川栄李奈が、11月10日(土)放送の『世にも奇妙な物語’18秋の特別編』(フジテレビ系)の「クリスマスの怪物」に主演することが分かった。川栄は『世にも』初出演で初主演となる。
「クリスマスの怪物」は、直木賞作家・朱川湊人の短編集『水銀虫』(集英社文庫)に収録されている「薄氷の日」を原作に、クリスマスイブに主人公の女性に降りかかる恐ろしい出来事をホラーテイストたっぷりに描く。
本作で川栄が演じるのは、クリスマスイブに恋人からプロポーズされるのを期待している24歳のジュエリーショップ店員の小野寺奈央。一見順風満帆に見えるが、実は7年前に起きた“ある事件”のトラウマ(心的外傷)を抱えているという役どころだ。
奈央の恋人・緒方良輔を演じるのは、9年ぶり2度目の『世にも』出演となる本郷奏多。温厚でスマートな性格のIT企業社長で、クリスマスイブには奈央のために素敵なホテルディナーを予約するジェントルマンだが、実は物語の行方を左右するキーパーソンという役どころとなる。
クリスマスイブが近づき、IT企業社長で恋人の緒方良輔にすてきなホテルディナーを予約してもらった奈央は、その日良輔からプロポーズされることを期待していた。気がかりはクリスマスイブになると必ず現れる、不気味な装いの“怪物”の存在。ボロボロのコートを羽織り、背中が大きく曲がっている醜い姿の“怪物”。ボサボサの髪に覆われているため表情は見えない。この“怪物”は、7年前に起きたある事件を境に、クリスマスイブになると奈央の前に必ず現れるようになった。イブ当日、良輔とホテルのレストランで食事を終えた奈央は、良輔から「先に部屋行ってて」と言われ、一人ホテルの部屋へ向かうが、廊下の先にその“怪物”が立っていた…。一体怪物の正体は何者なのか?そして、7年前に起きた事件とは…?演出は『世にも』シリーズを10作品以上演出してきた岩田和行監督。
<川栄李奈 コメント>
◆台本を読んだ感想
「怖かったです! そして、“過去の行いは、いつか自分に返ってくる”というテーマ性を感じました。台本を読んだとき、“この怪物ってどういう存在なんだろう”っていろいろ想像を巡らせていたのですが、昨日、撮影現場で不気味なルックスを目の当たりにしまして。想像以上に怖かったです(笑)。しかも深夜、自宅の前で杖をついた怪物に“赤鼻のトナカイ”を歌われて(笑)。クリスマスのハッピーソングのはずが…放送を見るのが怖いですね」
◆『世にも』シリーズについて
「もともと“世にも奇妙な物語”が好きで、小さい頃からずっと見ていたんです。今回出演させていただけるのが本当にうれしいですし、不思議な感じもします」
◆視聴者へのメッセージ
「クリスマスってハッピーなイベントですし、クリスマスが待ち遠しくなる季節に放送されますが、“こんな奇妙なクリスマスがあるんだ”って感じながら見ていただければ面白いんじゃないかなと思います。そして、最後の最後までぞっとする展開が連続しますので、目を離さずに見ていただければうれしいです」
<本郷奏多 コメント>
◆台本を読んだ感想
「“世にも”らしいストーリーだなと思いました。毎回1本、怖いホラー枠がありますが、この作品がそれに該当するんじゃないでしょうか。僕自身、奇妙な話は好きで、“世にも”シリーズは小さい頃から見ていました。作っている側としては、見ている人の心に残る作品になったらうれしいです。僕が演じる緒方良輔という役柄は、ストーリーの後半に向けて、ギャップが大事なキャラクターだと思っています。ですので、前半と後半で演じ分けできたらなと思いながら演じています」
◆視聴者へのメッセージ
「これを見た子供たちが、良い子で過ごしてくれたらうれしいです」
土曜プレミアム『世にも奇妙な物語 ’18秋の特別編』
フジテレビ系
11月10日(土)午後9時~11時10分
ストーリーテラー:タモリ
「クリスマスの怪物」
<キャスト>
小野寺奈央…川栄李奈
緒方良輔…本郷奏多
他
原作:「薄氷の日」朱川湊人(集英社文庫『水銀虫』収録)
脚本:和田清人
演出:岩田和行
編成企画:渡辺恒也、狩野雄太
プロデュース:植田泰史、中村亮太
制作:フジテレビ
制作著作:共同テレビ
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