3月7日（土）放送の『タモリステーション』（テレビ朝日系 午後8時～9時48分）は、南海トラフ地震をテーマに、巨大地震との向き合い方に迫る。
スポーツや気候変動、インバウンド、コンビニエンスストア、闇バイト強盗など多彩なテーマを深掘りし、毎回大好評を博している『タモリステーション』。今回のテーマは、今後30年以内にマグニチュード8〜9クラスの地震が発生する確率が約80％といわれている南海トラフ地震。最悪の場合、東日本大震災の約17倍、およそ32万人の死者が出ると想定されている巨大地震に、我々はどう向き合うべきなのか。
番組では、“正しく知り”“正しく恐れ”“正しく備える”ため、専門家と共に南海トラフ地震を徹底検証。スタジオゲストには俳優・木村佳乃、東京大学名誉教授で南海トラフ沿いの地震に関する評価検討会会長、地震研究の第一人者である平田直氏、備え・防災アドバイザーの高荷智也氏、都市を襲う津波研究の第一人者で中央大学教授の有川太郎氏を迎える。
今回、タモリはスタジオを飛び出し、強い揺れと甚大な津波被害が想定されている高知県を横断。高知県民は南海トラフ地震のリスクにどう立ち向かっているのか、実際に町を歩き、生の声を聞いていく。
まず訪れるのは、最大津波高34.４メートルと想定され、日本で最も高い津波が来る、ある意味”日本一危険な町”といわれている黒潮町。この町では津波への備えとして6基の津波避難タワーが設置されており、タモリはその中の一つ、浜町地区に整備された日本最大級の高さの津波避難タワーに上ってみることに。
車いす利用者なども混乱なく避難できるよう、階段の他にスロープが設けられているほか、7階には1階が土砂などでふさがれてしまったときのための“降下シューター”があるなど、考えられた設備にタモリも感心。タモリ自らインタビューも行い、タワーや避難道の整備によって、町の人々の防災意識がどう変わったのかも探っていく。
また、黒潮町には“日本一危険な町”だからこそ誕生した新たな防災産業があると聞き、その工場も訪ねる。もともと雇用の場が少なく人口が流出しがちだった黒潮町では、“最も高い津波が来る町”と報じられたことで、人口がさらに減少。それを少しでも食い止めるべく誕生したのが、備蓄食料、つまり非常食用の缶詰の製作所だった。タモリは缶詰の充填作業などを体験するが、果たしてこの製作所で作られる缶詰の、防災の町ならではの最大の特徴とは。
そして、室戸市では日本で唯一の津波避難シェルターを訪ねるほか、“いつ地震が来るのか”を予測する重要なヒントが隠されている室戸岬にも足を運ぶ。そこには、30年以内の発生確率約80％というデータを裏づける驚きの“根拠”が残されていることが判明し、タモリも衝撃を受ける。
さらに、番組では南海トラフ地震がもたらすであろうパニックをさまざまな角度から分析。関西圏のマンションに暮らす3人家族を主人公に、地震発生直後から彼らが直面する困難を“想定ドラマ”で克明に描くとともに、過去の被災地を取材したドキュメントから危惧される被害の詳細や教訓をひもといていく。
そのほか、南海トラフは震源域が陸地に近く、津波の到達時間が最短で2分の場所があることや、横浜や名古屋、さらには大阪にも津波が懸念されている点も踏まえ、“首都圏で懸念される危険”や、都市を襲う津波“縮流”にも注目。スタジオでは専門家による解説を交えながら、我々が今、取るべき対策を学んでいく。
番組情報
『タモリステーション』
テレビ朝日系
2025年3月7日（土）午後8時～9時48分
MC：タモリ
ゲスト：木村佳乃（俳優）、平田直（東京大学名誉教授）、高荷智也（備え・防災アドバイザー）、有川太郎（中央大学教授）
アシスタント：渡辺瑠海（テレビ朝日アナウンサー）
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