特別番組『放送65年 おかあさんといっしょの魔法』(NHK総合 午後7時57分~8時42分)が、10月30日(水)に放送される。出演者会見に第11代 歌のお兄さん・横山だいすけ、古屋光昭プロデューサーが登壇した。
『おかあさんといっしょ』の放送が始まったのは、1959年10月5日。当初から文学、音楽、美術などさまざまな分野の第一線で活躍する外部クリエイターたちが携わり「子供にこそ最高のものを見せなければならない」という強い信念の下で制作された。それから65年、子供たちが笑顔で健やかに育つように、保護者の皆さんの“育児の伴走者”となれるようにと放送を続けている。
今回の特別番組では、番組の収録現場の一部始終をテレビ初公開する。古屋光昭プロデューサーは「子供のための番組なので、裏側やこちらの努力を見せるのは野暮だと思っていました。でも、自分自身も番組に携わっていく中でいろんなものを教わったり研究していく中で、節目の年に皆さんにも(収録現場を)少しお見せして、伝えていってもいいんじゃないかなと。そういった思いからこの企画が生まれました」と意図を説明した。
そんな『おかあさんといっしょ』のバトンは53人のお兄さん、お姉さんが受け継いできた。横山は「お兄さんになって“ああしなさい”と言われたことは1つもありませんでした。『どんなことやったらいいですか』と先輩方に聞いたところ、皆さん『だいすけ君はだいすけ君なりにやっていいんだよ』とおっしゃるんです。そして、あの場に立って体を動かしているうちに、自然と大切なものを感じるようになります。53人がつないできた65年ですが、みんなそれぞれのカラーがちゃんとある。どういうふうにしたら楽しんでもらえるかな、思い出を一つ持って帰ってもらえるかなと考えていると、自然とああいった形になっていくのかなと感じました」と。
また、横山は「番組50周年のときに『ありがとうの花』という歌がありました。当時、古屋さんから『ありがとうの花』は番組を見てくれたかつての子供たち、今見てくれている子供たち、そしてこれから見るであろう子供たちに届けたいメッセージが込められていると聞き、あらためて『おかあさんといっしょ』がこれだけ長く続いているのは見てくれている皆さん、そして愛してくれてる人がいるからこそだと思いました。65年前に見てくれた人、そして今も見てくれている人たちに“ありがとうございます”とともに、“これからもぜひ愛してください”と伝えたいです」とメッセージを送った。
番組情報
『放送65年 おかあさんといっしょの魔法』
NHK総合
2024年10月30日(水)午後7時57分~8時42分
『おかあさんといっしょ』
Eテレ
毎週月~土曜 午前7時45分~