木村了×佐津川愛美、きいた×唯月ふうかのリモートドラマ『ただいまオンライン喧嘩中』公開中

ドラマ
2020年06月01日
『ただいまオンライン喧嘩中』

 木村了×佐津川愛美、きいた×唯月ふうかによるリモートドラマ『ただいまオンライン喧嘩中』がYouTubeで公開された。

 本作は、緊急事態宣言解除直後という設定でく広げられるリモートドラマ。木村了と佐津川愛美、きいたと唯月ふうかがそれぞれ夫婦を演じる。脚本は藤井清美、主題歌はダンス&ボーカルグループ・WATWINGの「ING」。

『ただいまオンライン喧嘩中』

 撮影は、打ち合わせから、本読み、本番の撮影まで、全てオンライン上で実施。必要最低限の機材以外、衣装メイク、小道具は自前、さらに収録はキャスト自身がカメラを回している。

『ただいまオンライン喧嘩中』

 20分×4本で展開される本作の特色は、同じ脚本を別の役者が設定を変えて演じること。設定は本番直前に役者に渡され、ドラマの最後には設定に関する正解が発表されるという。同じ台本で夫婦を演じ、同じせりふ、同じ展開にもかかわらず、俳優によって全く違う演技となり、視聴者はその夫婦設定を予想しながら楽しむことができる。

リモートドラマ『ただいまオンライン喧嘩中』

<あらすじ>
パソコン画面で向き合う男女。一見オンライン会議中のようだが、実は、同じ家で暮らす夫婦である。緊急事態宣言解除直後、外出自粛中に溜まったストレスで関係に変化が生じ、これ以上のけんかを避けるためにあえてオンラインで話し合いをしているのだ。そして家事分担についてや、自粛中のあるある話をしているうちに、今まで面と向かって口にできなかった二人の本音が画面を通してあふれ出す。この先、元に戻るのか?元に戻っていいのか?新しい何かが待っているのか?この緊急オンライン会議が、その後の夫婦の未来を左右していく……。

■『ただいまオンライン喧嘩中』木村了×佐津川愛美編

■『ただいまオンライン喧嘩中』きいた×唯月ふうか編

■木村了×佐津川愛美インタビュー

■きいた×唯月ふうかインタビュー

『ただいまオンライン喧嘩中』
『ただいまオンライン喧嘩中』左:佐藤慎太朗プロデューサー・右: 吉川鮎太監督

<吉川鮎太監督×佐藤慎太朗プロデューサー インタビュー>
◆特に注目して見てほしいと思うところはどこですか?

吉川:まったく同じ台本なのに設定と演者さんによって全然違うドラマ、ニュアンスになっているという点です。初めて台本とそれぞれの設定を読ませていただいたとき、ひとつの台本が登場人物の設定を変えるだけでこんなにも違って見えるのか!と、とても驚いたのを覚えています。撮影時は、演者の皆さんと、どうすれば設定をよりお芝居で感じさせられるか、一緒に試行錯誤して臨みました。クイズ形式になっていますので、どんな設定かを想像してみていただけると幸いです!

◆実はこの時、こんなことが!というエピソードはありますか?

佐藤:リモート撮影中、さっきまで良かった回線が急に悪くなる時間帯があるんです。この時間帯に入ってしまうと、カクカクカクカクしてしまい、撮影どころじゃないんですよ。スタッフの間では“魔の11時台”と呼んでいました。

◆苦労した部分はどこですか?

吉川:演者の皆さんと1度も直接お会いできないままの撮影だったので、お互いの意思や思いが通じ合えるのか、とても不安で、かなり声を張って話していたと思います。特に撮影中はカメラアングルから照明まで、全て演者さん任せで、こちら側はPCに向かって、ただひたすらしゃべることしかできず、歯がゆい思いでした。でもお互いだんだん慣れてくると、役者の皆さんが、どんなアングルで自分自身を撮るのか、興味深い点もあって、一緒に模索して、工夫を重ねて、だんだん通じ合えていくような感触はありました。

◆やってみて、よかったところを教えてください。

佐藤:今回の企画は、脚本家の藤井清美さんのものですが、企画成立から撮影、配信までの流れが本当にあっという間でした。正直に言いますと、ものすごく大変でした(笑)。でも“いまの気分に寄り添うドラマを作り、皆様にお届けしたい”というテーマのもとに制作したこのドラマを、このタイミングでお届けできることが、とても嬉しく思います。初めてのリモートドラマでしたし、このドラマを作れたことは、おそらく一生忘れない経験になったのではないかと思います。

◆最後に一言ずつお願いします。

吉川:あらためて会話っていいなと思いました。よく、恋人同士が抱き締め合ったら、ストレスが吹き飛ぶみたいなことを聞きますが、好きな人との会話って、安心感で感情がどんどん溢れてしまい、すごく生きてる実感が湧くと思います。そんな、感情が画面から飛び出るような生き生きとした会話劇をキャスト、スタッフ一同で目指しました。ドラマを観ていただいた後、好きな人や友達と会話したいな!あいつ、今、何してるかな?と思っていただけたらとても幸いです。

佐藤:このドラマは二人芝居で、怒涛の会話劇の中に、笑いと共感を織り交ぜています。中でも、外出自粛期間中の夫婦あるあるがとてもリアルで、劇中のせりふに身が縮む思いをする男性が少なくないのではないかと思います(笑)。また今作では、打ち合わせから撮影、編集までを全てオンラインで行いました。初めての試みで何から何まで手探りでしたし、決して整った体制とはいえない中の撮影でしたが、出演者の皆様の多大なるご尽力があり、無事に完成することができました。このような時期だからこそ演技で笑顔を届けたいと参加してくださった俳優陣の役者魂を存分に感じていただきながら、脚本藤井さんのすてきな会話劇を多くの皆様に楽しんでいただけたらうれしいです。

<企画・脚本 藤井清美 コメント>
俳優が持っている役割は二つあると常々思っていました。一つは、わたしたちの人生から遠く離れた世界に連れ出してくれること。もう一つは、わたしたちの気持ちにとことん寄り添って、日常に立ち向かう勇気をくれること。世の中が大きく変わり、わたしたちの気持ちも大きく変化しました。本当は今が一番、「日常に立ち向かう勇気」を貰いたいときなのに、俳優がお客様に向き合えない。そのことにもどかしさを感じていました。全く予想がつかなかった新しい生活を体験したわたしたちのためのドラマが作れないかと企画書を書いたところ、多くの方の賛同を得て、このドラマがお客様の元に届くことになりました。スタッフ・キャスト一同、お客様に向き合えることが嬉しくて仕方ありません。「そうそう!」でも「わかる~」でも、「違うよ!」でもいいのです。お客様が一瞬でもいまのストレスから離れられたら幸いです。

WATWING
WATWING

<主題歌 WATWING コメント>
僕たち初のEP「forWard」の収録曲、『ING』がドラマの主題歌に選んで頂けてとても嬉しいです!今回の曲『ING』では、行き先が見えない不安の中で、前に踏み出せずにいるけど前向きになろうとする心の強さを表現しています。ドラマの内容とリンクするところもあると思うので、みなさんにも共感して聴いてもらえると嬉しいです!!是非ドラマと一緒に僕たちの新曲をお楽しみください!

©ホリプロ

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