<藤原紀香 コメント>
◆ご出演が決定した際の想いをお聞かせください。
メイクは職業柄、役作りの観点でも切っても切り離せないものですし、プライベートでもメイクをすることで自分を元気にしてくれる、日々欠かせないものなので、“なぜメイクをするのか”に焦点を当てて、内面から鼓舞してくれるような作品のドラマ化に参加できて良かったです。
“猫田ひかる”という人物は、主人公カリスマ美容部員・熊谷すみれが誕生するきっかけとなる重要な役どころ。言ってみれば“カリスマのカリスマ”なので、お役をいただいたときは、責任重大だなと思いました(笑)
◆猫田ひかる役を演じるにあたり、意識した点などがございましたら教えてください。
原作の猫田はショートヘアで、すでに美容部員を辞めているのですが、ドラマではまだバリバリ働いているという設定でした。なので、役作りについて監督とも相談し、原作に忠実に演じるとするのであればショートへアなのですが、マインドや仕事ぶりだけではなく出で立ちも含めて、熊谷すみれが猫田を憧れ、背中を追っかけつづけた先輩像であるようにと話し合い、ヘアメイクなども考慮しました。なので、原作とはまた違った、迫力のある元祖カリスマ美容部員になっていると思います。
◆撮影現場でのエピソードなどございましたらお聞かせください。
実際にお客様が帰られた深夜の百貨店化粧品売り場での撮影だったので、中々見られない光景の中、楽しみながら撮影をしました。
熊谷さんの大学時代を演じられた女優さんは、とてもお肌が綺麗な方でしたが、肌荒れで悩んでいる役だったので、メイクで肌荒れ感をだしていました。その質感が完璧で、それもメイクのなせる技なのだと現場で感じましたね。
メイクというのは映像や舞台など役作りにも貢献してくれるものであり、日常でも個々を変身させてくれ、自信を持たせてくれるものだと再認識しました。
◆見どころなど、視聴者のみなさんにメッセージをお願い致します。
メイクは気持ちをUPしてくれるもので、“自身がどうありたいか”というテーマに向き合わせてくれる大切なもの。このドラマを見ていただければ、コロナ禍でたとえ家にいることが多くても鏡で自分を見る機会を増やして口角をあげてみたり、今日は鮮やかな口紅を塗って気分を上げてみようかな、など、前向きな楽しい気持ちになるのではと思います。
私のつとめた猫田ひかるも断言しているように「メイクは人の数だけある」のです。メイクに正解なんてないから、自信を持ってチャレンジして、元気になって、自分を好きになれるといいなと思います。