桜庭ななみ主演のオトナの土ドラ『13(サーティーン)』(東海テレビ・フジテレビ系)に出演する藤森慎吾(オリエンタルラジオ)が、役の印象や撮影エピソードなどを語った。
本作は、13歳の時に行方不明になった少女・百合亜(桜庭)が、13年後に突如家族の元に帰ってきたことから始まる衝撃のクライムサスペンス。
藤森が演じるのは、百合亜を誘拐した犯人・黒川一樹。本作では、トレードマークともいえる眼鏡を外し、バラエティーで見せる“チャラ男”とは真逆のイメージで臨んでいる。
藤森慎吾 インタビュー
◆演じられている黒川一樹の印象はいかがですか?
かなり複雑な性格の犯人像で、最初はとても悩みました。監督が「素の成人男性が一人の女性を好きな姿勢を貫いてくれればいいです」と言ってくださったので、少し気持ちが楽になったのを覚えています。一樹は役としては面白いと思いましたが、「会いたかったよ、ゆりりん」など独特の表現もたくさんあり、正直怖いです。
◆主人公・相川百合亜役の桜庭ななみさんとは加害者、被害者の役柄です。
ななみちゃんと最初にお会いしたのは、彼女が10代の頃です。久しぶりの印象としては「大人になったね!」という感じでした。役柄のこともあり、勝手な僕のイメージで、彼女とは現場であまり話をしないのがルールのように思っていましたが、初日にななみちゃんのほうからフランクに話しかけてくださって、「あれ?全然いいんだ」と単純にうれしかったです(笑)。女優さんとしては大人の魅力も増して、洗練されたイメージです。
◆屋外での撮影では、見学の方に藤森さんだとあまり気づかれていませんでしたが…。
眼鏡を外しているからだと思いますが、全然気づいてもらえないですね(笑)。このドラマを見て「藤森、眼鏡なくて新鮮だな」など言ってくださればありがたいです。そもそも僕の出演に皆さん気づいてもらえるのか?「誰だ? あの犯人は?」と話題にしていただけるのなら、それはそれでうれしいです(笑)。
◆藤森さんの熱演ぶりに「怖い」「気味が悪い」と現場でも持ちきりでした。
“チャラ男”みたいな陽気で明るい男というイメージがあるので、そうではないところを見せると「あいつ、あんな表情もできるんだ」となるんでしょうか?(笑)演技が上手だと錯覚してくれているのではと解釈しています。今回の黒川は特に不気味なので、とても甥っ子には見せられないですね(苦笑)。
◆最近では役者としての活動も増えていますが、俳優業への思いを教えてください。
お話をいただけるのならありがたく、今後も前のめりで俳優業を続けていきたいです。僕はこの業界の仕事が大好きで、テレビのバラエティーや音楽活動も多方面に興味があるので、需要がある限りはどんどんやっていきたいです。
◆役に取り組むときの心得のようなものはありますか?
小栗旬さんと仲良くさせていただいていて、気持ちの入れ方などを僕が質問するとかなり真剣に答えてくださるので、こっそり携帯にメモして、勉強させてもらっています。
◆では、俳優をされている芸人さんで、目標とされている方はいらっしゃいますか?
吉本の先輩でいえば、板尾創路さん、木村祐一さん、宮川大輔さんなど。皆さん本当に演技が達者で器用で尊敬します。でもあまり周りを気にしすぎず、欲張らずにやっているつもりです。たまに演技をお褒めいただくこともあるのですが、あまり自分では実感も手応えもよく分かっていないのが本音です。
◆視聴者へのメッセージをお願いします。
衝撃的なストーリーで、エンターテイメントとして楽しんでいただけると思いますし、そしてやっぱり「悪いことをしてはダメなんだぞ」という気持ちになっていただければ。衝撃のストーリーを引き続きお楽しみください。
番組情報
『13(サーティーン)』
東海テレビ・フジテレビ系
第3話:2020年8月15日(土)後11・40~
出演:桜庭ななみ、青柳翔、遊井亮子、石川瑠華、井上祐貴/藤森慎吾(オリエンタルラジオ)、神保悟志/板谷由夏
<第3話(8月15日(土)放送)あらすじ>
百合亜(桜庭ななみ)が監禁されていた部屋の地下から白骨死体が発見される。永井(青柳翔)と佐緒里(遊井亮子)は、状況から死体は一樹(藤森慎吾)の弟だと断定するが、調べに対し百合亜は反抗的な態度をとる。そのころ、一人秘密を抱えて葛藤する麻美(板谷由夏)の元に一通の手紙が届く。それは、百合亜に宛てた一樹からのメッセージだった。百合亜と一樹、そして殺された弟との間に何があったのか?そして一樹の狙いは?百合亜の身に再び迫りつつある危機に、麻美はある行動に出る…。