2026年放送の第65作の大河ドラマが、仲野太賀主演の『豊臣兄弟！』に決定。主演の仲野と脚本を務める八津弘幸らが制作・主演発表会見に登壇した。
大河ドラマ第65作は、豊臣秀吉と弟・秀長の絆の物語。「もし長生きしていれば豊臣家の天下は安泰だった」とまで言わしめた“天下一の補佐役”秀長の目線から戦国時代をダイナミックに描く、波乱万丈のエンターテインメント。今年の大河ドラマ『光る君へ』は平安時代、25年の『べらぼう～蔦重栄華乃夢噺～』は江戸時代中期のため、3年ぶりに戦国時代が舞台となる。
仲野は「こんなに光栄なことはないですし、今日がくるのが待ち遠しくて、心底ほっとしています。これまでの偉大な先人の方々のバトンを受け取るということで、重みを感じつつもわくわくしています。このチームで最高に面白いドラマを、そして魅力的な秀長を演じたいです」と意気込みを。
脚本を務める八津は「戦国時代の王道を書きつつ、子供も楽しめる大河にできたらなと。弟である秀長が、兄・秀吉にどれだけ振り回されるかを楽しむポイントとして書きたいです」と話した。
オファーを受けたときの心境を聞かれた仲野は「最初に話をいただいたのが、昨年の10、11月ぐらい。頭が真っ白になるというか、“たいが”という名前なので昔から周りにたくさんあおられてきて、僕自身も目標にしていたことだったので、本当に驚きました」と。
そして、「これまでせりふのない役もやったり、たくさんの仕事をさせていただいて、1つひとつの積み重ねでしかなかったんだなと。それがすごくうれしかったし、全部がつながってるって思えました。無駄なことは何一つなかったし、俳優をやっていて良かったなと思います」と喜びを語った。
2011年の大河ドラマ『江〜姫たちの戦国〜』では、豊臣秀頼を演じた仲野。「『江』で秀頼を演じた経験は大きく、あの役を演じてステップアップできたという思いがあります。豊臣家に救われているというか、縁があるなと感じています」と振り返る。
なお、秀吉のイメージは「秀長からしたら太陽のような存在なのかなと。天下統一して民衆にとっての太陽で、この人がいるから生きていけるという存在。秀長自身も誰かにとっての太陽になり得ると思っていますし、いろんなことを空想しながら、いただく台本を楽しみにしています」と期待を寄せた。本作は2025年夏にクランクインを予定している。
近年の大河ドラマと主人公一覧
2010年 龍馬伝 坂本龍馬／福山雅治
2011年 江〜姫たちの戦国〜 江／上野樹里
2012年 平清盛 平清盛／松山ケンイチ
2013年 八重の桜 新島八重／綾瀬はるか
2014年 軍師官兵衛 黒田官兵衛／岡田准一
2015年 花燃ゆ 杉文／井上真央
2016年 真田丸 真田信繁／堺雅人
2017年 おんな城主 直虎 井伊直虎／柴咲コウ
2018年 西郷どん 西郷隆盛／鈴木亮平
2019年 いだてん〜東京オリムピック噺〜 金栗四三、田畑政治／中村勘九郎、阿部サダヲ
2020年 麒麟がくる 明智光秀／長谷川博己
2021年 青天を衝け 渋沢栄一／吉沢亮
2022年 鎌倉殿の13人 北条泰時／小栗旬
2023年 どうする家康 徳川家康／松本潤
2024年 光る君へ 紫式部／吉高由里子
2025年 べらぼう～蔦重栄華乃夢噺～ 蔦屋重三郎／横浜流星
2026年 豊臣兄弟！ 豊臣秀長／仲野太賀
番組情報
2026年大河ドラマ
『豊臣兄弟！』
NHK総合ほか
2026年1月スタート
