

月10ドラマ『あなたを奪ったその日から』(カンテレ・フジテレビ系 毎週月曜 午後10時~10時54分)の第2話(4月28日(月)放送)を前に、北川景子と大森南朋のコメントが到着した。
本作は、発端となる食品事故から現在に至るまでの11年間を描く、復讐と親子愛の壮大なストーリー。食品事故で子供を失った母親・中越紘海(北川景子)は、事故を起こした総菜店の社長・結城旭(大森南朋)を恨む中、図らずも旭の次女・萌子を誘拐してしまう。旭に同じ苦しみを味わわせることで復讐を果たそうとする紘海だったが、その誘拐には大きな誤算があった…。紘海は誘拐した萌子をどうするのか?周囲を巻き込んでいく紘海の復讐はどこに行き着くのか?我が子を失うことになった食品事故の真相は?その先に待っている二つの親子の結末とは…。
北川景子&大森南朋 コメント
◆撮影はいかがでしょうか?手応えなどはいかがですか?
北川:良いシーンがたくさん撮れているなと、感じています。今回、台本がクランクイン前に全部そろっている現場なのですが、私はそういう経験が初めてで、全話の台本があるって、うれしいなあ、ありがたいなあ、と思っています。
大森:なかなか珍しいですよね。クランクイン前に全部そろってるって。ただ逆に、重くのしかかるものもあるよね。おお…全部台本ある…と(笑)。
北川:たしかに(笑)。撮影自体は、1話から順に撮影というわけではないので、今どこを撮影しているんだろうって思うときもありますが、つながったものを見るのがとても楽しみです。
大森:北川さんも私の役柄も両方とも、“娘を失う”ので、つらいところはつらいですけどね。手応えは感じています。今後の展開を見るのが楽しみです。
◆思い入れのあるシーン、印象に残っているシーンはありますか?
北川:今後の展開になるので、詳しくは言えないのですが、大森さん演じる旭さんが、一緒にあることをしてくれて…旭さんのいろんな一面を見られるシーンがあって、そのシーンは、感動してました。
大森:なんかカッコつけちゃってるよね。
北川:大森さんの役は、結構キメ台詞みたいなもの多いですよね。とにかくかっこいいですし、優しいです。
◆このドラマの魅力は?
大森:一言でいうのは、難しいなあ。
北川:人の心は…“万華鏡”だという部分じゃないですかね。
大森:そうだね。人間の考えや想いは1つではなくて、多面的だっていう部分。登場人物の一人一人が持っているもの、抱えているものが、重くて複雑なので…そういう群像劇な部分は、楽しんで見ていただけるんじゃないでしょうか。
北川:私も同じように思います。一見明るく、楽しく過ごしているように見えている人も、その裏では、何か深くて重いものを抱えている。視聴者の皆さんもきっと同じだと思うんですが、誰しもが大なり小なり、何かを抱えながら生きている。そんな中でも、一生懸命頑張ったり、取り繕ったりしながら、社会が成り立っている。人間の危うかったりもろかったり…そういう部分もこのドラマはリアルに描いていると思います。たくさんの方に、共感してもらえるのではないかなと思います。
◆お互いの印象はいかがですか?
北川:大森さん、ずっとかっこいいです。
大森:ありがとうございます。今、ニヤニヤしないように気を付けています(笑)。
北川:大森さんって、女性からはもちろんそうですけど、現場のスタッフの話を聞いていても、男性からも「かっこいい!」と言われていて。同性からも「ずっとかっこいい」「ステキだ」と言われているんです。私の夫も「かっこいい…」って、常に言ってますね(笑)。声も、佇まいもすごくかっこいいです。
大森:いえいえ…そんな…よろしくお伝えください…
今回、北川さんとちゃんと向き合って共演するのが初めてなのですが、「キレイな顔してるなあ」(笑)。「整ってんなあ…」「あ、北川景子だ…」って思いながら日々送っています。
北川:(爆笑)シリアスな作品ですけど、休憩時間はよく話しますよね。楽しいです。
大森:おしゃべりチームですね。
◆今後の見どころ、視聴者へのメッセージをお願いします。
大森:1話いかがでしたでしょうか?これから何が起こるのか…
北川:1話では、旭(大森)の娘を私が誘拐しました。今後、どうする…というのが2話ですね。
大森:きっと、旭は、娘を探すでしょうね。
北川:誘拐したはいいが…この罪をどうするのか…復讐するのかどうなのか…彼女の感情や目的はとても複雑なので、視聴者の皆さんも紘海という人物の今後にぜひ注目していただきたいです。
大森:脚本を読んでいるだけでも面白くて、次はどうなるんだろうと思いますので、今後どうなるのか、ぜひ、ヒリヒリしながら楽しんでください。
北川:どういう風に視聴者の皆さんに受け取ってもらえるのか、ドキドキです。感想をお待ちしております。面白いって思ってもらえるように、頑張りますので、よろしくお願いします。
第2話(4月28日(月)放送)あらすじ
紘海(北川景子)は知らぬ間に車に乗り込んでいた萌子(倉田瑛茉)を自宅へ連れ帰り、旭(大森南朋)に復讐するため、その命を奪おうとするが、どうしてもできない。それどころか、萌子に亡くなった娘の姿を重ねてしまう。その頃、結城家では萌子の安否を心配する旭が、いなくなったときの状況を刑事たちに説明していた。すると、梨々子(平祐奈)の家庭教師の玖村(阿部亮平)が、家の近くで不審な女を見たと証言。刑事から心当たりを聞かれた旭が考えあぐねていると、隣にいた望月(筒井道隆)の脳裏に、ある人物の顔が浮かぶ。一方で、旭とギクシャクした関係にある長女の梨々子は、有力な情報が何一つなく疲労こんぱいの旭を前に、紘海の娘が亡くなった一年前の事故の話を持ち出し、「因果応報だ」と言い放つ。さらに、愛情不足の寂しさをある方法で埋めようとする…。紘海のことを自分の母親だと勘違いしている萌子の気持ちを利用し、「お母さん」と呼ばせることにした紘海。そんなとき、突然家のチャイムが鳴り、隣の部屋に引っ越してきたガールズバーの店員・野口初芽(小川李奈)があいさつにやって来る。しかも、あろうことか萌子を見られてしまう。その場はやり過ごすものの不安になった紘海は、その夜、ひと気のない海に向かって車を走らせて…。
番組情報
『あなたを奪ったその日から』
カンテレ・フジテレビ系
毎週月曜 午後10時~10時54分
出演:北川景子、仁村紗和、平祐奈、阿部亮平(Snow Man)、水澤紳吾、小川李奈、一色香澄、田山由起、内藤秀一郎、原日出子、鶴田真由、大浦龍宇一、中原丈雄、筒井道隆、大森南朋 ほか
脚本:池田奈津子
音楽:村松崇継
演出:松木創
企画:水野綾子
プロデューサー:三方祐人
制作:カンテレ/共同テレビ
主題歌:back number「ブルーアンバー」
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