桜庭ななみと松下洸平が出演するリモートドラマ『ホーム・ノット・アローン』(NHK総合)が5月18日(月)から関西地域向けに放送されることが分かった。
本作は、新型コロナウイルスの影響で外出できない日々を送る2人がリモートで出会い、オンライン晩さん会やオンラインファッションショーを行うなど、たがいに距離を縮めていく姿を描くハートウォーミングなショートドラマ。脚本は、土曜ドラマ『心の傷を癒すということ』などの桑原亮子が手掛ける。
ドラマは、出演者とスタッフをリモートでつなぎ、出演者自らがカメラを構えて収録。完全リモートでNHK大阪放送局が制作した1話2分のドラマを全5話で放送する。
主人公・田中くみ子を演じる桜庭ななみは「台本を読む中で、きっとみんなが思っているだろうな、というせりふがいっぱいありました。不要不急の外出を控えてくださいと言われる中で、自分の仕事は不要不急なのかと思ってしまう人もいると思うんです。ドラマを見て、この自粛期間、自分のパワーを発揮するために蓄えておこうと思ってほしいです」と。
居酒屋の店長・常林浩也を演じる松下洸平は「実際に、これからどうやって営業を続けていけばいいのか悩んでいる方や、コロナの状況の中で一人で立ち止まっている方も今多いと思うので、演じる責任を感じました。でもそんな方々に向けて、ほんのちょっとでも背中を押せる作品になったらいいなと思って演じました」とコメントしている。
この撮影の舞台裏を記録したメイキング動画が、YouTubeNHK公式チャンネル(https://youtu.be/T683CeyPIH4)で公開中。撮影した映像についてオンラインで監督のチェックを受けたり、桜庭と松下がお互いの映像を確認したりと、リモートドラマならではの撮影の裏側を見ることできる。また、2人は朝ドラ『スカーレット』で共演していたことから、松下が桜庭を『スカーレット』の役名・直子と呼んでしまうほほ笑ましい場面も。
さらに連続テレビ小説『スカーレット』のツイッターアカウント(@asadora_bk_nhk)では、本編へのプロローグ「第0話」を描いたネットオリジナルドラマを公開(公開日時未定)するほか、放送期間中はドラマの間を埋める小さな物語が毎日ツイートされる。
リモートドラマ『ホーム・ノット・アローン』
NHK総合(関西地域向け)
<1話2分×全5話>
5月18日(月)~22日(金)後8・42~8・44/後11・40~11・42(再)
<10分版(全5話を再編集して放送)>
5月23日(土)後9・50~10・00
<あらすじ>
在宅勤務中、1人暮らしのマンションのドアが壊れ、部屋に閉じ込められてしまった田中くみ子(桜庭)は、修理屋さんにテレビ電話をかけたつもりが、間違えて見ず知らずの居酒屋の店長(松下)の自宅にかけてしまう。それをきっかけにお互いにテレビ電話をかけ合う関係になった二人は、少しずつ自分のことを語り出していく。
出演:桜庭ななみ、松下洸平
作:桑原亮子
制作統括:小川徹、城谷厚司
演出:泉並敬眞
制作・著作:NHK大阪拠点放送局
©NHK