『ドラえもん誕生日スペシャル』(テレビ朝日系 後6・56~7・54)が、9月4日(土)放送されることが決定した。
“国民的キャラクター”という枠を高らかに飛び越え、いまや世界中の人々に愛されている『ドラえもん』。そんなドラえもんの誕生日(2112年9月3日)を、今年はゴールデンでお祝い。のび太の誕生日である8月7日のおめでたい日におめでたいニュースが発表される形となった。
誕生日スペシャルで放送するのは、長編新作ストーリー「どら焼きが消えた日」。いわずと知れたドラえもんの大好物・どら焼きが、街のあちこちからこつぜんと消えてしまう事態が発生。焦るドラえもんの前に、謎の“ドラヤキ星人”が出現する。
このままでは地球上からどら焼きが全て奪われてしまうというどら焼き界の大ピンチに、ドラえもんは「この星のどら焼きは僕が守ってみせる!」と勇ましく立ち上がる。
このほか、珠玉の短編「のび太の惑星探査ミッション」「マジックの使い道」の2本を放送する。
<「どら焼きが消えた日」あらすじ>
明日はドラえもん(声・水田わさび)の誕生日。みんながどら焼きをたくさん用意してくれると聞いたドラえもんは、一週間前からどら焼き断ちをし、どら焼きを食べるイメージトレーニングをするほど楽しみにしていた。そんなドラえもんに、のび太(声・大原めぐみ)は近所の和菓子屋さんやスーパーからどら焼きが次々と消えるといううわさがあると告げる。
翌朝、どら焼きを食べ過ぎた罪で裁判にかけられるという夢を見たドラえもんだったが、気持ちを切り替え、朝風呂に入り、蝶ネクタイをして、ごきげんな様子で朝ご飯の席に着く。誕生日の特別メニューを期待していたのだ。
ところが、ママ(声・三石琴乃)が出してくれた朝ご飯は、目玉焼きと目刺し…。誕生日なのに…とガッカリするドラえもんに、のび太は「誕生日は昨日祝ったでしょ?」と声をかける。ドラえもんがカレンダーを見ると、たしかに今日は9月4日だった。パパ(声・松本保典)にも寝ぼけているのかと言われ、衝撃を受けるドラえもん…。さらには、ドラヤキ星人と名乗る宇宙人らしき生命体が現れたからビックリ。
「おまえは我々の仲間を食べ過ぎたから、お返しにおまえを食べることにした。誕生日にさらに多くの仲間を食べようとしたから、先手を打って誕生日を食べてやったのだ」と言われたドラえもんは、パニックに陥る。しかも、ドラヤキ星人の姿は、ドラえもんにしか見えないようで…。
ドラえもんが慌てて逃げ出した直後、未来からドラミ(声・千秋)が訪ねてくる。そして、ドラヤキ星人はジャイアン(声・木村昴)とスネ夫(声・関智一)の姿に。2人は、変身ドリンクでドラヤキ星人に変身していたのだ。パパとママものび太たちに協力して、家中のカレンダーを1日早め、会話を合わせていただけだった。
そして、どこでもドアで移動した裏山には、大きなどら焼きタワーが。実はみんなでドラえもんのバースデーサプライズを計画し、和菓子屋さんやスーパーにも協力してもらって、町中のどら焼きをここに集めていたのだ。
一方、何も知らないドラえもんは、どこに行ってもどら焼きが売り切れていることを知り、このままでは地球上のどら焼きが全部奪われてしまうと考え、ドラヤキ星人と戦うことを決意。すると、目の前にまたもやドラヤキ星人が現れる。空気砲でドラヤキ星人を打つものの、すぐにやり返され、気を失ってしまうドラえもん。実は彼らは、ジャイアンとスネ夫ではなく、たまたま地球にやってきた本物の宇宙人だった。
しかも、その宇宙人は、どら焼きが彼らにとってものすごいエネルギー源であることを知ってしまい、本当に地球上のどら焼きを全て手に入れようとする。
<「のび太の惑星探査ミッション」あらすじ>
しずかと出木杉がなかよく自由研究の話をしているのを見て、焼きもちを焼くのび太。家に帰ると、ドラえもんから発売されたばかりだという『惑星探査キット』を見せられ、完成したら本当に宇宙に飛ばせるのだと聞いたのび太は、これで出木杉よりすごい自由研究ができると考える。
その後、スネ夫の家に遊びに行くのび太たち。なぜかジャイアンとスネ夫の分の惑星探査キットも買わされたドラえもんは、痛い出費に涙目になるが、スネ夫からお礼にとフランス製のおいしいどら焼きをもらい、なんとか機嫌を直す。
さっそくキットを開けたのび太たちは、材料の少なさに困惑するが、ドラえもんによると、キットに入っているもの以外は、家にあるものを使うのだという。そこで、家にあるアルミ製品ということで、スネ夫がキッチンからヤカンやナベ、アルミホイルなどを持ち出す。
のび太、ジャイアン、スネ夫はそれぞれ思い思いに探査機を作り上げていく。完成後、実際に惑星から何かを回収してくるためのミッションとして、探査機の発射前に大切なものを惑星に置いてくることに。そして、3人の探査機を発射させるが…。
<「マジックの使い道」あらすじ>
スネ夫の家に呼ばれ、マジックを見せられるのび太たち。しずかとジャイアンは、素直にスネ夫のマジックに感心するが、のび太は「そんなの誰でもできるよ」と言いだし、自分もマジックを披露することに。
まずは部屋にあった花をしずかの好きなものに変えると言うのび太。しずかが選んだのはウサギだったが、のび太が花にクロスをかけ、「ウサギになれ!」と言ったところ、大きなウサギが出現したからビックリ。みんなが驚く中、のび太が再びウサギにクロスをかけ、「元に戻れ!」と言うと、今度はウサギが消えて、花に戻る。それを見たスネ夫は思わず、「そんなの売ってなかったぞ!」と口にしてしまう。
驚くみんなを前に得意げな表情を浮かべるのび太だったが、実はそのクロスはドラえもんのひみつ道具で、二つの物の位置を瞬間的に入れ替えることができる『物体交換クロス』だった。家に帰ったのび太は、後から訪ねてきたしずかに、特別に種明かしをするが、喜ぶどころかガッカリされてしまい、肩を落とす。
しずかが帰った後、ドラえもんから物体交換クロスを返すように言われたのび太だったが、自分のノートと出木杉のノートを交換しようと思いつく。
『ドラえもん誕生日スペシャル』
テレビ朝日系
2021年9月4日(土)後6・56~7・54
特設ページ:http://www.tv-asahi.co.jp/dora-birthday/
©藤子プロ・小学館・テレビ朝日・シンエイ・ADK
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