『ビリオン×スクール』(フジテレビ系 毎週金曜 午後9時~9時58分 ※初回15分拡大)が、本日7月5日(金)放送スタート。主演の山田涼介が囲み取材に応じた。
本作は、日本一の財閥系企業のトップであり“億万長者=ビリオネア”の主人公が、身分を隠して学校の教師となり、さまざまな問題に直面しながらも生徒と共に成長していく姿を描くオリジナルストーリーの学園コメディー。
私立絵都学園で「やる気ゼロ、才能ゼロ、将来性ゼロ」の生徒が集められた3年0組に新しい担任がやってくる。通称“ゼロ組”と呼ばれ、バカにされてきた底辺クラスに赴任してきたのは、容姿端麗だが、どこかクセのある教師・加賀美零(山田涼介)。学校の常識が全く通用しない、資産も行動力も“ケタ外れ”なこの教師。その正体はなんと、日本を代表する財閥系グループを継いだCEOで、まさかの“億万長者=ビリオネア”だった。
時代は変われど、思春期の子供たちが抱える問題の根底は変わらない。それなのに、教育現場は変わる一方。怒ってはいけない、何かを強制してはいけない、呼び捨てにしてはいけない、生徒に踏み込み過ぎてはいけない。「このAI時代に、教師は必要か?」と嘆かれる昨今、そんな常識をぶち壊すニューヒーローが現れる。
ついに初回放送日を迎えた本日。放送を目前に控えるタイミングで、山田が本作への思いを語った。
山田涼介 コメント
◆本日放送スタートとなります。今の率直な気持ちを教えてください。
もう、早く見ていただきたいなって思っています。僕も見せてもらいましたけど、ものすごく満足のいく仕上がりになっていました。自分が出ている作品で素直に笑ったり面白いと思ったり、客観的に見られる作品がなかったので、“それだけ気楽に見てるドラマなんだな、俺”と思って。どの年代の方にも楽しんでいただける作品ができたと自信を持っているので、見てほしいです。
◆自信作であることが伝わってきます。山田さんご自身は本作にどんな感想をお持ちですか?
ドラマとか映画でよく「笑いあり、涙あり」って言いますけど、 本作は「笑いあり、笑いあり、笑いあり、涙あり」だと思います。ずっとくすくす、くすくすしていたなって。ふざけているわけではないけれど、真面目にやってる様子が、おもしろおかしく映っているんですよね。みんなのキャラが濃いですし、でも加賀美が生徒に向けて芯食った言葉を投げたりもするので、ぐっとくるようなシーンもあり。バランスよく、緩急のあるドラマだと思っています。
◆教室にも職員室にも、濃いキャラクターが満載ですよね。
生徒のパートは、生徒が何かを抱えていたり、葛藤しているさまが描かれているので、真剣なパートになっています。一方で、職員室は笑いのパートだと、自分の中で分けて認識しています。特にこの作品の前半は、そういったメリハリ、コントラストがすごくしっかりしているので面白いと思いますよ。
◆中でも教頭役・永野宗典さんのアドリブがすごいと聞いています。
あの人とのお芝居はやりたくないです(笑)。アドリブが予期せぬ方向からと飛んでくるんですよ。ここ台本でしゃべってないでしょってところばかりしゃべっているから、あれ、俺の次のせりふどこで言えばいいんだっけ、みたいなこともあるし(笑)。僕、今までいっぱい作品やってきましたけど、初めて笑いすぎてせりふが出せなかったみたいなのがテストでありました…翻弄されていますね。対応できているかどうか不安でしょうがないです。瑠東(東一郎)さんがどういう編集をしているのか、そこにかかっています(笑)。
◆生徒役の方とのコミュニケーションはいかがでしょうか?
特に意識はしていないですね。クランクイン前は会うのにちょっとドキドキしていましたけれど、会ってみたらやっぱりみんなかわいい生徒ですし。年齢は離れていますが、すごくしっかりしているんですよね、お芝居もすごく上手ですし。しっかりしてますよ、皆さん。立派で何も教えることなくて、どうしようって感じです(笑)。
◆作品に登場する生徒たちはさまざまな思いを抱えていると思います。山田さんご自身には思春期はあったのでしょうか?
僕、反抗的な時がないと言ったらないし、ずっとと言ったらずっとなんですよ、今もなお(笑)。反抗的ではないのかもしれないですけど、意見をちゃんと言うタイプなんですね。ちっちゃい頃からそうで、“なんだよババア”みたいな、そういう時期はなかったです。
◆いい息子さんで…。
いや、いい息子ですよ! 11歳からこれだけいろんなことを頑張って、親孝行していますからね、めっちゃいい息子だと思います(笑)。
◆山田さんご自身もこれまでに数々の作品で生徒役を演じられてきましたが、影響を受けた先生はいましたか?
『スクラップ・ティーチャー』に出演したとき、八嶋智人さんが休憩中に生徒の相談にのっていたんです。その姿は子供ながら見ていてすてきだなと思っていましたし、今僕も何か相談事があれば答えられる範囲で答えようと思っています。八嶋さんのあのスタンスはすてきだなと思ったので、 鮮明に覚えていますね。
あとは、僕が初めて主演をやらせてもらったドラマが16歳の頃で、その時に石原さとみさんが先生役でいてくれたんですけど、そのドラマをすごくいい思い出にしてくれたんですよ。なので、みんなにとってそういう存在になれたらいいなっていうのは自分の中で思っています。
◆また、本作は山田さんと光井ひかる役・志田未来さんの約17年ぶりの再共演という点でも話題を呼んでいます。
志田は本当に変わらないですね。見た目ももちろん、声とかもそんなに変わっていないし、“時止まってるな”っていう印象がありました。でも、同じシーンで並んでお芝居をしたときに、昔の記憶がフラッシュバックして。懐かしい記憶がよみがえりました。この子の演技はあの時はこうだったけど今こうなってるんだ、と親戚のおじさんみたいな(笑)。でも、本当に不思議な気持ちになりましたね。大人になったんだなって。
◆志田さんのお芝居に変化を感じられたんですね。
口で説明するのは非常に難しいんですけれど、受けのお芝居のうまさが際立っているなというか。すごいな、俺だったらそこはそうやっていかないもんな、という志田ならではの演技で。永野さんや坂口(涼太郎)さんのアドリブにも全部対応していてすごいですよ。精密な感じがしました。
◆ところで、山田さんは放送に向けて、今日まで番宣にもたくさん参加されました。
『BABA抜き最弱王決定戦~2024夏~』でとった「最弱王」は、たくさんの方から「最弱王おめでとうございます」ってくるんですよ…文面的にもよく分かんないことになっていて、うれしいようなうれしくないようなみたいな。でも、たくさんテレビに映れたってことで良しとするか、って自分では思っています(笑)。
◆うれしいんですね。
貪欲ですから…!(笑)
◆さて、CEO、億万長者、天才的な頭脳…と最上級の言葉が並ぶ加賀美ですが、役と向き合っていく中で加賀美の人間的な一面は見えましたか?
分かんないですね…横柄ですし、自分の言うことを曲げないし。でも、根っこの部分で人としての熱いものがちゃんとあって。“加賀美らしく”と無理に相手に届けようとする、とかではなくて、“こう思っているから、俺はこれを言う、おまえがどう拾おうが自由だぞ”っていうスタンスなんです。だから、生徒とちゃんと向き合って対話するシーンのお芝居が意外と難しくて。苦労していますし、頑張っている部分の1つでもあります。
変なやつだなとは思っていますが、いろんな顔があって面白い。話を重ねるごとに加賀美の面白い部分を画に残そうっていう気持ちも強くなっています。視聴者のみんなと自分自身で加賀美を育てていければなと思いますね。
◆最後に、初回・第1話の注目ポイントを教えてください。
もちろんアクションシーンのような派手なシーンもそうなんですけど、会話劇であったり、生徒の思いを見てほしい1話になっています。生徒によって思いはそれぞれ違うので、それに伴って1話ごとに楽しみ方も変わってくると思いますし、見え方も変わってくると思います。そこに木南(晴夏)さん演じる芹沢と加賀美がどのようなアプローチで解決していくのかというドラマになっているので、リアルタイムでぜひ、見ていただけたらいいなと思います。
番組情報
『ビリオン×スクール』
フジテレビ系
2024年7月5日(金)スタート
毎週金曜 午後9時~9時58分 ※初回15分拡大
<キャスト>
山田涼介、木南晴夏
水沢林太郎、松田元太(Travis Japan)、大原梓、山下幸輝、奥野壮、柏木悠(超特急)、上坂樹里、倉沢杏菜、小宮山莉渚
志田未来、坂口涼太郎、永野宗典、MEGUMI
安達祐実、水野美紀、市村正親 ほか
脚本:我人祥太(『潜入捜査官 松下洸平』)ほか
主題歌:Ado「ルル」(ユニバーサルミュージック)
プロデュース:江花松樹(『うちの弁護士は手がかかる』『クライムファミリー』ほか)
演出:瑠東東一郎(『うちの弁護士は手がかかる』『Gメン』『極主夫道』『おっさんずラブ』シリーズ)、西岡和宏(『元彼の遺言状』『親愛なる僕へ殺意をこめて』)ほか
公式HP:https://www.fujitv.co.jp/billion_t_school/
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