10月19日(月)にスタートする菊池風磨(Sexy Zone)主演ドラマ『バベル九朔』(日本テレビほか)の現場レポートが届いた。
8月某日、スタッフ・キャストが合流し準備期間がスタート。雑居ビル「バベル九朔」の管理人・九朔満大を演じる菊池は、個性的なキャラクターの中で、満大が生き生きとするように、顔合わせの段階から監督・スタッフと話し合い、満大のキャラクターを作り上げていった。“心配事に直面するとお腹が痛くなる”という満大の特徴は、満大のキャラクターに等身大の人間らしさをプラスするために、菊池自身がスタッフと話して生まれたものだという。
レギュラーキャストそろっての脚本の本読みでは、演技巧者の俳優陣との掛け合いに自然とテンポが上がり、菊池と“テナントさん”たちも間合いを図りながら、自分のキャラクターをつかもうとしていた。一方、10年来の仲という髙地優吾との掛け合いでは、最初から心地いいテンポで会話が進み、監督やスタッフを驚かせた。
そして、まだまだ残暑の厳しい9月。いよいよ『バベル九朔』がクランクイン。映像化するにあたり、ドラマでは原作とストーリー展開が大きく異なっている。「満大と同じ新鮮な気持ちで、“バベル”の世界に巻き込まれていく役柄を演じてほしい」という思いから、菊池にはスタッフから原作は読まずに撮影に臨んでほしいというオーダーしていた。
「自分は人見知り」と語る菊池は、序盤は少し緊張感が漂う様子だったが、数日もたつと撮影の合間に、冒険のバディでもある“白い服の少女”役の川上凛子ちゃんとなぞなぞを出しあったり、テナントさんキャストと年の差を感じさせない笑顔で盛り上がったりとコミュニケーションはばっちり。「SNACKハンター」での撮影中は、菊池のエピソードトークにおしゃべりが止まらなくなるなど、打ち解けた面々で本物のスナックに集まる常連のようなシーンが出来上がった。
誰も観たことがない“バベル”の不思議な世界観を具現化するために、“バベル”に現れる怪物「くらまし」や蔦がうごめく「ドウリョクキ」といった特殊造形やグリーンバックでの撮影も。菊池はビルから飛び降りる特殊撮影や、くらましとのアクションにも挑戦。本編ではVFXも駆使し、映像を仕上げていく。
原作者・万城目学も、実際の雑居ビルでの撮影を見学したり、キャストとも「バベル九朔」のモデルとなった建物の話など貴重な話をするなど、菊池とうれしそうにつかの間の交流を楽しんでいた。
撮影も、あっという間に折り返し。キャスト、スタッフが一丸となり一つのチームになれた頃、クランクアップを迎えることになるが、果たして、彼らの関係性がドラマにどんな化学変化を起こすのか。