菅田将暉が、4月29日(土)の『世にも奇妙な物語 ’17春の特別編』(フジテレビ系)で放送される「カメレオン俳優」に主演することが決定した。菅田は『世にも奇妙』初出演、初主演となる。
菅田が演じるのは、初主演ドラマの撮影で散々ダメ出しを受け、プレッシャーに押しつぶされそうな若手人気俳優の工藤圭太。「どんな役にも染まれるカメレオン俳優になれ」というマネージャーの鍋島(塚地武雅)の勧めで、一時的に思い通りの人間に変身できるという秘薬“カメレオーネ”の投与を始めてしまう。以来、まるでカメレオンのように次々と役に染まり、難役をこなしていく工藤。ドクターから“カメレオーネ”の投与は1日1回までと制限されていたにもかかわらず、カメレオン俳優ランキングで不動の1位をキープする八巻卓朗(平山浩行)との競演をひかえ…。
また、菅田主演の映画「帝一の國」(4月29日公開)とのコラボシーンも。カメレオン俳優となった主人公が「帝一の國」に主演しているという設定で、撮影現場を再現しているという。
<菅田将暉 コメント>
◆『世にも奇妙な物語』初出演、初主演の感想は?
「僕がデビューする前から見ていた作品なので素直にうれしかったです。ちょっとホラーで怖いものもあり、シリアスだったり、笑いや風刺の利いたものもあったりしますし、人間の根底にある欲望を描いている作品も多くて、個人的にはそういうのが好きです」
◆今作「カメレオン俳優」について
「お話をいただいた瞬間、これはぜひやりたい、やらなくてはと感じました。こんなもの(変身ホルモン薬“カメレオーネ”)は無いんですよ、実際には。でも、なんとなくセルフパロディーじゃないですけど、僕自身、今までいろいろな役をやらせていただいてきた経験とも重なりますし。物語の冒頭の“今はちょっと笑うだけでキャーキャー言われるけど、これからはハートのお芝居しなきゃダメだぞ”っていうせりふが妙にツボで、“これはやりたいな”と思いました」
◆もし、変身ホルモン薬“カメレオーネ”が実際にあったらどうですか?
「あればいいですよね! “便利だなぁ、あと値段はいくらなんだ?”って思いますけど、その欲望には負けちゃいけないと思います。でも実際にあったら、1回ぐらい使ってみたいなぁ」
◆撮影現場はいかがですか?
「めちゃくちゃ楽しいですね。ゲラゲラ笑いながらみんなで作ることができて、シーン1つひとつに手応えがあって、ちゃんとクライマックスに向けてみんなで“良い悪ふざけ”ができているなと感じました」
◆注目してほしいポイントは?
「特殊メークだったり、ビジュアルの分かりやすい変化もあるんですけど、ところどころ自力でやっていかないといけないので、そこをぜひ見てほしいですね。物語の設定上は薬で変身していますが、実際には薬の力はないので…(笑)。自分への試練でもあると思うのですが、メークに頼っちゃいけないと思いますし。ドラマを見ている方には“薬を投与しているから”というふうに見てもらえればうれしいです」
◆視聴者へのメッセージを
「あまり見ることのない俳優業の裏側も見ることができますし、いろんなオモチャを用意して作っています。僕自身こういう欲っていうのはすごくよく分かるんです。でも、その(カメレオーネの)便利さにすがっていてもダメだし、結局は自分の力が全てだと思います。その人間のどうしようもなさと悲しさがまさに『世にも奇妙な物語』で、僕も大好きな作品になっています。いわゆる怖い『世にも奇妙な物語』ではなく、けっこう笑えるので、“カメレオーネ”のあるこの世界をぜひ楽しんでもらえたらうれしいです」
『世にも奇妙な物語‘17春の特別編』
フジテレビ系
4月29日(土)午後9時~11時10分
ストーリーテラー:タモリ
「カメレオン俳優」キャスト:
工藤圭太…菅田将暉
鍋島直樹…塚地武雅(ドランクドラゴン)
野宮カナエ…山﨑紘菜
土橋国彦…山中崇
ドクター春間…峯村リエ
白沢明男…大和田伸也
八巻卓朗…平山浩行
他
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