10月スタートの妻夫木聡主演の日曜劇場『危険なビーナス』(TBS系)に吉高由里子が出演することが決定した。妻夫木と吉高は本作が初共演となる。
本作は、東野圭吾による同名ミステリー小説をドラマ化。ある失踪事件をきっかけに、主人公が巨額の遺産をめぐる謎に挑む。東野の小説が日曜劇場でドラマ化されるのは、『新参者』(2010年)以来10年ぶり。
脚本は『グランメゾン東京』、映画「キングダム」などを手掛けた黒岩勉が担当。主人公・手島伯朗を演じるのは、日曜劇場『オレンジデイズ』(2004年)以来16年ぶりに日曜劇場主演を務める妻夫木聡。
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吉高が演じるのは、妻夫木演じる伯朗の前に突然現れる、ミステリアスでありながらも明るく聡明で魅力的な美女・矢神楓。伯朗の「弟の妻」だと名乗り、突然失踪した夫・明人を一緒に捜してほしいと伯朗に願い出る。
伯朗にとって明人は異父弟。母が名家「矢神家」の御曹司と再婚してから生まれた弟だ。母の死後、伯朗は矢神一族とは疎遠になっていた。矢神の血を引く明人は、総額30億円とも言われる遺産の相続権を持つ。
現当主が危篤状態に陥ったことで、遺産を狙う親族の誰かがさらったのではと疑っている楓。困っている女性を放っておけない伯朗は、楓と共に明人の行方を追うことになり、巨額の遺産が絡んだ矢神家の争いに巻き込まれていく。そんな中、伯朗は「弟の妻」である楓の魅力に次第にひかれていく。
吉高由里子 コメント
妻夫木さんが日曜劇場に出演されるのが16年ぶりと聞き、そのような作品で初めてご一緒させていただけることをとてもうれしく思います。妻夫木さん演じる伯朗と楓のやりとりも、ドラマならではのテンポの良い会話劇になると思います。その中で、2人の距離がどのように縮まっていくのか楽しみに見ていただけたらうれしいです。
ドラマで描かれる楓は、原作よりも少し人間味のあるキャラクターになっていると思います。勝気な部分もあれば怯えることもあったり…。いろんな表情を持っているので緩急つけて演じていければと思っています。その一方で謎めいている部分もあるので、「怪しい?」「怪しくない?」と見ている方にも伯朗と同じように揺れ動きながら見ていただければうれしいです。
一話一話の展開が早く、毎週見逃せないストーリーになっています。見た後は「来週の放送早く来い~!」と思っていただけるドラマになるよう、妻夫木さんはじめ、他キャスト、スタッフの方々と精いっぱい撮影に取り組んでいきたいと思います。
主演・妻夫木聡 コメント
最初に台本を読んだ時から、吉高さんが楓を演じている姿がすごく想像できていました。普段は明るくて人懐っこいイメージの吉高さんが楓を演じる中で見せるちょっとマジになった時とのギャップは、とても魅力的だと思います。原作でも描かれている「捉えどころのない雰囲気」に加え、ドラマでは楓のチャーミングな部分も出てくると思うので、僕自身も楽しみにしています。伯朗と楓のコミカルなシーンでは、テンポの良い掛け合いをお見せしたいと思っています。
プロデューサー・橋本芙美 コメント
タイトルにもなっているように、この作品はヒロインが重要な鍵を握っています。
その楓役を吉高由里子さんが演じてくださることが決まった時、最高に魅惑的でみんなを惹きつける今までにないヒロイン像になるだろうと確信して、ものすごくワクワクしました。
楓は、主人公・伯朗の「弟の妻」と名乗りながら怪しさでいっぱいです。天真爛漫な笑顔を向ける時もあれば、突然鋭いまなざしになったり、伯朗に甘えたり、怒ったり、時には涙を見せたり…どれが本当の顔なのか最後まで分かりません。8月下旬から撮影がスタートしましたが、吉高さん演じる楓の、その1つ1つの表情が非常に魅力的で、同時にミステリアスさをどんどん醸し出しています。
妻夫木さんと吉高さんのかけ合いからも目が離せません! 楓は本当に「弟の妻」なのか? 伯朗と一緒にハラハラドキドキしてほしいと思います。
ぜひ、お楽しみに!
番組情報
日曜劇場『危険なビーナス』
TBS系
2020年10月スタート
毎週日曜 後9・00~9・54
©TBS