

『林修の今知りたいでしょ!2時間SP』(テレビ朝日系)が、2月20日(木)午後7時~9時に放送される(一部地域を除く)。
普段は教える立場の林修が生徒となり、国民が“今”知りたいテーマを、さまざまなジャンルの専門家の下、深掘りして学んでいく『林修の今知りたいでしょ!』。今回は、学術論文が引用される回数が多く、今後ノーベル賞の受賞が有力視される世界の研究者に贈られる「クラリベイト引用栄誉賞」を受賞した睡眠学の世界的権威・柳沢正史先生を講師に迎えて「睡眠のお悩み 世界的権威が全部解消SP」を送る。ゲスト学友は浮所飛貴(ACEes)、潮紗理菜、鈴木砂羽、塚地武雅(ドランクドラゴン)。
浮所は「ぐっすりは眠れているので、睡眠の質はいいかもしれないけれど、最近忙しくて睡眠時間が短い」と言い、塚地も「寝ても寝ても、ずっと眠たい」とそれぞれに悩みを抱えている様子。しかし、柳沢先生によると、この睡眠の自己評価は当てにならないと言う。柳沢先生の最新研究によると、十分に眠っていると感じている人たちと、睡眠に不調があると感じている人たちの脳波をそれぞれ測定したところ、十分に眠っていると感じている人の約45%に睡眠不足の疑いがあり、逆に睡眠に不調があると感じている人たちの約66%が実際はよく眠れているという結果に。これを「睡眠誤認」といい、放っておくと睡眠の状態を悪化させる可能性もあるという。そこで、眠れていないと悩む人だけでなく、眠れていると思っている人も知っておくべき、睡眠のお悩み解消法を柳沢先生が徹底解説する。
柳沢先生が解決していくのは、街頭調査で多くの人から挙がった「寝ても疲れが取れない」「乾燥で喉がカラカラ」「なかなか寝付けない」「夜、トイレに起きてしまう」などの睡眠の悩み。
「寝ても疲れが取れない」という悩みに関しては、歳を重ねれば仕方がないことと諦めている人も多いが、実はある病が潜んでいる可能性があるという。それが「睡眠時無呼吸症候群」。柳沢先生の研究では、睡眠の質に満足していると自覚する人たちを調べたところ、軽度以上の睡眠時無呼吸症候群を抱えている人の割合が約40%にものぼることが判明。さらに、女性の無呼吸症候群はある理由から注意が必要だという。
では、無呼吸症候群になってしまった場合、どのように対処すればいいのか。すぐに実践できる方法や、柳沢先生自身も使っているというお薦め睡眠グッズも紹介する。
そして、今の時期にほとんどの人が悩んでいるのが「寒さで眠れない」という悩み。街の人たちは、電気毛布や湯たんぽ、もこもこパジャマ、靴下などを取り入れてそれぞれに対策をしているが、これらの中には柳沢先生がお勧めできないという対策も。潮はこれらの対策を「全部やってしまっている!」と明かして焦る。果たして、睡眠時の寒さ対策でやってはいけないNG行動とは。さらに、柳沢先生が最もお勧めする2つの方法も紹介する。
同じく多くの人を悩ませるのが「乾燥で喉がカラカラ」という悩み。寝ているときに乾燥して口や喉がカラカラになり、中には喉に痛みを感じる人も。この問題に柳沢先生は、「湿度管理がとても大切」だと言い、冬の間は暖房を入れると湿度が下がり過ぎてしまうため、上手に加湿器を使って調節することを勧める。
加湿器は置く場所を間違えると睡眠に悪影響を及ぼすことも。一体どこに置くのが正しいのか。浮所は「蒸気が上にいって落ちるまでの時間が長い方が空気中の湿度が上がるので、加湿器は高いところに置くのがいい」と予想するが、果たして正解は…。
また、冬の乾燥は口や喉の渇きだけでなく、塚地は「足元の乾燥によるかゆみ」で睡眠が妨げられているという。柳沢先生は、肌の乾燥は保湿クリームによって対処する方法を勧めるが、気をつけたい病気が潜んでいる可能性も示唆。それは、横になった際に、足に独特のむずむずした症状が出る「むずむず足症候群」。一体どのような症状なのか。
さらに、街頭調査では睡眠の環境に悩む声も上がり「真っ暗だと眠れない」という理由で、3割以上の人が明かりをつけて寝ていることが判明。しかし、柳沢先生は、基本的には真っ暗で眠ることを勧める。実は、明るい環境で眠ると睡眠の質に影響を及ぼすだけでなく、なんと太る要因にもなるそう。「寝る子は育つ。寝ない大人は横に育つ」と言われ、明かりによって睡眠の質が下がると、あることが起きるからだというが、そのメカニズムとは。
また、街の人の声で、多くが歳を重ねるにつれて「なかなか寝付けない」と悩んでいることも判明。加齢によって睡眠を促すホルモンであるメラトニンの減少などにより起こる症状だが、寝付けないことを気にし過ぎるとさらに悪化させてしまうこともあるそう。そこで臨床心理士・中島俊先生を招き、柳沢先生も絶賛する改善法を紹介する。
中島先生が実際に医療現場で実践しているのは「認知行動療法」で、睡眠に対するネガティブな感情や思い込みを柔軟にすることで、スムーズに寝付けるようにする心理療法。中島先生は、寝付けないと悩む患者さんにあるアドバイスをするという。その鍵となる「遅寝早起き作戦」とは。
さらに、加齢とともに悩ませるのが「夜、トイレに起きてしまう」こと。50代以降なら、夜に1~2度トイレに起きることは正常範囲内だというが、一度起きたら眠れないという悩みを抱える人も。そんなお悩みに、柳沢先生自身も実践しているという手軽な対処法を紹介する。
他にも「悪夢を見る」「目覚ましをかけても起きられない」「朝起きると体が痛い」など、多くの国民が抱える睡眠の悩みを一挙に解消する。
番組情報
『林修の今知りたいでしょ!2時間SP』
睡眠のお悩み 世界的権威が全部解消SP
テレビ朝日系
2025年2月20日(木)午後7時~9時
※一部地域を除く
MC:林修
学級委員長:バカリズム
学友:伊沢拓司
ゲスト学友:浮所飛貴(ACEes)、潮紗理菜、鈴木砂羽、塚地武雅(ドランクドラゴン)
※五十音順
副担任:斎藤ちはる(テレビ朝日アナウンサー)
講師:柳沢正史(筑波大学 国際統合睡眠医科学研究機構 機構長)、中島俊(筑波大学 国際統合睡眠医科学研究機構 准教授)
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