『ドラマW 父と息子の地下アイドル』松重豊、若月佑美、井之脇海のコメント到着

ドラマ
2020年02月23日
『ドラマW 父と息子の地下アイドル』

 2月23日(日・祝)放送の『ドラマW 父と息子の地下アイドル』(WOWOWプライム)に出演する松重豊、若月佑美、井之脇海のコメントが到着した。

 本作は、第2回「WOWOW新人シナリオ大賞」で応募総数413編の中から大賞に輝いた光益義幸の「父と息子の地下アイドル」をドラマ化。息子の意志を継いだ中年教師が、地下アイドルをプロデュースし、トップアイドルを目指す音楽青春ドラマだ。

 交通事故で植物状態になってしまった息子に代わり、地下アイドルグループをプロデュースすることになる中年高校教師の主人公・千堂を演じるのは、松重豊。

 千堂の息子・勝喜役に、井之脇海。アイドルグループ「オトメがたり」のリーダー・椎奈役に、元・乃木坂46の若月佑美。同グループのメンバーに、芋生悠、加藤小夏。さらに、今井悠貴、遠藤久美子、鶴田真由、瀧本美織、深水元基らが出演する。

 そして「オトメがたり」のライバル役として、アイドルグループ・FES☆TIVEの本人役で出演し、ライブも披露する。

 監督は、映画「こはく」を手掛けた横尾初喜。

『ドラマW 父と息子の地下アイドル』

<松重豊 コメント>

◆かつては熱血教師だったものの、今の子供たちには通用しないと半ばあきらめの日々を送っていた中、突然息子に代わり地下アイドルをプロデュースすることになる千堂を演じられます。大胆な挑戦をする役どころでしたが演じてみていかがでしたか?

教師というお仕事、そして現実の教育現場が、いかにムズカシイ時代になっているか実感しました。この物語は定年間際の教師のファンタジーです。現実はそんな夢物語でないことは分かっています。そんなオッサンの無謀な挑戦にしばしお付き合いください。

◆本作「父と息子の地下アイドル」の魅力は、どんなところにあると思いますか?

この作品の主役は若い皆さんだと思っています。ひとりひとりが生き生きと輝いて見える瞬間が全てです。彼ら彼女らの瞳を通して、何が見えてくるかを楽しんでくだされば幸いです。

『ドラマW 父と息子の地下アイドル』

<若月佑美 コメント>

◆千堂親子がプロデュースする地下アイドルグループ「オトメがたり」のリーダー・椎奈を演じられました。人一倍の努力をしつつもデビューに向け悩む姿も。ご自身も幅広く活動されてらっしゃいますが、演じてみていかがでしたか?

椎奈は、オトメがたりの前から個人で活動していて、反対している親にも納得してもらえるようなアイドルになるという強い意志を持っています。私自身も“自分に後悔しない生き方”に憧れていたので共感しました。一方で私は椎奈ほど自分の思いを真っすぐにぶつけることはあまりありません。だから松重さんや「オトメがたり」の皆さんの演技にも助けられながら、掛け合いシーンでの気持ちを高めることができたかなと思います。

◆本作「父と息子の地下アイドル」の魅力は、どんなところにあると思いますか?

全然違う人生を歩んでいる登場人物たちの人生がシンクロするところです。千堂にとっても、息子・勝喜との時間と「オトメがたり」との時間とで違う時を生きているのに、なぜか両者への思いが重なってくる…。また、完成した映像を見た時、自分の出ていないシーンからいろんな人物に思いを馳せて、この後みんなはどんな人生を歩んだんだろうと想像し、思わず泣いてしまいました。

『ドラマW 父と息子の地下アイドル』

<井之脇海 コメント>

◆今回、学生時代から音楽活動をはじめ地下アイドルもプロデュースする勝喜を演じられました。ご自身も子役のころから長く演技のお仕事をされていますが、共感される部分などありましたか?

誰かをプロデュースする感覚は共感できる部分がありました。僕は役を演じる時に「自分が出るのではなく、役を自分の元から送り出す」ことを心がけています。なので勝喜は、自分自身がバンドマンとして前に出るのではなく、アイドルを支えるサイドに立つことを選びました。その勝喜の姿勢から学ぶことはとても多かったですし、勝喜に負けないように僕も勝喜を支えられるよう演じました。

◆本作「父と息子の地下アイドル」の魅力は、どんなところにあると思いますか?

登場人物たちの思いと思いが衝突した時に生まれる心の摩擦が、儚く魅力的だと思います。劇中の勝喜の物語では、父親とのすれ違いが多く描かれています。2人には各々の正義がちゃんとあります。そこに生じた摩擦で揺れ動く2人の感情を、松重さんと、スタッフの皆さんと、できる限り嘘がないように作りました。
人が人を思いやることのすてきさが伝わる作品になっています!ぜひご覧ください!

『ドラマW 父と息子の地下アイドル』
WOWOWプライム
2月23日(日・祝)後10時放送

<ストーリー>

ひとり息子とは疎遠になり、寂しく暮らしていた高校教師の千堂真澄(松重豊)。かつては生徒に昔ながらの熱血指導をしていたが、今のドライな子供たちには通用しないと、日々もどかしさを覚えていた。そんなある日、千堂は突然息子の事故の知らせを受け、病室に駆け付ける。すると目の前には植物状態で横たわる息子・勝喜(井之脇海)の姿が。ぼうぜんとたたずむ千堂の元に派手な衣装を着た3人の少女、椎奈(若月佑美)、怜央(芋生悠)、ひらり(加藤小夏)が突然やって来る。彼女たちは勝喜がプロデュースしている崖っぷちの地下アイドルグループ「オトメがたり」だった。 そんな解散寸前のアイドルの彼女たちの熱意に次第に心を動かされた千堂は、勝喜に代わってアイドルプロデューサーになることを決意。息子が目覚めるまでグループを守ろうと、地下アイドル業界で奮闘することになるのだが…。

脚本:光益義幸
監督:横尾初喜(『こはく』、「touristツーリスト」第3話)
音楽:牧戸太郎(「黒崎くんの言いなりになんてならない」『兄に愛されすぎて困ってます』)

出演:松重豊、若月佑美、今井悠貴、芋生悠、加藤小夏/遠藤久美子、鶴田真由/瀧本美織、深水元基、井之脇海 ほか

特設サイト:https://www.wowow.co.jp/dramaw/chika_idol/