“人間力”。一番“己”で戦っている泥くささがかっこいいなと思います。
◆自分にキャッチコピーを付けてください!
「世界一運がある男」です。準々決勝は大トリの1個前、準決勝はトリでした。予選で機材トラブルとかもあったんですけど、それを乗り越えて決勝に進んだってことは、まじで今年運あるなと。「世界一運がある男」もしくは「ミラクル・オブ・ザ・マン」ですね。
◆決勝の目標と意気込みを教えてください!
“リラックス”は僕にとってかなり重要な言葉です。まずは、目がバキバキにならないように。あとは、いい子ちゃんぶらずに、ありのままの自分で挑むこと。リラックスしてネタをやる姿を、審査員やお客さん、視聴者の皆さんに見てもらえたらなと思います。
◆最後に、kento fukayaさんにとって『R-1グランプリ』とは?
「寿命を縮める夢物語“寿縮夢”(じゅちむ)」です。芸歴制限でR-1に出られなかったのは去年だけなんですけど、いざ戻ってきたら賞レース期間ってこんなに苦しかったのかと。OBがふらっと部活に現れて練習やってみたらキツイみたいな感覚で。これが当たり前の生活だったんだと思うと、心臓がキュッってなりました。永久にチャレンジしていたら寿命が縮むなと思いますが、R-1には夢があると思っているので。そんな思いを込めた「寿縮夢」です。
寺田寛明 インタビュー
“『R-1グランプリ』とは「片想い」”
◆決勝進出が決まった瞬間を振り返ってみていかがですか?
僕は芸歴制限が設けられた年から決勝に行ってて、芸歴制限のないR-1では決勝に行ったことがなかったので、今年は厳しいのかなと正直思っていました。しかも、去年が決勝3位で自分の中で1番いいネタを作れた感覚があったので。今年はそもそもネタができていなくて厳しいかもな、と思いながらどうにか間に合わせた状況でしたが、決勝に進めて本当にホッとしました。
◆準決勝での手応えはいかがでしたか?
準決勝のネタは2週間前から作り始めてギリギリ間に合わせた感じだったので、出番前は本当に不安でした。でも、やり始めたらめちゃくちゃウケて“これはいけたな”という感覚が明確にあったので、ネタが終わってからは正直あまりドキドキしなかったです。やる前が一番緊張しました。
◆4年連続の決勝進出です。心境の変化はありますか?
決勝だけは慣れないですね。予選はライブだから慣れてるんですけど、過去3回の決勝は緊張しっぱなしでした。なんなら去年の決勝が1番かみましたね、3、4回くらい(笑)。自分の紹介VTRが流れてから、生放送でネタをやることにいつ慣れるのかっていうのは一番大きな課題です。やっぱり今年も緊張しますね。
◆芸歴制限撤廃を聞いた時の心境は?
うれしさと“そうか…”っていう気持ちが半々でした。R-1に出たくて芸人を始めたので、これからもずっと出場できるんだ、今年が最後にならないんだっていうのはうれしかったです。一方で、優勝するまで終われなくなってしまった、しかも強い人たちが帰ってくる中でっていうところもあります。でもやっぱり、その方がR-1盛り上がるなとも思うので、本当に複雑ですね。
◆ファイナリスト9人を見ていかがですか?
すごくいいメンバーで盛り上がりそうです。サツマカワRPGやトンツカタンお抹茶は一緒にライブ出てる友達ですし、事務所の先輩のルシファー吉岡さんと初めて一緒に決勝に行けたことがうれしいです。マセキ(芸能社)はまだ賞レースの王者がいないので、2人で進めたのは激アツ! どっちかは優勝したいです。ルシファーさんは決勝6回目、僕も4回目でR-1に残り続けてるので、どっちかが卒業できるように。
◆ファイナリストの中で一番負けたくない人は?
お抹茶が決勝にきたらヤバいなとはずっと思ってたんですけど、出番順のくじを引いたら僕の1個前がkento fukayaで。直接比較されると思うので、kentoには絶対に勝たなきゃいけないと思います。1番のライバルですね。
◆自分の強みや持ち味はどこにあると思いますか?
僕には文字しかなく、それ以外のフィジカルの部分がありません。正直、僕を人間として見た時に、芸人に向いていないというのは自分の意識としてあります。ただ、それを全部お笑いが好きということで飛び越えてきました。その思いを文字に、モニターに全て込めているので、そこに注目して見てほしいです。
◆なぜ“ピン”芸人に? ピンの魅力は?
僕でいうと一番ノイズなく、文字の面白さを見てもらえるのはピン芸人かなと。自分のやりたいことに合っていたのがピンでした。あと、コンビだと自分以外の人生も半分背負わなきゃいけなくて、僕は怖いので。相手に迷惑がかかることもあるだろうし、1人が一番楽。自分の性格にも合っていると思います。子どもの頃からピンネタばかり見てきて、1番好きなのがピン芸人だったので、やっぱり僕は1人でやるのが一番好きですね。
◆優勝したら出てみたい番組はありますか?
いや~…これが怖くて。優勝したいだけなんですよね。こんなこと言ったらダメなんですけど、バラエティーにめっちゃ出たいというわけではなく。R-1王者として呼ばれるトーク番組が怖いので、自分に向いている番組がいいです(笑)。大喜利とか『IPPONグランプリ』には出てみたいです。
◆自分にキャッチコピーを付けてください!
難しいな…。「お笑いオタクの執念」ですかね。
◆決勝の目標と意気込みを教えてください!
当然、優勝が目標ですけど、過去3年間で10位、6位、3位と、最下位からR-1の全部を経験してきているので。ここで優勝するのがきれいですし、2本目にめっちゃやりたいネタがあるので、どうにか2本見せられるところまでは絶対に行きたいです。
◆最後に、寺田寛明さんにとって『R-1グランプリ』とは?
ずっと愛してるけどなかなかいい返事がもらえない「片想い」。今年こそは、と思っています。
サツマカワRPG インタビュー
“『R-1グランプリ』とは「???」”
◆決勝進出が決まった瞬間を振り返ってみていかがですか?
まじでうれしかったです! 1発目に名前を呼んでもらえるのも、何かしらの期待とか思いが込められている可能性もあると思うので。そうだとしたら、なおさらうれしいです!
◆芸歴制限撤廃を聞いた時の心境は?
うれしいが9割で、何してくれてんねん! が1割です。でもやっぱりまた戦えて優勝するチャンスをもらえたことがうれしいですね。終わってから気づきましたもん。こんなにR-1主軸の人生だったのか、こんなにも俺はR-1のことばかり考えてたんだなっていう。ネタ書いてても、どこに向けてのネタか分からなくなっちゃって。R-1とか関係なく目の前のお客さんが笑えばいいと思ったら、もうえぐい下ネタしかできなくなっちゃって。あの人たち、えぐい下ネタで狂ったように笑うから(笑)。それで困ってたので復活できてうれしいですね。
◆ファイナリスト9人を見ていかがですか?
これは芸歴制限を撤廃してよかったぞ、復活させてよかったぞって思うくらい個性豊かで面白い9人ですね。
◆ファイナリストの中で一番負けたくない人は?
今年は街裏ぴんくですね。決勝は芸人さん5人が審査員ですけど、街裏ぴんくのことを面白くないって言ってる芸人に出会ったことないので。見た目が気持ち悪いので、お客さんにスベる時は結構あるんですけど、芸人とか同業者から見たら面白くないとは到底言えない。どう考えても面白いから、まじで怖いです。だからもう高い点を付けられないくらい会場でスベってほしい。伝わらないこと言って、観覧のお客さんの前でかかりまくって“どうも~! ガメラのキンタマです!”とか言ってほしいですね。爪痕残そうとして引かれてほしいです。本当お願いだから!!
◆自分の強みや持ち味はどこにあると思いますか?
心臓の弱い方だけ気をつけていただきたいですね。自分では意識してないんですけど、僕の芸は心臓に悪いらしいので。ギャグもショートコントも漫談も音ネタもいろんなネタやるんですけど、総じて怖いよねってよく言われます。普通に人間の心臓抜くとか、それくらいしかやってないんですけどね。あれ? 怖いですか?
◆ピン芸の魅力はどこにあると思いますか?
ウケてもスベっても全部自分のせい。自分の人生、自分で決めたいじゃないですか。人に左右されずに。自分がこう思うからこうやって、そしたら何かしらの反応が返ってきて、それをまた自分の中に取り込んで。人に合わせなくていいので、やっぱり一番いいですよ。健康にもいいです。
◆優勝したら出てみたい番組はありますか?
『マルコポロリ!』にはもう行きたくないです! もう二度と行きたくないです。でもテレビは全部出たいですね、CMとかドラマも。明治プロビオヨーグルトR-1のCMは出たいです。あと、牛の血を抜くCMとか。ドラマは“演技うまいね”って自分の気づかないところでコソコソ言われたいので。そういう面も少しずつ出して、“売れてる感あるね”って言われたいです。僕って意外と自分主軸じゃなく、人の評価を気にして生きてるので!
◆自分にキャッチコピーを付けてください!
やっぱり「セクシープリティなミニスカ芸人」ですかね。それか「80歳の最高齢子供」とか「恐怖のドン底ピン芸人」とか。なんでもいいです! 適当に付けてください! なんで俺が自分で付けなきゃいけないんですか! 恥ずかしい!
◆決勝の目標と意気込みを教えてください!
ようやくお笑いで全員ぶっ倒せるんだろ? あと8人か…。
絶対に、準優勝するぞー!(優勝だろ!)(ほんまおもろいわ~!)
◆最後に、サツマカワRPGさんにとって『R-1グランプリ』とは?
…もう書いちゃったんで(笑)。なんとかこれを今から面白くしないといけない。
まあ、お笑いって感覚なんで。これを面白くないと感じたら、あなたの感度が鈍いんだよってことで。
今大会では、決勝戦のネタ尺が3分から4分に拡大。ファイナリスト9人が戦うファーストステージは、審査員5人による500点満点(100点×5人)の得点審査。ファーストステージの上位3人がファイナルステージに進むこととなった。ファイナルステージでもう1ネタを披露し、審査員5人の決戦投票で優勝者が決定する。
アマチュアから芸歴20年目のベテランまでがしのぎを削り、例年以上に白熱した戦いが期待される決勝戦。“最も面白い1人”が決まる歴史的瞬間に注目だ。
番組情報
『明治プロビオヨーグルトR-1presents R-1グランプリ2024』
カンテレ・フジテレビ系
2024年3月9日(土)午後6時30分~8時54分 ※生放送
<MC>
霜降り明星(せいや・粗品)、広瀬アリス
<審査員>
陣内智則、バカリズム、小籔千豊、野田クリスタル(マヂカルラブリー)、ハリウッドザコシショウ
<ファイナリスト ※決勝戦ネタ順>
真輝志、ルシファー吉岡、街裏ぴんく、kento fukaya、寺田寛明、サツマカワRPG、吉住、トンツカタンお抹茶、どくさいスイッチ企画
公式HP:https://www.r-1gp.com/
公式X(旧Twitter):https://twitter.com/R1GRANDPRIX
公式TikTok:https://www.tiktok.com/@r_1gp2024
公式YouTube:https://www.youtube.com/@r-1641
©カンテレ