4月スタートの日曜劇場『半沢直樹』(TBS系)に、賀来賢人、今田美桜、井上芳雄、尾上松也、井川遥、古田新太、市川猿之助、戸次重幸、南野陽子、江口のりこ、筒井道隆、柄本明らが出演することが分かった。
前作に続き、池井戸潤の半沢シリーズが原作で、今回は「ロスジェネの逆襲」「銀翼のイカロス」(文春文庫)を映像化する。
「ロスジェネの逆襲」を元にした物語の前半に登場する、半沢(半沢直樹)の出向先である東京セントラル証券のプロパー社員・森山雅弘を演じるのは、日曜劇場初出演となる賀来賢人。森山と同じく半沢の下で働く新入社員・浜村瞳役には、今年1月に放送したスピンオフドラマに続く出演で、日曜劇場へは初出演の今田美桜。
開発した検索サイトが大当たりし、今や日本でトップクラスのIT企業となったスパイラル社の創業メンバーの一人、加納一成役に井上芳雄。スパイラル社の創業者・瀬名洋介役に尾上松也。
そして、ドラマのオリジナルキャラクターとして、半沢や渡真利(及川光博)が情報交換をする行きつけの小料理屋の女将・智美役に井川遥。半沢を敵視する東京中央銀行の社員たちも通うこの店を切り盛りする彼女は、東京中央銀行の個人株主であると同時に銀行の内部事情に詳しく、半沢たちを静かに見守る。
東京中央銀行の中野渡頭取(北大路欣也)と敵対する同行の副頭取・三笠洋一郎役に古田新太。中野は、大和田常務(香川照之)にも負けぬふてぶてしさで東京中央銀行を牛耳るべく半沢をピンチに追い込む。
その三笠が目をかけている東京中央銀行証券営業部部長・伊佐山泰二役に市川猿之助。大和田常務を失脚させた半沢に恨みを抱いており、それ以来彼を敵視。三笠の忠実なる手下として、最前線で半沢と激しくぶつかり合う。
PC・周辺機器販売大手フォックス社の社長・郷田行成役に戸次重幸。大手IT企業の敵対的買収の案件で半沢が絶体絶命の状況に陥った際にホワイトナイトとして現れるが、彼には大きな裏があった。
また、その買収に関わり、アジア進出を視野に事業拡大をもくろむ大手IT企業「電脳雑技集団」の副社長・平山美幸役に、日曜劇場初出演となる南野陽子。その夫で、同社の社長・平山一正役に土田英生。美幸は大阪市内の大きな商家出身で、平山と共に自社の“粉飾”を隠していく。
そのほか、半沢と同じく銀行からの出向組で、銀行へ戻るためにあれこれと画策する諸田祥一役に池田成志。大手IT企業の敵対的買収の件で、買収される会社のアドバイザーとして関わる太洋証券営業部長・広重多加夫役に山崎銀之丞。
そして「銀翼のイカロス」を元にした後半では、アナウンサーから政治家に転身した国土交通大臣・白井亜希子役で江口のりこが出演。大手航空会社・帝国航空の再建をめぐり“半沢潰し”の急先鋒として鋭く斬り込んでいく。
江口演じる白井大臣が立ち上げた再生組織、帝国航空再生タスクフォースのリーダー・乃原正太役に筒井道隆。やり手弁護士の乃原は、相手を小馬鹿にしたような高圧的な態度を取り、頭取である中野渡に対しても脅しをかける。
さらに、白井大臣を支援する進政党の大物議員・箕部啓治役に柄本明。得体の知れない恐怖を持つ大物政治家として半沢に容赦なく襲いかかる。
<賀来賢人 コメント>
前作はリアルタイムで見ていたので、その世界観に自分が入っている感覚がすごく不思議でした。半沢さん(堺雅人)とお芝居をすることができ、非常に光栄に思っています。
僕の演じる森山は「東京セントラル証券」のプロパー社員で、銀行からの出向組にコンプレックスを持ちながら「いつか見返してやる」と思いながら真面目に熱心に仕事をしている男です。半沢さんと出会って、森山がどう変わっていくのか、そんな人間的成長や変化を見せられればいいなと思っています。
(主演の堺には)撮影初日で衝撃を受けました。周囲がすごくやりやすいお芝居で引っ張って下さるので、堺さんから出るセリフ・表情・テンポに必死に乗っかっていこうと思っています。
プレッシャーもありますが、このような作品に携わる機会はなかなかないので、一生懸命やるだけです!楽しみたいと思います。
<今田美桜 コメント>
今回、スピンオフ企画に続いて本編にも出させていただきます。スピンオフ企画も緊張しましたが、本編は「本物だ!」という感じで、すごく緊張感があります。私が演じる瞳は明るくて芯も通っていて、真っすぐな女の子で、働き方改革によって働きたいけど早く帰される悩みを抱えつつ、半沢部長に憧れている女の子です。堺さんと初めて共演したシーンでは、ようやく憧れの方と会えた感じがしました。
この作品に自分が参加させてもらえることはありがたいですし、これからの撮影も楽しみです。瞳自身が持っている明るさや真っすぐさや、フレッシュさも出せたらいいなと思います。
紅一点として大人の男性たちのぶつかり合いに揉まれながら、成長できたらいいなと思います。頑張ります!
<戸次重幸 コメント>
今回は念願の日曜劇場レギュラー出演ということで、感無量です!
『半沢直樹』は「正義は勝つ!」という、痛快でそして伝説的な作品。そんな作品にとても重要な役どころをいただき、もちろん“意気込み充分”といった心境ですが、いい意味で楽しんでやらせていただければと思います。
何かと憂うつな月曜日を乗り切っていただく原動力になるべく、まず日曜夜にこの作品で元気になっていただけるよう、頑張ります!
<井上芳雄 コメント>
『半沢直樹』に出演できること、本当にうれしく思っております。
年明けのスピンオフドラマから続く、緊張感と集中度の高い現場に魅了され続けています。旧知の役者さんとの再会に心踊らせつつも、今だから伝えられるドラマを全力でお届けします。
ぜひ、ご期待ください!
<南野陽子 コメント>
出演が決まった時は、あの音楽が頭の中で鳴り響き、倍返しされるのか…と思いました(笑)。
実際に参加してみると、関わる人たちの熱量のすごさに圧倒されています。大型で、既に高速で走っているものに後から飛び乗るのは、弾き飛ばされそうで勇気がいりますが、なんとか食らいつき、自身も歯車のひとつとなりたいです。
銀行や証券が顧客第一なら、私も見てくださる皆様第一でありたいと思います。最後はスカッと、そしてうなっていただけるよう役割を全うするつもりです。
<江口のりこ コメント>
お話を頂いたときは、「えっ、私が?」という驚きでした。
ここまでのエリート役は初めてなので、ワクワクしています。
毎週楽しんで見ていただけるように、こちらも楽しみながら頑張りたいと思います。よろしくお願いいたします。
<筒井道隆 コメント>
日曜劇場『半沢直樹』への出演ということで、プレッシャーがすごいですが、できるだけ気負わずに、自分なりに頑張りたいと思います!
<柄本明 コメント>
半沢直樹に立ちはだかる“重鎮の議員”ということで、この度出演させていただくことになりました。
劇団の後輩の江口のりことはドラマ初共演になりますので楽しみにしています。ぜひご覧ください。
<古田新太 コメント>
えらいもの頼まれちまったと思いました。前作のイメージを壊さないようにしつつも、違和感を出していきたいなと思っています。
頑張りすぎないようにしますので、最後までお楽しみください。
<井川遥 コメント>
毎週放送を楽しみにしていたこの作品に参加できることを、大変光栄に思っています。
初めての顔合わせでは大きなものに挑むのだとあらためて引き締まる思いがしました。
半沢さんや渡真利さん達が集う小料理屋の女将。情報通とのことなのでどのように関わっていくのか、私自身とても楽しみにしています。
<尾上松也 コメント>
最初にお話を頂いた時はとても興奮しました。日本中に知られているドラマの続編に出演させていただけることは夢のようで、お声掛けしてくださった皆様に本当に感謝しております。
前作は重厚でありながら爽快感あふれる作品という印象があり、登場人物一人一人も非常に個性的で魅力的な方ばかりだったように思います。そして何と言っても半沢直樹のあの名台詞、何度聴いてもクセになります。
『半沢直樹』の世界の一員となって自分の会社を守るべく、瀬名洋介として半沢直樹と一緒に戦います。
敵は強敵・市川猿之助さん演じる伊佐山です。他にも個性の強い皆さまが揃っていますが、負けない様に精一杯やり切りたいと思います。
今回も皆さまにお楽しみいただける内容だと確信しております。新たな半沢直樹の世界を存分に堪能していただけるように全力で挑みます。最後には半沢直樹と一緒に爽快感を味わってください!
<市川猿之助 コメント>
漠然と映像の世界で、従兄弟と並んで芝居ができたら面白いなと思っていました。伊佐山という役をいただき、台本をいただいた際は「まさかこんなに!!!」という感じでした。
前作は、主演の堺雅人さんを筆頭に愛之助さんの“オネェキャラ”や香川さんの土下座など、役者たちの芝居がとても印象に残る作品だと思っていました。ここに歌舞伎役者がフィットするのは、きっと現代の時代劇なのだと思います。堺雅人さん演じる主人公が悪を成敗する過程は痛快で、劇的で、老若男女を興奮させる力がある作品という印象でした。
伊佐山という役は半沢のライバルです。半沢には負けるつもりはありません。番組タイトルが、『伊佐山泰二』のつもりで、精いっぱい、演じてみたいと思います。
このドラマを見るときっと活力がみなぎると思います。毎週日曜よる9時にはテレビをつけて、TBS日曜劇場にぜひチャンネルを合わせてください。
日曜劇場『半沢直樹』
TBS系
4月スタート
毎週日曜 後9・00~9・54
©TBS