<第1話(7月31日(金)放送)あらすじ>
とある街の高校に通う、風間竜二(岩﨑大昇)、瀬名悟(佐藤龍我)、春日篤(浮所飛貴)。格好はヤンキーでも中身がダサい3人は、クラス(2年B組)でひそかに「見掛け倒しトリオ」と呼ばれていた。
いつものように3人でつるんでいたある日、悟は教室から“誰かがビルの屋上から飛び降りる瞬間”を目撃する。慌てて2人を連れ、現場に行ってみるものの誰かが落ちた気配はなし…。諦めて教室に戻ろうとする悟だったが、植え込みに白手袋を見つけ、それをそっとポケットに入れて持ち帰る。
その頃学校は、2年B組の生徒・財前康隆(林蓮音)が飛び降り自殺を図ったことで大騒ぎになっていた。しかもその原因が悟のカツアゲによるものだとされ、なんと無期停学の処分が下されてしまう。
「悟はいつ戻ってくるんすか」――竜二と篤は担任の東村秀太郎(神保悟志)に詰め寄ってみるものの、期待するような答えはもらえない。さらには学校に乗り込んできた、クラスメートで生徒会長の柴山道史(那須雄登)の母親・奈津子(水野美紀)に「ウチの息子を同じ目に遭わせたらただじゃおかない」とすごまれてしまい…。
「悟は誰かに罪をなすりつけられているんじゃないか…」、そう考えた竜二と篤は真犯人探しをしようと、悟を呼び出し、秘密基地に集合する。するとそのとき、突然の大きな揺れと激しい雷鳴が。それと同時に大爆発したかのような雷が落ち、3人は激しく壁に叩きつけられる。
次の瞬間、彼らの目に飛び込んできたのはリュックを背負い、薄汚れた軍服を着て銃剣を構えた男だった。逃げようとするも、男に拘束されてしまう竜二たち。「日本人か?」「どこの部隊だ」と一向にかみ合わない問答を続けるうち、三平三平《みひら・さんぺい》(博多華丸)と名乗るその男が終戦間際の大宮島(現在のグアム島)から“タイムスリップ”してきたということが分かり…。
三平に令和2年の街並みを見せてあげようと街に繰り出した3人は、これまでに感じたことのなかった楽しさや充実感を覚える。
「この人と一緒にいたら、何かが変わるんじゃないか」―そう考えた竜二、悟、篤は三平にひと夏を元に過ごしてくれるよう懇願。こうして、クラスメートで町長候補の山田ゲルハルト節子(長谷川京子)の息子でもある双子、山田明彦(藤井直樹)・和彦(金指一世)も加え、高校生たちの熱い夏が幕を開ける。
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