遠藤憲一、大橋和也、あのらが“総理大臣になったらしてみたいこと”を発表『民王R』制作発表

ドラマ
2024年10月18日
『民王R』
『民王R』©テレビ朝日

遠藤憲一が主演を務める火曜ドラマ『民王R』(テレビ朝日系 10月22日スタート 毎週火曜 午後9時~9時54分)の制作発表記者会見が行われ、遠藤をはじめ、大橋和也、あの、山時聡真、山内圭哉、金田明夫が登壇した。

2015年7月期に金曜ナイトドラマ枠で遠藤憲一・菅田将暉のW主演で放送された『民王』。作家・池井戸潤が2010年に発表した同名小説を初めてドラマ化し、現職総理大臣とおバカな息子の心と体が入れ替わるという大珍事を時にシニカルに、時にハートフルに描き、人気を博した。そんな『民王』が『民王R』として9年の歳月を経て再起動する。

前作『民王』で総理大臣・武藤泰山を演じた遠藤憲一が本作でも同役を演じ、泰山の書生・田中丸一郎太役で大橋和也、公設第一秘書・冴島優佳であの、警視庁公安部の刑事・猫田マモル役で山時聡真、さらに溝端淳平、満島真之介、岸部一徳らが共演する。息子と心と体が入れ替わってしまうという未曾有の事態に見舞われながらも総理大臣を務め上げ、まもなく政界を引退しようかという泰山に、再び総理の打診が…。そんな矢先、またしても“入れ替わり”という大珍事が襲いかかる。しかも、今回の“入れ替わり対象”は「全国民」。毎話泰山と誰かがランダムに入れ替わってしまうという奇想天外なストーリーが展開される。

会見冒頭では、遠藤から前日に訃報が伝えられた西田敏行さんへの追悼が。「『ドクターX』でご一緒していたとき、私は西田さん演じる蛭間の部下である海老名を演じていました。能なしの海老名を西田さんがアドリブでイジり倒してくれて、それで僕自身も知らなかった自分のコメディ部分をたくさん引き出してもらったんです。それを経て、この『民王』のようなコメディ作品で面白い役をいただけるような役者に成長させていただきました。西田さん、この場をお借りして本当に感謝申し上げます」と感謝の思いが述べられた。

あらためて会見がスタートし、撮影現場でのエピソードとして遠藤が「金田さんは役が抜けてもずーっとにぎやか。山内君はいつも面白いネタを持ってる。2人とも9年前からちっとも変わってない」と明かすと、山内は「なんか面白いことないの? っていう小学生みたいなムチャブリをしてくるんですよ(笑)」と前作から続投の3人の絆の強さを見せた。

一方、今作から新たに『民王』の世界に加わったメンバーも現場の楽しさを強調。大橋は「クランクインのときはめちゃめちゃ緊張していたのですが、皆さんがすごくしゃべりかけてくれて、不安を取り除いてくれました。今は現場に来るのが楽しくて、常に皆さんに会いたいです」と。

あのも「現場はホコリとか蜘蛛の巣とかがある環境なんですけど、皆さんのおかげで気分良くいられます。好きなことを思い切ってやっていいよ、ってエンケンさんにも言ってもらえてうれしいです」とすっかりなじんでいる様子を見せた。また、自身が演じる優佳の毒舌キャラには「よく言った!」と思っているそうで、「僕もどいつもこいつもくそったれ! と思って生きているので、共感できます」と話し、会場の笑いを誘った。

さらに山時も「本当に現場に来るのが楽しい。まだ10代なんですけど、思い切りやらせていただけていてありがたいです」と感謝を述べ、チームワークの良さをのぞかせた。

『民王R』
『民王R』©テレビ朝日

今作では「入れ替わり対象が全国民」ということで、何人もの相手と入れ替わってしまうことになる武藤泰山。演じる遠藤は「聞いたときは楽しそうと思ったけど、思うのとやるのとは大違い! 四苦八苦しながら、いっぱいいっぱいでやっています!」と役作りでの苦労を語り、「相手の特徴をつかむだけでもだめ。毎場面、現場のみんなの声を聞き、成長しながらやっています」と明かした。

そんな遠藤の奮闘を間近で見ている大橋は、「1日に別の話を撮ることもあるので、そのたびに違う人になっている遠藤さんを見ると、すごいなって感動します」と尊敬のまなざし。金田も「この顔(ワニ顔)なのに、不思議とその入れ替わってる相手に見えてくるんですよ」と遠藤の演技の幅に脱帽している様子だった。

さらに、日々の過酷な撮影で疲れを見せる遠藤を、大橋はハグなどで励ましているそう。その流れから全員で円陣を組もうとした際には、あのから「円陣は嫌」と拒否されたことをあのの口まねをしながら告白し、会場を沸かせた。

『民王R』
『民王R』©テレビ朝日

また、登壇したキャスト陣によるフリップトークも。「自分が総理大臣になったら何をしたい?」という質問には、山内から「『パーティー』。盛大なパーティーを開いて裏金がどれくらい集まるのか知りたい」という答えが飛び出し、大橋からは「国民全員に自己紹介ギャグをもたせる♡」という大橋らしい回答が。「プリン食べすぎてお尻プリンプリンでけっこう覚えてもらえるので、皆さんも!」と勧め、「僕何個も持ちネタあるので、よかったらあげます!」と宣言すると、山内からはすかさず「いらん!」とツッコミが飛んでいた。

さらに、あのからは「50円玉をドーナツにする」という“あのワールド”がさく裂した回答が。「ドーナツを3か月食べ続けていたくらい好き。50円玉になったそのドーナツでドーナツを買いたい」という発言には遠藤も「あのちゃんの頭の中のぞいてみたい!」と笑顔を見せた。

また、「この中で入れ替わるとしたら誰がいい?」という質問では大橋が大人気に。「なんの迷いもなくお尻プリンプリンとか言ってみたい」と山内が理由を語ると、山時は「皆さんに愛されてるアイドルの大橋君、うらやましかった」、あのも「車の運転上手、料理も上手、金田さんがずっとしゃべっているのを楽しく聞いていたり、カメラ回ってないときにエンケンさんのお尻をマッサージしてあげていたり、コミュニケーション能力が高いし、懐に入るのが上手」と絶賛。金田も「アイドルですもん! 歌うまい、ダンスうまい、トークもできる。僕が大橋君の歳のころはバイト3つ掛け持ちですよ」と語った。

最後には、遠藤が「今作『民王R』の見どころは入れ替わりだけではありません! ここにいるメンバーだけでなく、第1話でも続々新しいキャラが出てきます。こんなに楽しいドラマは他にはないので、ツッコミ入れながら、楽しく大笑いしながら見ていただけたらうれしいです」と作品をアピールし、会見を締めくくった。

第1話初回拡大スペシャル(10月22日(火)放送)あらすじ

9年前には内閣総理大臣を務めながらも、今では政治家人生の引退を間近に控えている武藤泰山(遠藤憲一)。サウナ議連、お寿司議連、デザート議連…とのんびりした議員生活を送っていた泰山の元に、民政党最大派閥を率いる二木正一(岸部一徳)から連絡が入る。支持率が史上最低の5%を記録し、後に控える候補者たちも失言、裏金、女性問題と不祥事のオンパレード。結党以来の窮地に立たされた民政党を救うべく、泰山は再び総理大臣の座に就くよう命じられる。
一度は断るものの、二木の説得により「とりあえず」総理大臣の職を引き受けることにした泰山。再び官房長官の座に就けることを喜ぶ狩屋孝司(金田明夫)、そして書生の田中丸一郎太(大橋和也)とともに新たな公設第一秘書を探す泰山の元に、前任秘書・貝原茂平の推薦だという冴島優佳(あの)がやってくる。
成田育英財団出身の優秀な人材だという優佳は、さっそく武藤内閣の閣僚案を提案。政治のしがらみにとらわれない斬新な案に目を見張る泰山だったが、結局閣僚人事は二木の意向を反映したものにせざるを得ず…。
翌日、政治評論家の蓮沼清彦(満島真之介)らとテレビの生放送に臨んでいた泰山は、途中激しい頭痛に襲われ、意識を失ってしまう。そして目覚めた泰山は、再び入れ替わりの事態に見舞われたことに気づく。
そこに現れた警視庁公安部の新田理(山内圭哉)と猫田マモル(山時聡真)により、今回の入れ替わりが某国のハッキングによるものであることを知らされ…。

番組情報

『民王R』
テレビ朝日系
2024年10月22日スタート
毎週火曜 午後9時~9時54分

<出演>
遠藤憲一、大橋和也(なにわ男子)、あの、山時聡真 ほか

<スタッフ>
Inspired by 池井戸潤『民王』(文春文庫・角川文庫)
脚本:加藤陽一、後藤賢人 ほか
監督:草野翔吾、山本大輔、佐藤恵梨子
音楽」井筒昭雄
エグゼクティブプロデューサー:三輪祐見子(テレビ朝日)
プロデューサー:飯田サヤカ(テレビ朝日)、田中真由子(テレビ朝日)、菊池誠(アズバーズ)、岡美鶴(アズバーズ)
制作協力:アズバーズ
制作:テレビ朝日

ホームページ:https://www.tv-asahi.co.jp/tamiou/
X:https://x.com/tamioudrama
Instagram:https://www.instagram.com/tamioudrama
TikTok:https://www.tiktok.com/@tamioudrama

©テレビ朝日

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