長澤まさみ主演の月9ドラマ『コンフィデンスマンJP』第6話(5月14日放送)に内村光良がゲスト出演する。内村の月9出演は『西遊記』(2006年1月クール)以来、およそ12年ぶりとなる。
本作は、信用詐欺師のダー子(長澤まさみ)、ボクちゃん(東出昌大)、リチャード(小日向文世)が、毎回さまざまな業界の華やかな世界を舞台に、壮大で奇想天外な計画で、欲望にまみれた人間たちから大金をだましとる物語。脚本は古沢良太。
第6話「古代遺跡編」で内村が演じるのは、アメリカ帰りの売れっ子コンサルタント・斑井満。斑井の得意分野は、地方再生や町おこし、地方に出向いては、聞こえのいいプロジェクトを持ちかけ、タダ同然で土地を買い上げ、産廃処理場などに転売する悪徳コンサルタントだ。
今回は、自転車で一人旅をしていたボクちゃん(東出)が、山間にある十色村でラーメン店を営む夫妻と出会うところから物語がスタート。十色村はさびれていたが、夫妻によれば、村の特産品などを販売する「ふるさとふれあいモール」が近々できるとのことで、彼らは昔のように村に活気が戻ることを期待していた。
その2年後、さぞにぎわっているだろうと、再び十色村を訪れたボクちゃんだったが、「ふるさとふれあいモール」が産廃処理場建設予定地に変わってしまった現実を目にする。このプロジェクトを手がけたのは斑井(内村)。ボクちゃんは、ダー子(長澤)、リチャード(小日向)に産廃処理場の建設工事を止める手助けを頼む。
<内村光良 コメント>
◆月9ドラマ出演『西遊記』(2006年1月クール)以来となりましたが、今回の出演に向けた意気込みは?
「3人のキャストの皆さん(長澤まさみ、東出昌大、小日向文世)と、いい関係性でお芝居ができればいいなと思います。まさみちゃんには、私の監督した映画(『ボクたちの交換日記』2013年公開)に出てもらったこともあったんですが、お芝居での共演はありませんでした。今回のドラマで初の絡みということで、いい思い出を作ることができました(笑)。一緒にお芝居ができて良かったです」
◆脚本を読んだ感想は?
「コメディーなんですが、人間の業というか、奥底を突いているところがあって。(斑井満という男は)ひどい人ではあるんだけれど、根っこの部分に父への思いがあり、コメディーではあるけれど、最後に心があったまるドラマになっているのではないかと思います」
◆演じた「斑井満について。
「悪そうな名前ですよね、“斑井”って(笑)。蛇みたいな。でもそういうヤツなんでしょうね。すごく冷徹で。金の亡者というか、金がすべてで、土地転がしをやってるという。美女をはべらしてね。でも、かつて変人扱いされた父への思いがルーツにあって、それを背負って今は風切ってブイブイいわせてる。私は、斑井みたいにスーパーカーには乗りませんし、マフラーもしないです(笑)。自分とは真逆の人間だと思います。でも、彼のように、父親を思う気持ちは誰しもあると思うんですよ。今回の役どころでは、あんな父親だけど、その背中を追いかけてたというような父親への思いがあり、そういうところは共通するところがあるように感じました」
◆共演した長澤まさみさんについて。
「映画でも監督と役者としてお仕事をしましたが、もう最初から圧倒的なオーラと華のある人で、今回、間近で見られて良かったです(笑)。瞬時の(芝居の)スイッチの入れ方が、やっぱりすごいなと。特にコメディーなので、早口でまくし立てるところとか大変だったと思うし、あのパワーの入れ方が、“おお、すげぇな”と、あらためて圧倒されました」
◆映画監督、コメディアン、司会者などさまざまな顔をお持ちですが、俳優という仕事は、ご自身にとってどんな位置づけにあるのでしょうか?
「どうなんでしょうね(笑)。ポツリ、ポツリとしかやってないから、分からないんですよね。ただ、やるたびに自分の力にはなってるなと思います。表情一つにしても、セリフ一つにしても、歳をとった分、二十代の頃の演技と比べれば、ちょっとずつは上達してるとは思います(笑)」
◆『コンフィデンスマンJP』を、楽しみにしているファンへのメッセージ
「一話一話が、全く違うので面白いと思いますし、悪人が最後はやられちゃう爽快感があります。私も久々の悪役なんで、ちょっといつもの私と違う面を楽しんでいただければと思います。きっと、スカッとできると思いますので、『スカッとジャパン』に引き続き、お楽しみいただければと(笑)」
『コンフィデンスマンJP』
フジテレビ系
5月14日(月)午後9時~9時54分
<キャスト>
長澤まさみ、東出昌大、小日向文世 他
第6話ゲスト:内村光良
公式HP:http://www.fujitv.co.jp/confidenceman_jp/
©フジテレビ