10月8日(日)スタートのアニメ『オチビサン』(NHK総合 随時放送)の主題歌が、森山直太朗(曲・歌)と内田也哉子(詞)の共作による「ロマンティーク」に決定。コメントが到着した。
「働きマン」「シュガシュガルーン」などの人気漫画を数多く手掛けてきた、安野モヨコ。『オチビサン』は、2007年より「朝日新聞」で連載をスタート。以降、連載媒体を変えながら、2019年末まで12年もの間、愛され続けたロングセラー作品だ。
鎌倉のどこかにある小さな町“豆粒町”を舞台に、主人公のオチビサンと仲間たちは、夏はセミとり、秋は落ち葉で焼きいもと、毎日遊びに大忙し。どこか懐かしい日本の原風景や、季節の風情をオチビサンの目線を通して描いていく。
そんな本作の主題歌が「ロマンティーク」に決定。作曲と歌唱をフォークシンガーの森山直太朗、そして作詞は文筆家の内田也哉子が担当するという豪華タッグが実現。どこか懐かしく、いとおしい気持ちを想起させる楽曲が完成した。
また、この主題歌「ロマンティーク」を乗せた新たなプロモーション映像が、本日9月27日(水)よりNHKアニメのサイトほかで公開となる。森山、内田によるコメントは以下を参照。
森山直太朗 コメント
モヨコサンの描く『オチビサン』の世界を拝見して、真っ先にヤヤコサンの紡ぐ言葉が浮かびました。それは淡々と、淡々とした愛とウィットに満ちた言葉達。
その詩の向こうから聴こえてくる、懐かしくて新しいメロディーを音楽にしてみました。
自分の中だけにあるミクロな世界。慣れ親しんだ街を散歩するみたいに聴いてほしいです。
内田也哉子 コメント
直太朗さんから作詞のお声掛けをいただいた時、「あ、新しい扉が開くかもしれない…」という得も言われぬときめきを感じました。「まずは、まっさらな気持ちで也哉子さんの投げてくれる詞を音にしてみますから」と直太朗さんは、とてつもなく大きな懐で受け止めてくださり、『オチビサン』の懐かしくて新しいファンタスティックな世界に泳ぐような気持ちで言葉がこぼれ落ちました。 しばらくして、その言葉たちが直太朗さんのたおやかな声に乗ったアコースティックのデモ音源が届きました。その瞬間、見たこともない扉がカチャッと開き、今まで感じたことのないそよ風に吹かれました。 ダレかとナニかを創る根源的な喜びに浸り、「ロマンティーク」の船出を見送ることにします。皆さんの待つ港に無事にたどり着くことを願いつつ。
番組情報
『オチビサン』
NHK総合
初回放送:2023年10月8日(日)午前0時~0時05分
※以降、土曜深夜に随時放送予定(5分×全24回)
〈声の出演〉
オチビサン…塙真奈美
ナゼニ…岡本信彦
パンくい…井澤詩織
おじい…茶風林
シロッポイ…久野美咲
ジャック…後藤ヒロキ
アカメちゃん…小倉唯
ヘビくん…越後屋コースケ
〈スタッフ〉
原作:安野モヨコ
主題歌:「ロマンティーク」(作詞:内田也哉子、作曲・歌:森山直太朗)
監督:鬼塚大輔、釣井省吾
シリーズ構成・脚本・アニメーション制作:スタジオカラー
制作・著作:NHK、豆粒町内会
©Moyoco Anno/NHK・豆粒町内会