10月15日、22日(金)の『金曜ロードショー』(日本テレビ系)は「ルパン三世」アニメ化50周年特別企画「みんなが選んだルパン三世」を送る。放送を前に、現在のルパン役・栗田貫一からコメントが届いた。
『金曜ロードショー』では、全TVシリーズとTVスペシャルの中から人気投票を実施。その結果、TVシリーズは全276話の中から得票数上位4話を、TVスペシャルは全27作の中から最多得票の作品を、2週連続で放送する。
10月15日(金)は「みんなが選んだルパン三世・TVシリーズセレクション」と題して、最長シリーズとなったPART2(1977年~)の最終話「さらば愛しきルパンよ」や、1971年にスタートした記念すべきシリーズ第1作の第1話「ルパンは燃えているか・・・・?!」など全4作品を放送。
10月22日(金)は「みんなが選んだルパン三世・TVスペシャル」と題して、1997年放送の「ルパン三世 ワルサーP38」を放送する。
栗田貫一(ルパン三世役)コメント
「PART1」が始まったのは、僕らがまだ中学生にあがるくらいじゃなかったかな…すごい“大人の漫画”を見てた感じでしたね。
「PART1」の頃は、声優の皆さんもまだキャラクターのイメージを作ろうみたいな時だったんじゃないかと感じますね。山田(康雄)さんのルパンも軽くないんだよね。軽妙になるのは「PART2」からだから、モンキー・パンチさんが原作で描いていた感じだったんでしょう。最近僕がやっているルパンはシリアスな事が多いので、ひょっとして近いのかもしれないなと感じるんだよね。
僕がマネをしていたのは「PART2」以降の山田さん。「ふ~じこちゃ~ん」ってなった時からだよね。「おい、不二子!」って感じだったんだよ、「PART1」の頃は。
作品を見ると、あの頃からこんな絵を描いてたんだな…と感じますね。特に宮崎さんの作品は、「風の谷のナウシカ」とかに出てきそうな絵なんだよね。空飛ぶ感じとかね。
その中で(自分がルパンを演じている)「PART5」以降が選ばれたのはうれしいよね。最近の若い子たちが投票してくれたのかなぁ。「PART5」は現代的な設定で、ルパンもだんだんネットの中に連れていかれてる。最終回は、本当のルパンの顔ってなんだったんだと、謎を残して終わったんだよね。
この50年、宮崎さんもそうだけど、いろいろなクリエイターがそれぞれのルパンを作ってきて、みんな自由にルパンを連れまわしている感じがするんです。それぞれの想いがあるんだろうね。いろんなことをやらせてもらって「ルパン楽しそうだな」と思うもんね。モンキーさんが、最初から「どうぞ自由にルパンにいろんなことをさせてください」っていう方だったんで、本当にそうなっちゃった。新作の「PART6」もそうだけど、これからもどんなルパンが登場するか、本当に楽しみです。
『金曜ロードショー』
日本テレビ系
「みんなが選んだルパン三世・TVシリーズセレクション」
2021年10月15日(金)後9・00~10・54
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原作:モンキー・パンチ ©TMS
原作:モンキー・パンチ ©TMS・NTV