オトナの土ドラ『リカ』(フジテレビ系)がクランクアップを迎え、主演の高岡早紀をはじめ、夏菜、大谷亮平からコメントが到着した。
本作は、第2回ホラーサスペンス大賞を受賞した、五十嵐貴久の「リカ」シリーズの中から「リハーサル」「リカ」の2作を原作に、2部構成でドラマ化。純愛を貫くが故に狂気と化してしまう主人公・リカ(高岡)が周囲を破滅に追い込んでいく姿を描いている。
<高岡早紀 コメント>
◆撮影を終えた感想をお願いします。
想像以上に楽しかったというのが1番の感想です。こういう特異な内容でしたので最初は現場が変な雰囲気になってしまうかもと想像していましたが、全然そのようなこともなく、逆に大変楽しい現場のなか、そのメリハリが本編にいい化学反応を起こしたのではと思っています。
◆新しい役への挑戦と伺いました。そのあたりはいかがでしたか?
今まで闇を抱えているような役はありましたが、こういうタイプの役は初めてでした。「新しい高岡早紀が見せられたらいいな」と制作発表でも言いましたが、自分の想像以上に、その通りになったのではないかと思っています。
◆印象に残っているシーンはありますか?
本当にたくさんありますが、第1話のナースステーションで私が、「雨宮リカ、28歳です」と言った時の周りの雰囲気と皆さんのリアクションが面白かったです。おそらく現場スタッフも含めて皆さんは“28歳”のシーンを、私がどのように言うのか楽しみにしていたと思います(笑)。そういう雰囲気も含めて、大変印象に残っています。
◆最終話まで残り2話となりました。
最終話に向かって、リカの狂気がさらにエスカレートしていきます。もしかしたらこれが本来のリカの姿かもしれません。純粋な彼女だからこその気持ちの変化を、最後まで楽しんでご覧になっていただけるとうれしいです。
<夏菜 コメント>
◆撮影を終えた感想をお願いします。
第2部のほうが千秋としてたくさん出演できたこともあって、やっていて面白かったです。
◆意外にもリカに共感する女性視聴者が多いのですが、夏菜さんはいかがですか?
そうなんですか!?リカのひたむきな思いというのは女性観として分からなくはない気もしますが、ひと言で言えば、“残念な人”だと思います。でも、どこか共感できてしまうところもあるのが不思議ですし、母性みたいなものもあるのかな…? でも、やはり私は関わりたくないです(笑)。
◆高岡さんとは、どんなお話をされていましたか?
私は高岡さんとは、肌がきれいとか透明感があるとか、そういうお話しかしてなくて。「すっぴんすごいきれいですね」とか(笑)。とても楽しくお仕事させていただきました。
◆印象に残っているシーンはありますか?
携帯で情報を流すシーンや、リカと電話でのやりとりのシーンなど全体を通してひとり芝居が多かったような気がします。演技としては新鮮でしたし、やはりひとりのお芝居は難しいとも思いました。
◆視聴者へのメッセージをお願いします。
リカのほかに第1部、第2部通して出演しているのは千秋だけなので、ちょっとお得な気持ちでした。今後、千秋はどのような活躍をするのかと想像してくださっている方もいらっしゃるようですが、今のところ、まさかのリカ側にいます(苦笑)。いい意味で、よりドラマをかき乱していけた存在だったのかなとも思いますので、楽しんでいただけるとうれしいです。
<大谷亮平 コメント>
◆撮影を終えた感想をお願いします。
本当にやりがいのあるドラマでした。撮影が終わった充実感はとてもありますし、苦しい部分もありましたが、楽しかったです。本間という役柄を楽しめた作品でした。
◆印象に残っているシーンをありますか?
これまでいろんな方に助けてもらいながらリカを回避していたのに、そのリカがついに家に乗りこんで来た…という場面です。本間として自分の気持ちをぶつけたシーンでもありましたし、いろんな事件が起こった濃い時間でした。
◆リカ役・高岡早紀さんとの共演はいかがでしたか?
高岡さんがリカをとてもイキイキと演じられていた気がします。“人としてどうなのか”という役でいらしたのに、本当にやりがいを持って楽しまれていたように見えました。そんなリカの様子を見て、「この人はなんで分からないんだろう」と、演技なのについイラっとしてしまったりして、芝居を超えた怒りの感情が沸いてきた時もありました。でもそれはやはり、高岡さん演じるリカが素晴らしかったからだと思います。
<第7話(11月23日放送)あらすじ>
千秋(夏菜)に盗聴器を仕掛けさせ、本間(大谷亮平)と探偵・原田(柏原収史)の会話を聞いていたリカ(高岡早紀)。自分がストーカー扱いされていることにショックを受ける。会社が入ったビルの表の道を歩く本間。「たかおさん!」の声にギョッとして振り返ると、そこにはリカが立っていた。
オトナの土ドラ『リカ』
フジテレビ系
毎週(土)後11・40~深0・35
出演:高岡早紀、小池徹平、夏菜、徳永えり、柏原収史、西岡德馬、大谷亮平