杉咲花がヒロインを演じる2020年度後期連続テレビ小説『おちょやん』(NHK総合ほか)が、7月14日にNHK大阪のスタジオでクランクインした。
本作は“大阪のお母さん”として親しまれた女優・浪花千栄子の人生をモデルに、物語を大胆に再構成してドラマ化。大正から戦後の大阪を舞台に、喜劇女優として活躍した女性の波乱万丈の生涯を描く。脚本はドラマ『半沢直樹』『陸王』『下町ロケット』などの八津弘幸が手掛ける。
クランクイン初日に撮影されたのは、杉咲演じるヒロイン・竹井千代が道頓堀の芝居茶屋で女中として働くシーンで、子役の毎田暖乃から代わって杉咲演じる千代が本格的に登場する最初の場面。
初日の撮影を終えた杉咲は「これまで、現場へ、千代へ、千代の大切な仲間たちへ、とにかく想いを馳せる日々でした。無事にクランクインできた今日、今まで感じたことのなかったような高揚感があり、現場にいられることの幸せをあらためてかみしめていたら、撮影はあっという間に終わっていました」と振り返った。
そして「温かいおちょやんチームの皆さまに迎え入れていただけて、これからの日々が本当に楽しみになりました。たくさんの方に楽しんでいただける作品になりますように、おちょやんチームの皆さんと、体に気をつけながら、心を込めて頑張っていきたいと思います!」とコメントしている。
また、併せてグラフィックデザイナーの廣田碧が手掛けた番組ロゴも完成。物語の重要な要素となっている竹をモチーフにしたロゴは、その力強い生命力と厳しい環境の中を強く生き抜く主人公を重ね合わせている。
番組情報
連続テレビ小説『おちょやん』
作:八津弘幸
音楽:サキタハヂメ
制作統括:櫻井壮一、熊野律時
プロデューサー:村山峻平
演出:梛川善郎、盆子原誠ほか
©NHK