竹内涼真が主演を務める日曜劇場『テセウスの船』(TBS系)の物語の真相に迫る犯人考察大会が開催された。
本作は、週刊漫画誌「モーニング」(講談社)で連載された東元俊哉による同名漫画が原作。平成元年に警察官の父親が起こした殺人事件により世間からずっと後ろ指をさされ、身を隠すように生きてきた主人公・田村心(竹内涼真)が、あるきっかけでその事件当時にタイムスリップ。31年間謎に包まれてきた事件を追い、二転三転し謎が謎を呼ぶ緻密なストーリーとともに家族の絆と愛が描かれる“泣ける本格ミステリー”だ。
1月26日に放送された第2話のラストで、真犯人候補の筆頭と目されていた長谷川翼(竜星涼)が死亡。全ての登場人物が怪しく、真犯人探しは振り出しに戻り、視聴者の間で犯人考察が始まるなど、物語の真相に注目が集まっている。
そこで、都内某所で現役の探偵および探偵学校に通う生徒という推理のプロを集めた「考察大会」を実施。参加者は職務柄、素顔を明らかにできないため全員マスクとサングラスを着用という異様な光景に。
会場には、竹内涼真も登場。参加者たちの異様ないでたちに「皆さんマスクとサングラス姿で、雰囲気が怖すぎる!(笑)」とたじろぐ場面もあったが、「プロの皆さんの考察が聞けるということで駆けつけました。どんな考察をされるのか大変気になっています」と興味津々。
さらに、ドラマプレゼンターの赤ペン瀧川も登場。ドラマに登場する人物たちの「怪しすぎる行動」を得意の3分間プレゼンで披露。あらためて全ての登場人物に犯人の可能性があると確認したところで、原作者・東元俊哉先生から届いた手紙が紹介された。
そこには、主演・竹内への労いの言葉とともに「原作と犯人が違うと聞いている」という衝撃の事実が書かれていた。これは、主演の竹内も知らされていなかったようで「初めて知りました。原作は読んでいますが、ドラマの台本では原作にない展開もあったので、どうなるのかなと思っていたんですが…」と驚いていた。
そして、会場に集まった探偵たちが犯人と思った人物をランキング形式で発表することに。1位になったのは、小学校教師の木村さつき(麻生祐未)と、謎の車いすの男(安藤政信)。さらには、心の母・佐野和子(榮倉奈々)や、心の妻・由紀(上野樹里)といった答えも挙がった。
「犯人が打ち込んでいると思われるワープロにあった『超能力』という言葉は、雪崩の場面に遭遇したさつき先生しか知りえない」「2話で登場した犯人の目はまつげが長いので女性」「文吾の自宅に証拠を隠せるのは家族である和子のみ」など、探偵ならではの鋭い視点で繰り広げられる考察の数々に、竹内も思わず「なるほど…」と口数が少なくなる場面も。
中には、2話で死んだ長谷川翼が実は死んでいないという驚きの考察も飛び出すなど、プロの探偵をもってしても真犯人が絞り込めず、3話以降の展開に期待が高まった。
竹内は2月2日放送の第3話について「本当に前半戦のピークだと思う」と話し「せっかく皆さんとこういったイベントで考察ができたので、これからの放送でも心と一緒に犯人を考えながら最後まで応援していただけたらと思います」と締めくくった。
日曜劇場『テセウスの船』
TBS系
毎週(日)後9・00~9・54
©TBS