阿部サダヲ×大石静がテレ朝7月期『しあわせな結婚』でタッグ「今回はタイムスリップはしません(笑)」「すてきな阿部さんを書きたい」

ドラマ
2025年02月27日
『しあわせな結婚』
『しあわせな結婚』

阿部サダヲが主演を務め、大石静が脚本を担当する木曜ドラマ『しあわせな結婚』(テレビ朝日系 7月スタート 毎週木曜 午後9時~9時54分)の制作が決定した。

テレビ朝日連続ドラマ初主演となる阿部が演じるのは、注目の事件で次々と無罪を勝ち取ってきたレジェンド弁護士・原田幸太郎。その舌鋒は法曹界にとどまらず、コメンテーターとしてテレビにレギュラー出演、クイズ番組や討論番組にも引っ張りだこ。エッジの効いたコメントを放ちながらも絶妙なバランス感覚で一線を越えない幸太郎は、テレビ局のスタッフはもちろん、お茶の間での人気も絶大。もはや世間の認知度的には、弁護士なのかタレントなのかよく分からない状況ではあるものの、“法律を正しく運用することで公益を守る”という法曹人としてのアイデンティティの下、弁護士の仕事を真摯に全うする日々を送っている。

日頃から多くの人に囲まれて仕事をしている幸太郎だが、両親は既に他界しており、ひとりっ子のため、天涯孤独。だが“ひとりが好き”な幸太郎は、仕事に支障をきたすことを嫌い、歴代の恋人たちにも、それが誠意だと信じて、「結婚はしない」と宣言。50年間、完全なる“独身主義”を貫いてきた。しかしある日、そんな彼がまるで雷に打たれたかのように、運命的な出会いを果たして…。

本業の弁護士としても、テレビのコメンテーターとしても、一切手を抜くことなく仕事に邁進する幸太郎だが、ある日、体に異変を感じ、病院に救急搬送。ICUで生死の境をさまよう事態に。見舞いに来る家族もいない幸太郎は、ふいにひとりで生きていくことへの不安や寂しさから、とてつもない孤独に襲われる。

その後、一般病棟に入院することになった幸太郎は、病院内のエレベーターで偶然出会ったある女性、鈴木ネルラがなぜか気になり始めてしまい…。感情を表に出さず、笑顔を見せないネルラのミステリアスな魅力に、すっかりハマッてしまった幸太郎は、これまで頑なに貫いてきた独身主義をあっさり捨てて、まさかの電撃結婚。

しかし、いざ新婚生活が始まると、ネルラがとてつもなく大きな秘密を抱えていることが発覚する。少しずつ明らかになっていく、愛する妻の秘密…。それによって、幸太郎の運命は大きく動かされることとなり「俺はこの妻と共に生きていけるのか?」と、自問し続けることに…。果たして、幸太郎は秘密を知っても妻を愛し続けることができるのか。

完全オリジナル作品となる本作の脚本を手掛けるのは大石静。大石は、『長男の嫁』(1994年)、連続テレビ小説『ふたりっ子』(1996年)、『和田家の男たち』(2021年)などのホームドラマから、『セカンドバージン』(2010年)、『大恋愛~僕を忘れる君と』(2018年)、『あのときキスしておけば』(2021年)、『星降る夜に』(2023年)など珠玉の恋愛ドラマまで、多彩な連続ドラマを生み出してきたヒットメーカー。

さらに、最新作となる大河ドラマ『光る君へ』(2024年)では、ロスに陥る人が続出するほど、日本中を熱狂させた。そんな彼女が、『光る君へ』に続いて新たなブームを巻き起こすべく、本作では大きな秘密を前にしたときに問われる夫婦の愛にスポットを当てる。

監督を務めるのは、大河ドラマ『青天を衝け』(2021年)、連続テレビ小説『ひよっこ』(2017年)などヒット作を担当した黒崎博。最新作となるNetflix配信ドラマ『さよならのつづき』(2024年)では、グローバルトップ10(非英語部門)でも10位にランクインするなど、国内外から注目を集めている黒崎が、初めて民放の連続ドラマの演出を手掛ける。大石とタッグを組むのは『セカンドバージン』(2010年)以来となる。

大石静(脚本)コメント

私は、阿部サダヲと段田安則が日本一の俳優だと思っているんです。阿部さんって圧倒的に芝居うまいじゃないですか。小さいし、すごく二枚目というわけではないんですが(笑)、それも圧倒的! 私の好みでいうと、『スイッチ』(2020年)の検事がセクシーで素敵だったんです。『いだてん~東京オリムピック噺~』(2019年)のまーちゃんもすてきでした。そして怖い役柄も、もちろんすごく上手なんですけど、今回はすてきな阿部さんを書きたいと思います(笑)。
本作は、そんな阿部さんが、自宅で妻と語らうような一風変わったホームドラマにしたいと思っていたんですが、それだけでは面白くないと、サスペンス要素も足してみました。新しいことをやる緊張感はもちろんあるんですが、視聴者の皆さんはもちろん、俳優さんたちに「これに出てよかったな」と思っていただきたいし、スタッフの皆さんにも「この作品に関わってよかったな」と思ってもらいたいんです。だから今は、とにかく阿部さんに喜んでもらいたいと思っています(笑)。
このドラマでは、“パートナーを愛し抜けるか”ということをイヤでも突きつけちゃうだろうなと思います。最高にすてきな阿部さん、謎、そして家族の物語を楽しんでいただけるよう頑張ります。

阿部サダヲ コメント

大石さんの脚本と聞いて、どんな作品なのか楽しみにしていました。僕、実はサスペンスってあまり出たことがないんです。でも、2時間ドラマなどサスペンスを見るのは大好きなので、その世界に入ってみたいと思いました。そして、弁護士でコメンテーターもやる役と聞いたんですが、コメンテーターって、たぶん僕は一生やらないので(笑)、ぜひ演じてみたいな、と。前回ご一緒したとき(『恋する母たち』2020年)に、落語家なんだけどちょっとセクシーな男をやらせていただいて、意外と褒められたので(笑)、今回も楽しみです。
大石さんが書かれる作品って、セリフなども含めて圧倒的に魅力的な女性が多い気がするんです。今回も、独身を貫いてきた男が運命の出会いということで、どんな魅力的な女性が現れるんだろうと、僕もすごく楽しみです。そして、結婚して相手方の家に住むので、そこからのホームドラマ感も楽しんでいただけると思います。
テレビ朝日の木曜9時、初めて主演をやらせていただきます。今回は、タイムスリップはしませんが(笑)、これまであまりお見せしたことのない顔をお見せできるよう、そして視聴者の皆さんに楽しんでいただけるよう頑張ります。

ゼネラルプロデューサー・中川慎子(テレビ朝日)コメント

7月期木曜ドラマは、“脚本・大石静さん×主演・阿部サダヲさん”という昨年大ヒットドラマを誕生させたお二人による夢のタッグが実現しました!
今作は、“マリッジ・サスペンス”のキャッチコピーどおり、アラフィフで電撃婚を果たした主人公の『疑惑と不安、、、そして激動』に満ちた結婚生活を描いていきます。
大石さんがしばしば取材などで語られる「道徳や常識の向こう側にある真実」。その真実を見極め、夫婦の在り方、ひいては自分の生き方を問うことになる阿部サダヲさん演じる主人公。それを描いていただくこと、演じていただくこと、いずれも高いハードルではありますが、この数年オファーし続けた念願の布陣です。今は、挑むしかない!と覚悟が決まりました(笑)。
また、このタッグの強い求心力により、これから続々と発表される豪華で素晴らしいキャスト陣、そして、大河ドラマやNetflixオリジナルを手掛けた黒崎博監督をはじめとした、実力あるスタッフたちが集結しております。プレッシャーは募る一方ですが、視聴者の皆様に、この夏その成果をご覧いただくべく一同で全力を尽くして参ります。どうかご期待ください!

番組情報

『しあわせな結婚』
テレビ朝日系
2025年7月スタート
毎週木曜 午後9時~9時54分

出演:阿部サダヲ

脚本:大石静((『光る君へ』『星降る夜に』『大恋愛~僕を忘れる君と』『セカンドバージン』ほか)
ゼネラルプロデューサー:中川慎子(テレビ朝日)
プロデューサー:田中真由子(テレビ朝日)、森田美桜(AOI Pro.)、大古場栄一(AOI Pro.)
監督:黒崎博 (『さよならのつづき』『青天を衝け』『ひよっこ』『セカンドバージン』ほか)
制作協力:AOI Pro.
制作著作:テレビ朝日

©テレビ朝日

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