黒沢清✕蒼井優✕高橋一生 NHKドラマ『スパイの妻』劇場公開が決定

ドラマ
2020年06月20日

 NHK BS8Kで放送された黒沢清監督のドラマ『スパイの妻』が、劇場版として10月16日(金)に公開されることが決定。予告編とティザービジュアルが解禁された。

 太平洋戦争開戦間近の神戸を舞台に、戦争という時代のうねりに翻弄されながらも自らの信念と愛を貫く妻とその夫の姿を描いたラブサスペンス。6月6日にNHK BS8Kで放送されたドラマをスクリーンサイズや色調を新たにし、劇場版として公開される。

 儚げでいて芯の強さを持ち夫を愛し抜く聡子を蒼井優が、その夫で国家機密を世に知らしめようとしたことで反逆者と疑われる優作を高橋一生が演じ、浮雲名義で東京事変のギタリストとして活躍する長岡亮介が初めて映画音楽を手掛けている。

 予告編では、1940年太平洋戦争前夜の物々しくも活気ある神戸で「悪魔のような所業を僕は見た」と声を振り絞る優作、スパイだと疑われる夫に「捕まることも死ぬことも怖くはありません。私が怖いのはあなたと離れることです」と思いの丈をぶつける聡子が映し出さ、燃え盛る炎が2人へ迫り寄るティザービジュアルと併せて、これから夫婦が巻き込まれていく波乱の日々を予感させるものとなっている。

<動画>
■映画「スパイの妻」30秒予告編

<作品情報>
映画「スパイの妻」
2020年10月16日(金)新宿ピカデリー他全国ロードショー
出演:蒼井優、高橋一生、坂東龍汰、恒松祐里、みのすけ、玄理、東出昌大、笹野高史
監督:黒沢清
脚本:濱口竜介、野原位、黒沢清
音楽:長岡亮介

<ストーリー>
1940年。満州で偶然、恐ろしい国家機密を知ってしまった優作は、正義のため、事の顛末を世に知らしめようとする。聡子は反逆者と疑われる夫を信じ、スパイの妻と罵られようとも、その身が破滅することも厭わず、ただ愛する夫とともに生きることを心に誓う。太平洋戦争開戦間近の日本で、夫婦の運命は時代の荒波に飲まれていく…。

<WEB>
公式サイト:http://wos.bitters.co.jp/

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