近未来の京都を舞台に、人間とAIとの恋愛、結婚生活を描く小説「ぴぷる」が、声優・梶裕貴主演でWOWOWにて連続ドラマ化されることが決定した。
原作「ぴぷる」は初小説「ニーチェが京都にやってきて17歳の私に哲学のこと教えてくれた。」で第5回京都本大賞を受賞した、若手注目作家の原田まりるによるSFヒューマンコメディ小説。雑誌「ダ・ヴィンチ」にて2018年11月号から2019年3月号にかけて連載され、小説と連動して企画されたWEBドラマ「耳で楽しむ小説『ぴぷる』」もオリジナルストーリーで同時展開された。キャラクターデザインを『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』、『君の名は。』などの田中将賀が手掛けたことも話題になった。
そして今回、WOWOWオリジナルドラマ『ぴぷる~AIと結婚生活はじめました~』として、WOWOWプライムにて5月より放送がスタートする。
2030年、人間とAIが結婚できるようになった近未来を舞台に、人型AIと結婚することを選んだサラリーマンの摘木健一(つみき・けんいち)と、その妻となった人型AIの「ぴぷる」、そして「ぴぷる」を開発したAI研究者の女性・深山楓(みやま・かえで)をはじめとする個性あふれるキャラクターたちによる、「AIと人間のあり方」を問うSFヒューマンコメディとなっている。
主人公・摘木健一役には、アニメ「進撃の巨人」のエレン・イェーガー役や、アニメ「七つの大罪」のメリオダス役をはじめ数々のヒット作に出演し、近年は映像作品や舞台などジャンルの垣根を越えて活躍する、声優の梶裕貴が演じる。梶は本作で、実写連続ドラマに初主演を果たす。
梶はWEBドラマ「耳で楽しむ小説『ぴぷる』」で、声優として摘木役を演じて大反響を呼んだこともあり、今回の実写ドラマの出演オファーに至った。摘木はイキリオタク気質で、生身の人間とのコミュニケーションが得意ではない、パッとしないアラサー男子という役どころ。妻となったAIやAI研究者ら、ひと癖もふた癖もあるキャラクターたちに翻弄されていく。
ドラマ『恋のツキ』や映画『はらはらなのか。』、ジェニーハイやGReeeeNのMV等、多岐にわたり高い評価を受ける酒井麻衣、そして、ドラマ『連続ドラマW 名刺ゲーム』、ドラマ『アラサーちゃん 無修正』等の話題作を手掛けてきた瀧悠輔が本作の監督を務める。
<摘木健一役・梶裕貴 コメント>
◆「耳で楽しむ小説『ぴぷる』」に続き、実写ドラマへの出演が決定した時の印象
音声収録時、スタッフの皆さんと冗談交じりに話していた映像化の話が、まさか現実になるとは…! 驚きと喜びと不安の入り混じった、初めての感情です。でも何より、引き続き摘木を演じさせていただけることが本当にうれしいです。
◆連続ドラマ初主演の意気込み
まったくもって未知の領域なので、漠然とした不安もありつつ、同時に、楽しみな気持ちもいっぱいです。…想像がつかない!(笑) とにかく、共演者の皆さんやスタッフの皆さんと、楽しみながら作品を作っていけたらと思います。
◆視聴者へのメッセージ
また新たな形で「ぴぷる」の世界をお届けできることを、キャストの一人として、とてもうれしく思います。“AI”と向き合うことで、逆に“人間”が見えてくる。少し未来のちょっと不思議な物語を、ぜひ楽しみにお待ちください!
<「ぴぷる」原作者・原田まりる コメント>
◆ドラマ化決定に関して
人型汎用AIをパートナーにできる近未来が訪れた時、人間の価値観やアイデンティティはどうなるのか?を踏まえ、さまざまな恋愛模様を描いたSF小説になります。この度は素晴らしい製作陣でのドラマ化となり、とてもうれしいです!また主演の梶さんには朗読劇の方でも主人公・摘木の声を担当していただいており、草稿から読んでくださっていました。その際、「本当に面白かった」と作品のことをとても愛してくださっていたので、どのように演じられるのか今から楽しみです!
『ぴぷる~AIと結婚生活はじめました~』
WOWOWプライムにて5月放送予定
<ストーリー>
AIを家族に迎え、結婚できるようになった2030年。冴えないサラリーマンの摘木健一(梶裕貴)は長年片思いをしていた憧れの会社の先輩とのデートに失敗し、そのショックから、勢いで性交渉機能搭載の美少女AIを購入し、妻として迎え入れ、「ぴぷる」と名付ける。しかし、なぜか結婚初夜の夜の営みを拒絶されてしまう。摘木は「ぴぷる」の開発元を訪ね、共感能力ゼロのミステリアスなAI研究者の女性・深山楓に出会い、自身による初期設定に問題があったことを知るが、残念ながら「ぴぷる」の設定を変更することはできないことを告げられる。その代わりに深山は、摘木に驚きの提案をしてきて…。
<スタッフ&キャスト>
原作:原田まりる「ぴぷる」(KADOKAWA刊)
脚本:小寺和久
監督:酒井麻衣、瀧悠輔
出演:梶裕貴 ほか
製作:ドラマ「ぴぷる」製作委員会
公式サイト:https://www.wowow.co.jp/drama/original/piple
公式Twitter:@piple_drama