【#今旬コレクション】水沢林太郎『ビリオン×スクール』で担任役の山田涼介とは“心地のいい距離感”「常に見守ってくださっている感じです」

特集・インタビュー
#今旬コレクション
2024年08月30日

【#今旬コレクション】水沢林太郎

テレビ情報誌「TV LIFE」で、今後さらなる活躍が期待されるネクストブレーク俳優の魅力を紹介する連載「#今旬コレクション」。WEB版では、本誌に収まりきらなかったエピソードをスペシャル動画も交えて紹介します。第88回はドラマ『ビリオン×スクール』(フジテレビ系)に出演中の水沢林太郎さんが登場です。

「#旬コレ 7seconds CHALLENGE」水沢林太郎

◆表の顔は高校教師、裏の顔は“億万長者=ビリオネア”のCEOである主人公・加賀美零(山田涼介)が、さまざまな問題に直面しながら生徒と共に成長していく姿を描く本作。山田さんを座長とした現場の雰囲気はいかがですか?

山田さんはいろいろな考えや思いを持って僕たち生徒役キャストに接してくださっています。近からず遠からずのとても心地のいい距離感で、常に僕らを“見守ってくださっている”という感じです。なにげない日常の話から相談までいろんな話を聞いていただくこともあって、とても頼らせていただいていますし、お芝居の面でも常に勉強させていただいています。

◆第1話は水沢さん演じる生徒・西谷翔のメイン回でしたね。

ドラマ自体にとっても大切な“初回”で、西谷の抱えている問題や彼のキャラクターが描かれました。監督とは何度もお話をさせていただいてから臨みましたし、チームの皆さんの熱量を肌で感じる瞬間がとても多くて、僕も今持っている全てをぶつけ、少し大げさかもしれませんが、人生を賭けるぐらいの気持ちで演じました。1話の終盤シーンでは、加賀美先生の言葉の強さやそれを真っすぐに届けてくださる感じが圧巻で。加賀美先生の言葉を聞いていたら西谷としてうそ偽りない涙が流れてきました。

【#今旬コレクション】水沢林太郎

◆西谷というキャラクターは1話で完全につかめていたのですか?

話が進むごとに生徒同士の関係値も変わっていくので、1話でつかんだ西谷のキャラクターをベースにしつつ、少しずつ変化をしています。ただ、ゼロ組に転落する前の本来の彼は“自分のいる場所をより良く、より楽しくしたい人間”なので、そこは忘れずにいたいなと思いますし、自分とちょっと似ていると思うところもあるので共感できますね。僕自身もスタッフさんに「(生徒役の)ムードメーカー」と言っていただいたのですが、せっかくやるなら何事も楽しんでやりたいですし、今回西谷がわりとみんなを引っ張っていくキャラクターというのもあって他の生徒や先生役の方々と積極的にコミュニケーションを取るようにしています。でも馴れ合いになって緊張感がなくなるのは違うと思っているので、和やかに雑談をすることもありますが、お互いに役の目線に立って「このシーン、どう思う?」みたいな話をすることもこの現場はすごく多いです。

◆加賀美は型破りな教師ですが、水沢さん自身は彼のような教師像をどう思いますか?

間違いなく保護者ウケは悪そうだけど(笑)、生徒からは意外と人気が出るんじゃないかなって思います。“先生”という立場の方って、得も言われぬ安心感や絶対的な強さを持っている気がして。僕が小中高と出会ってきた先生にも必ずありましたし。加賀美先生もそれがすごく強く出るキャラクターだから、水沢林太郎として加賀美先生に出会っていたらすごく好きになるだろうなって思います。

【#今旬コレクション】水沢林太郎

◆加賀美先生が高校の担任だったら、相談したいことやお願いしたいことはありますか?

将来的に先生の企業「加賀美グループ」のどこかに就職させてもらえませんか?ってお願いしたいです(笑)。ちょっとズルいですが、下手なことさえしなければ一生安泰な気がします(笑)。

◆(笑)。高校が舞台の作品ということで、水沢さんご自身はどんな学生でしたか?

僕は高校から芸能活動を始めたこともあって、学校の思い出が少ないんです。中学時代もこれといって熱中したものがあるわけなくて。クラスの中では特定の友人グループに所属するわけでもなく、その時々で“いたい人といる”って感じでした。

◆その群れない感じは西谷とも通じるものがありますか?

西谷は多分、グループにいる・いないってことを考える人間でもないのかなと思います。気付いたら周りが楽しくなっているというのが彼にとって心地良い瞬間なのかなって。“今この人といたい”とか“今この人に届けたい”っていう感情に対して素直に動く西谷にはとても共感できます。

【#今旬コレクション】水沢林太郎

◆ドラマはいよいよ終盤。どんなふうに撮影に挑んでいきたいと考えていますか?

最終話に向けて西谷がどんどん魅力のあるキャラクターになっていったらうれしいですし、それをしっかり演じることができたらなと思います。プライベートでも今の役の感覚を切りたくなくて、あえて気分転換する時間は作っていないんです。うまく言葉にできないのですが、今切り替えると西谷の心の奥にあるものをどこかに忘れてきてしまう気がするので、このキャラクターの感覚をまとったまま最後まで駆け抜けたいです。

◆今後は一体どんな展開になっていくのでしょう?

クラスの1軍メンバーの子たちと距離が縮まればいいなと思いますし、もっと言うと西谷は生徒同士の橋渡しのようなポジションに映っていたらいいなと思って僕は演じているので、そこを目指してこの先も頑張りたいです。何より楽しんで演じていけたらいいなと思っています。

PROFILE

みずさわ・りんたろう…2003年2月5日生 まれ。埼玉県出身。B型。「MEN’S NON-NO」専属モデル。主な出演作はドラマ『マイ・セカンド・アオハル』など。 Netflixシリーズドラマ『恋愛バトルロワイヤル』が8月29日(木)より世界配信されるほか、来年1月スタートの大河ドラマ『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』(NHKほか)に出演する。

●photo/干川 修 text/園山円佳

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