菜々緒主演『無能の鷹』今夜スタート 脚本・根本ノンジ「“くだらないことを大真面目にやる”というコメディの神髄」【第1話あらすじあり】

ドラマ
2024年10月11日
『無能の鷹』
『無能の鷹』

10月11日(金)スタートの菜々緒が主演を務める金曜ナイトドラマ『無能の鷹』(テレビ朝日系 毎週金曜 午後11時15分~深夜0時15分ほか)で脚本を手掛けた根本ノンジのコメントが到着した。

本作は、女性コミック誌「Kiss」(講談社)で連載中のはんざき朝未による同名人気漫画を実写ドラマ化。主人公の鷹野ツメ子(たかの・つめこ/菜々緒)は、スマートな身のこなしに落ち着いた声。自信に満ちあふれているのに謙虚な立ち振る舞い。どこからどう見ても中堅エース級の風格を備えていて、超有能そうな見た目なのに、実は衝撃的に無能で…。

一方、鷹野と同期入社の鶸田道人(ひわだ・みちと/塩野瑛久)は、本当は仕事ができるのに、見るからに無能そうな残念サラリーマン。しまいには、社内ニートとなっている鷹野の相棒役を押し付けられ、不運すぎる社会人生活をスタートさせる。しかし、やがて“有能に見える女”と“無能に見える男”の最強タッグが奇跡を起こす。

本作の脚本を手掛けたのは、根本ノンジ。『フルーツ宅配便』(2019年/テレビ東京系)、『監察医 朝顔』シリーズ(フジテレビ系)、『ハコヅメ〜たたかう!交番女子〜』(2021年/日本テレビ系)、『正直不動産』シリーズ(NHK)、『パリピ孔明』(2023年/フジテレビ系)をはじめ、現在はNHK連続テレビ小説『おむすび』(2024年)で原作・脚本を務めている。

根本ノンジ(脚本)コメント

◆脚本を書かれたときの思い、特に大事にされたことなど教えてください。また、『無能の鷹』という作品の魅力はどんなところにあるとお感じでしょうか?

原作の魅力は、脱力コメディと思わせ、読んでいくうち「これってもしかして哲学的な事言ってる?」と深いところに連れていかれ、でも「いや、やっぱりコメディだよね、うんうん」と油断させつつ「でも鷹野みたいな生き方できたらすてきだよね~」とまろやかに心を動かされるところだと思いました。そんなすてきな原作の世界観を壊さず、映像作品としてより豊かなものになるよう映像化チーム一丸となって、心を込めて作らせていただきました。

◆ひと足先に第1話をご覧になられたそうですが、いかがでしたか? また、第1話の一番好きなシーンを教えてください!

素晴らしかったです。菜々緒さんをはじめキャストの皆さんと演出の村尾(嘉昭)監督のおかげで『くだらないことを大真面目にやる』というコメディの神髄を見れました。好きなシーンだらけなんですが、しいてあげるならオフィスのシーンで鷹野が急に語りはじめるところが団体芸のようで最高でした。

◆菜々緒さんが演じる、圧倒的無能なヒロイン“鷹野ツメ子”の無能っぷりはいかがですか?

この役って本当に演じるのが難しいと思います。何考えてるか分かんないし、生活感もないし、現実離れしていて、フィクション度が相当高い。それを演じ切るには、人並外れて現実離れした俳優さんじゃないと務まらない。まさしく菜々緒さんしか演じられない役だと思いました。

◆初回放送を前に最終話まで書き上げているそうですが、今はどのようなお気持ちですか?

連ドラはオンエアに追われながら脚本を書くのが当たり前のようになっていますが、キャスト、スタッフのことを考えると、早めに最終話まで脚本があった方がクオリティが上がると思うので今後こういう形は増えていくんじゃないでしょうか。ただプロデューサーの貴島(彩理)さんと、かなり前から準備を始めていて打ち合わせが生活の一部になっていたので、それがなくなるのがちょっと寂しい。

◆撮影現場も訪問されたとのことでしたが、実際に訪れてみていかがでしたか?

現場の雰囲気も明るく、和やかで良い作品になるなあという予感がしました。原作者のはんざき朝未先生もいらしていて、お会いできて光栄でした。

◆視聴者へのメッセージをお願いします。

このドラマは鷹野という孤高の存在を中心に、どの会社にもいそうな人たちの悩みもふんわり描いています。お仕事で疲れた金曜の夜、ゆる~く観ていただきつつ、何となく『来週もめんどいけど仕事がんばるかー』と思ってもらえると、とっても幸せです。

第1話(10月11日(金)放送)あらすじ

50社受けて、ほぼ全滅。就職活動で大手企業では全滅した鶸田道人(塩野瑛久)は、のちに勤めることになるITコンサルティング会社「TALON」の面接会場で、鷹野ツメ子(菜々緒)と出会う。スマートな身のこなし、公共放送のアナウンサーのようなきれいな声、余裕のあるほほ笑み…圧倒的な“デキるオーラ”を醸す鷹野に、ひと目で「デキる人」だと直感する鶸田。
翌年、無事にTALONに入社した鶸田は、面接の時に一目置いた憧れの鷹野と同じ営業部に配属される。真剣な表情で、颯爽と作業をこなす彼女だが、なんと入社して3か月、資料のホチキス留めしかしていなくて(それさえもズレまくっている)…そう、鷹野はそのいかにもデキそうな容姿とは相反し、圧倒的に“無能”だと発覚。社内ニートになっていたのだ。
鷹野の指導係である鳩山樹(井浦新)、鶸田の指導係・雉谷耕太(工藤阿須加)、鵜飼朱音(さとうほなみ)らが見守る中、「難しいことを考えると頭が痛くなる」とパソコンでのグラフ作成もままならず、「何が分からないのかが、分からない」と笑顔で肩をすくめる鷹野。こんなに無能な人間が存在するはずがない…能ある鷹は爪を隠すっていうし…秘められた能力があるのでは、と勘ぐる同僚たちの期待は、ことごとく、美しく、裏切られていく。
一方鶸田は、初対面の相手から向けられる、自分を値踏みするような視線に臆してしまい、契約が取れない日々が続く。「第一印象最弱の自分は、営業職に向いていないのでは…」と悩んでいたところ、うっかり部長の朱雀又一郎(高橋克実)が、無能すぎる鷹野をクビにしようと密談している姿を目撃。どこか他人事ではない気持ちになった鶸田は、鷹野を営業のパートナーに指名する。

番組情報

金曜ナイトドラマ『無能の鷹』
テレビ朝日系
2024年10月11日(金)スタート
毎週金曜 午後11時15分~深夜0時15分ほか

出演:菜々緒、塩野瑛久、井浦新、工藤阿須加、さとうほなみ、高橋克実、安藤玉恵、土居志央梨、宮尾俊太郎、永田崇人 ほか

原作:はんざき朝未「無能の鷹」(講談社「Kiss」連載)
脚本:根本ノンジ
音楽:鈴木真人
演出:村尾嘉昭、棚澤孝義、高橋由妃
エグゼクティブプロデューサー:内山聖子(テレビ朝日)
プロデューサー:貴島彩理(テレビ朝日)、本郷達也(MMJ)
制作著作:テレビ朝日 MMJ

ホームページ:https://www.tv-asahi.co.jp/muno_no_taka/
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©はんざき朝未/講談社

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