バカリズムと井浦新がW主演を務めるWOWOWオリジナルドラマ『殺意の道程』が、11月9日(月)より放送スタートする。それに先駆けて、両者からのコメントも到着した。
『素敵な選TAXI』『住住』、第36回向田邦子賞を受賞した「架空OL日記」など、脚本家としても多彩な作品を手がけるバカリズムのオリジナル脚本が、満を持して連続ドラマ化。本作では、復讐を目的に初めての殺人に挑む従兄弟同士の満と一馬という役柄で、バカリズムと井浦がW主演かつテレビドラマ初共演を果たす。
演出を務めるのは、『住住』「架空OL日記」でバカリズムとタッグを組んだ住田崇監督。バカリズム脚本の世界観の中で2人の絶妙な空気感が遺憾なく発揮されるであろう本作は、本格サスペンスであり新感覚コメディだ。
バカリズムは「企画書の段階で一馬役は井浦さんにやっていただきたいと思っていて、正式に決定する前から勝手に当て書きで脚本を書いていたので、引き受けていただいてほっとしています。井浦さんとは年齢も近いので、空き時間に漫画やテレビの話をしたり、とても楽しく撮影しています」と、井浦とのエピソードを語る。
井浦は「シリアスな復讐劇が根底にあって、そこにあるメッセージ性をバカリズムさんの世界観やユーモアで包み込んでいます。観てくださる方たちには、どこに向かっていくのか分からないバカバカしさが面白さとなって伝われば良いなと思っています」と、作品についてのコメントを寄せた。バカリズムと井浦のコメント全文は、次ページを参照。
<バカリズム コメント>
◆サスペンスコメディの脚本を手がけた想いを聞かせてください。
普通のサスペンスドラマでは省略されるような部分を、細かく描いたら意外と面白いんじゃないかと思って書いてみました。
◆井浦新さんとは初共演となりますが、撮影はいかがですか?
企画書の段階で一馬役は井浦さんにやっていただきたいと思っていて、正式に決定する前から勝手に当て書きで脚本を書いていたので、引き受けていただいてほっとしています。
井浦さんとは年齢も近いので、空き時間に漫画やテレビの話をしたり、とても楽しく撮影しています。
◆視聴者へのメッセージをお願いします。
一応、サスペンスコメディとは言っていますが、多分あまり見たことがないタイプの変なドラマになっていると思います。面白いので、必ず最終話まで観てください。
<井浦新 コメント>
◆最初に脚本を読んだ時の感想を聞かせてください。
タイトルの「殺意の道程」から重々しい印象を受けて、1ページ1ページ息をのみながら読み進めていくと、次第にこの会話劇はどこに向かっていくのだろうと。最後までひたすら楽しんで読ませていただきました。
◆バカリズムさんとは初共演となりますが、撮影はいかがですか?
一馬と満は親戚で仲が良いけれど、ほどよい距離があります。読み合わせでも2人の呼吸やリズムを確かめられましたが、その感覚を今回の芝居場でより感じました。テストで2人の芝居を見た住田監督から「もっとシリアスにやってみましょう」という演出をしていただいて以降、お互いのピースがはまったような気がしています。
基本ベースにシリアスさがありながら、2人がどんどんズレていって、どこまでも転がっていきます。満を演じるバカリズムさんのぶれない独特なテンポを一馬として、どう受け止めてキャッチボールしていくかを楽しみながら演じています。
◆視聴者へのメッセージをお願いします。
シリアスな復讐劇が根底にあって、そこにあるメッセージ性をバカリズムさんの世界観やユーモアで包み込んでいます。観てくださる方たちには、どこに向かっていくのか分からないバカバカしさが面白さとなって伝われば良いなと思っています。
生きる喜びや目的をどこかに置き忘れてしまった男たちが、復讐を通して知らず知らずのうちに少しずつ「人生のきらめき」を取り戻していく物語でもあります。最後まで観終わった後に、登場人物から「小さな喜びや希望」を感じ取っていただける作品になれたならと思います。
<番組情報>
『殺意の道程』
WOWOWプライム
2020年11月9日(月)スタート
毎週月曜深夜0時から放送(全7話)
※第1話無料放送
<WEB>
番組サイト:https://www.wowow.co.jp/drama/original/satsui/