新星・幸澤沙良が女子高生弁護士“JKB”という難役で魅せる「法廷でのシーンはワクワクします」『JKと六法全書』

特集・インタビュー
2024年04月22日
幸澤沙良

この春、期待の新人女優・幸澤沙良を主演に迎え、かつてない法廷ドラマが誕生。それが、金曜ナイトドラマ『JKと六法全書』(テレビ朝日系)だ。なんと主人公は、史上最年少で司法試験に一発合格した、現役女子高生弁護士=JKB。弁護士として奔走しながら高校にも通うJKBが、法廷や学校で旋風を巻き起こしていくさまを描く。

今回は、そんな本作で主人公・桜木みやび役を演じる幸澤さんにインタビューを敢行。みやびの役どころや演じる上で取り組んでいること、座長としての意気込みなどをお聞きしました。幸澤さんの特技やかけがえのないものも明らかに…!


◆幸澤さん演じるみやびは女子高生弁護士=JKBという役柄ですが、最初に設定を聞いた時はどう思われましたか? 

最初に女子高生であり弁護士と聞いた時は、今までに聞いたことがない設定で、すごく斬新だなと思いました。“JKB”というフレーズを聞き、どんなお話なのだろうとより興味をそそられたことを覚えています。その後、実際に裁判を見に行き、弁護士の方がどのようにお仕事をされているのか拝見したりもしました。

◆実際に拝見され、弁護士というお仕事にどういう印象を持たれましたか?

その裁判はドラマで見るような白熱したものではなかったのですが、人の人生が変わる決断を下す、その瞬間を目の当たりにし、あらためて責任のあるすごく大切なお仕事なのだなと敬意を感じました。

◆幸澤さん演じるみやびの役柄についても教えてください。

みやびは天真らんまんで喜怒哀楽がはっきりしている女の子です。表情が豊かで、見ていて思わず応援したくなるような、誰からも愛されるキャラクターではないかなと。また、とにかく正義感が強く、自分の正義を絶対に曲げないのですが、それこそが彼女の芯だと思っているので、そこも大事に演じていきたいです。私自身も結構負けず嫌いな部分があるので、そこは私自身とも通じているのかなと思います。

◆今後、法廷シーンなど専門用語や長ぜりふも多くなっていくと思いますが、どのように臨んでいますか?

法廷でのシーンは私がこれまで経験したことのない長ぜりふもあり、毎回緊張や不安も大きいのですが、新たな挑戦であり一番ワクワクするシーンでもあります。私自身、元々『正義のセ』や『リーガルハイ』などの法廷ドラマが好きでよく見ていたので、「異議あり!」を言えた時はやはりうれしかったです(笑)。
そして、法廷に立つ時はただ話すだけではなく、いかに裁判長を味方にできるか、傍聴席にいる方々に共感してもらえるかを考え、抑揚や感情の変化をどう見せていくか、ということに気を付けながら臨んでいます。これまで学校の授業でプレゼンをしたり、人前で話す機会もありましたが、実はあまり得意ではなくて…。相手の興味を引くような話し方というのはたくさん練習しないとできないことで、楽しさと同時に難しさも感じています。ただ、専門用語という点では聞きなじみのある言葉が多く、そういう意味でもこれまで見てきたドラマに助けていただいています。 

幸澤沙良

◆みやびは黒木瞳さん演じる祖母の華、大東駿介さん演じる弁護士の先輩・早見とのやりとりも多く登場しますが、お二方の印象はいかがですか?

黒木さんは初めてお会いした時から、凛とされている上品な方というイメージです。私は「おばあちゃん」と呼んではいけない華さんとみやびのクスっと笑える掛け合いが大好きなのですが、しっかりしていると思いきや少し抜けている部分もあるのがすてきですよね。そして、早見を演じる大東さんはまるでお兄ちゃんのような温かさを感じる方。華さん同様に、いい意味でギャップが魅力的なキャラクターだなと思っています。

◆幸澤さんが主演を務めるのは2022年放送のドラマ『差出人は、誰ですか?』(TBS系)以来となりますが、当時から成長を感じる部分は?

『差出人は、誰ですか?』の時は本当に何も知らない状態だったので、それこそカメラを向けられることに慣れたというのが一番大きいかもしれません。特に最初の頃はカメラを向けられると思うように動けなくなってしまっていたので、そこは自分でも成長できたのかなと。あと、今までは失敗するとすぐに気持ちが下降してしまい、ネガティブに考えてしまいがちだったのですが、最近は少しポジティブになれた気がしていて。自分の気持ちを上に持ち上げられるようになったなと思います。

◆今回は座長として、どのような心持ちで臨んでいますか?

私は俳優として経験も浅く、実力もまだまだで、本来座長としてやるべき役割をこなせる自信はないのですが、自分にできることを精一杯やり、楽しみながら面白い作品を作れるように頑張っていきたいです。きっとこれからも周りの方に迷惑をかけてしまうと思うのですが、失敗しても落ち込まず「よし、頑張るぞ」とすぐに切り替え、前向きに取り組んでいけたらと思っています。

◆お芝居のため、日々取り組まれていることはありますか?

まず、やはりいろいろな作品を見るようにしています。そして、今回は法廷での真面目なシーンだけでなく、コミカルなシーンもあるので、そういう場合の間の取り方やせりふの言い方などを勉強したく、コントやお笑い番組も見るようになりました。

幸澤沙良

◆みやびは法律関連にのみ天才的な能力を発揮するということですが、幸澤さんが得意なことは?

え~! なんだろう…(笑)。でも、特技はテニスで、小学生のころから習い事や部活で89年ぐらいやっていたので結構自信があります。あと、知識的な意味でいうとアニメや漫画も詳しい方かなと思います。

◆それでは、みやびにとっての六法全書同様、幸澤さんにとってなくてはならない存在は?

お母さんです。いつも心身ともに支えてくれているのはもちろん、台本の読み合わせを一緒にやってくれたり、お仕事のことも手伝ってくれて。いろいろな面でサポートしてもらっていて、本当にかけがえのない存在です。

◆最後に、今後の見どころをお願いします。

2話(426日放送)では、みやびがJKと弁護士の姿を行き来するハラハラなシーンが登場します。今後もJKとして学校生活を送るおっちょこちょいなみやびと、弁護士として法廷に立つカッコいいみやびという、そのギャップにご注目いただけたらうれしいです!

PROFILE

幸澤沙良
●こうざわ・さら…2005927日生まれ。神奈川県出身。O型。「TBSスター育成プロジェクト『私が女優になる日_』season2」でグランプリを獲得し、『差出人は、誰ですか?』(2022年)で主演デビュー。

番組情報

『JKと六法全書』
テレビ朝日系
毎週金曜 午後11時15分~深夜0時15分ほか 

番組公式HP:https://www.tv-asahi.co.jp/jk-roppouzensho/

●photo/徳永徹 text/片岡聡恵

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幸澤沙良

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<応募締切>
2024年4月29日(月・祝)午後11時59分

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