石原さとみ主演の木曜劇場『アンサング・シンデレラ 病院薬剤師の処方箋』(フジテレビ系)の第9話(9月10日(木)放送)に、徳永えり、高橋光臣がゲスト出演することが決定した。
本作は、日本の連ドラ史上初となる、病院薬剤師を主人公にした新・医療ドラマ。萬津総合病院薬剤部の病院薬剤師・葵みどり(石原さとみ)が、新人の相原くるみ(西野七瀬)、先輩の瀬野章吾(田中圭)ら薬剤部の面々と共に、患者の“当たり前の日常”を守るために奮闘する姿を描いていく。
第9話で徳永が演じるのは、抗不安薬を大量に摂取して倒れ、萬津総合病院に入院することになる患者・若月陽菜。高橋は、陽菜の元夫・栗原謙介を演じる。徳永と高橋は、NHK連続テレビ小説『梅ちゃん先生』(2012年)以来、約8年ぶりの共演となる。
出演者コメント
徳永えり
「私が演じた若月陽菜は育児ノイローゼから薬との付き合い方を誤ってしまった女性です。人はどうしようもなく何かに頼りたくなる時があって、彼女の場合は大量の薬でした。決して正しいことではありませんが、私は彼女が弱いからではなく、生きることに必死だったが故の選択だと感じました。見放さず寄り添ってくれた葵さんたちのように、皆さまもどうか、もがきながらも立ち上がろうとする彼女を見守っていただけたら幸いです」
高橋光臣
「台本を読んで、医療の現場で患者さんに直接薬剤師の方が寄り添って相談に乗ってくれるというのは本当に心強いことだなと感じました。また、石原さとみさんとはぜひドラマでご一緒したいと思っていましたので、このドラマに参加できることがとてもうれしかったです。現場での石原さんは、たたずまいも本当に強く、美しい方でした。私が演じる栗原謙介は、ただ楽しいだけではない、つらいこと、苦しいこともある育児について、それを感じ取ることができず、妻は孤独を積み重ねてしまいます。そんな彼の痛みと苦しみ、そして感動を表現できたらと思います。朝ドラでご一緒した、徳永えりさんと夫婦役です。そちらも楽しみにしていてください!」
プロデュース・野田悠介(フジテレビ第一制作室)
「心の弱さという言葉だけでは片付けることができない、薬の多量摂取。そこにはさまざまな生活の背景が起因しているのではないかと思っています。徳永えりさんと高橋光臣さんに患者家族の人間の心のもろさを繊細に表現していただきました。患者さんにとって周囲の支えが必要であるということが皆様に伝わりますと幸いです」
番組情報
木曜劇場『アンサング・シンデレラ 病院薬剤師の処方箋』
第9話 9月10日(木)後10時~10時54分
毎週(木)後10時~10時54分
<第9話(9月10日(木)放送)あらすじ>
瀬野章吾(田中圭)が葵みどり(石原さとみ)の目の前で倒れた。救急センターに運ばれ豊中瑠衣(臼田あさ美)の治療を受けた瀬野は、すぐに意識を取り戻す。詳しい検査を受ける事になった瀬野は付き添って来たみどりに、仕事に戻るよう指示した。
翌朝、萬津総合病院には瀬野が倒れたという噂が広がり、調剤室にも伝わる。だが、いつものように顔を出した瀬野は逆流性食道炎だったと仲間たちを安心させる。そんな瀬野に刈谷奈緒子(桜井ユキ)は静養した方が良いと忠告。同意した瀬野は、みどりに救急センターの手伝いを頼む。
その後、瀬野は販田聡子(真矢ミキ)に、瑠衣から肺に腫瘍の疑いがあると指摘されたため精密検査を受けると報告。そんな時、瀬野に救急センターから急患の呼び出しが入る。
搬送されて来たのは若月陽菜(徳永えり)。みどりと陽菜の所持品から薬を探した瀬野は抗不安定薬の大量の殻を見つけ、オーバードーズ(薬の多量摂取)を疑う。処置にあたっていた瑠衣は、みどりに薬袋の調剤薬局に連絡して陽菜への処方歴を確認するよう頼む。すると、やはり陽菜は複数の医療機関から同じ病気の処方箋を受け取り、大量に薬を手に入れていた事が判明。みどりは相原くるみ(西野七瀬)と病室へ服薬指導に行くが陽菜は反抗的。みどりは陽菜にからかわれてしまう。
瀬野は精密検査の結果を消化器内科の畑中聡(長谷川朝晴)から知らされる。それは瀬野にとって受け入れ難いものだった。一方、みどりは小野塚綾(成田凌)から、意外なことを頼まれる。
<出演者>
石原さとみ、西野七瀬、成田凌、桜井ユキ、井之脇海、金澤美穂/真矢ミキ/迫田孝也、池田鉄洋、でんでん・田中圭
<スタッフ>
原作:『アンサングシンデレラ 病院薬剤師 葵みどり』荒井ママレ/医療原案:富野浩充(『月刊コミックゼノン』連載/コアミックス)
脚本:黒岩勉
主題歌:DREAMS COME TRUE『YES AND NO』
音楽:信澤宣明
プロデュース:野田悠介
演出:田中亮、相沢秀幸
制作・著作:フジテレビ第一制作室
©フジテレビ