7月11日(木)スタートの大森南朋主演の法医学サスペンス『サイン-法医学者 柚木貴志の事件-』(テレビ朝日系)の制作発表記者会見に大森、松雪泰子、飯豊まりえ、高杉真宙、西田敏行(特別出演)、仲村トオルが登壇した。
遺体から“真実”をあぶり出す法医学者・柚木貴志(大森)たちと、不都合な“事実”を隠ぺいしようとする巨大権力の熾烈な攻防戦を描く『サイン-法医学者 柚木貴志の事件-』。
主演の大森は「法医学者の役だから難しいことだらけ。実際の解剖医の方に教えていただきつつ、手探りで進んでいます」と撮影を振り返り、「シリアスな部分の多い物語なので、新人解剖医の中園景を演じる飯豊ちゃんとのシーンではアドリブなどでいい感じの空気感、バディ感を出せたらいいなと思っています。決して親子に見せないように努力しています!」と語った。
柚木と対峙する法医学教授・伊達昭義役の仲村は「南朋君と僕は、実際の解剖の映像を見たのですが、本当にすごかった。不謹慎な言い方かもしれませんが、そんな“すさまじい”ことをする役を演じると思うと、奮い立ちました」と。
警視庁捜査一課管理官・和泉千聖役の松雪は「千聖は、柚木先生とはかつて婚約関係という間柄で。そのあたりが今後どのように描かれるのかは分かりませんが(笑)、バディである紀理人君(高杉)と楽しくやらせています」とにっこり。
これには千聖の部下で警部補の高橋紀理人を演じる高杉も「松雪さんの居酒屋さんのシーンが本当にすてきで、僕は大好きです。あのシーンでいろいろお話をさせていただいて、役としても松雪さんご自身とも、距離が近くなった感じがします」と続いた。
柚木が慕う日本法医学研究院の院長・兵藤邦昭役の西田は「以前共演したときはかなりエキセントリックな役柄で、私をマシンガンで亡き者にしようとしたんです(笑)。そんな彼と、落ち着いて法医学の師弟関係を演じられるのは、不思議なものですね。たまに後ろを見て、マシンガンを持っていないか確認しています(笑)」と大森とのエピソードを明かした。
また、飯豊が「南朋さんが『飯豊ちゃん、ドラマ公式インスタグラムの写真、撮ろうよ』っていつも言ってくださるんです。『即興コントやる?』など率先して考えてくださって。こんなに楽しめる現場は、ほかにはなかなかないです」と興奮ぎみに語ると、大森が「大丈夫?オレ、やりづらいおじさんになってない?(笑)」と不安気な表情を見せるひと幕も。
さらに大森の「高杉、今日誕生日らしいな!」というひと声から、高杉のバースデーサプライズへ。甘いものが大好きだという高杉のために、“カラフルな特製バースデー巨大綿あめ”が登場。大森と飯豊が「これ、インスタに上げられる!」とうれしそうに見守る中、綿あめを口にした高杉は「すごく甘い匂い!仕事中ですけど(笑)、食べられてうれしいです。これからも楽しく高橋紀理人という役を真っすぐに演じて、皆さんと仲良く撮影できたら」と満面の笑みで23歳の抱負を語り、会場は拍手に包まれた。