10月10日(土)に最終回を迎えるオトナの土ドラ『恐怖新聞』(フジテレビ系)に出演する白石聖、佐藤大樹、黒木瞳のクランクアップコメントが到着した。
1970年代に空前のオカルトブームを巻き起こした、つのだじろうによる戦慄のコミック「恐怖新聞」をジャパニーズホラーのレジェンド・中田秀夫が現代にリブート。未来に起こる災厄を予言し、読むたびに寿命が100日縮むという恐怖新聞が届くようになった女子大生・詩弦(白石)の、死と隣り合わせの悪夢を描くルール系ホラーだ。
8月中旬にクランクアップを迎えた本作。詩弦の実家でもある喫茶店内での歌子とのシーンで撮影を終えた白石は、スタッフたちが拍手を送る中、中田監督から花束を贈られて晴れやかな笑顔を見せた。
白石聖 コメント
◆佐藤さん、黒木さんとの印象に残ったエピソードを教えてください。
佐藤さんはすごく気遣いができるうえに“人に気を遣わせない優しさ”を感じる人。私は他の現場とかでも俳優さん同士の会話に「自分が割って入るのもなぁ」と考えてしまい、なかなか入って行けなくて。撮影が終わってから「そういえばあいさつ以外あんまり話していないな」って思うことが結構あるんですけど、佐藤さんはメイク室とかでもムードメーカーで、太陽みたいな人だなと思いました。撮影初日の佐藤さんと2人のシーンでも、体調の変化に気づいて声をかけてくれました。佐藤さんの気遣いにはすごく感謝しています。
黒木さんは、3話で詩弦が泣きじゃくってお母さんに抱きつくシーンのとき、本番が始まる前に、緊張している私の背中をさすってくださって…。黒木瞳さんという“偉大な存在”というより、歌子さんという“お母さん”という温かさで接してくださったのが、すごい印象的でした。クランクアップのときも「よく頑張ったね~」ってハグしてくださいました。撮影を重ねるうちにとてもかわいらしい方だと感じて、そこも魅力的だし、何より笑顔がチャーミング!カメラマンさんも黒木さんが「あはは」って笑うと他の誰よりもうれしそうにしていたんですよ!
◆差し入れの焼き肉弁当に書かれていたイラストは?
坂口涼太郎さん演じる鬼形礼です。実は趣味がイラストを描くことで、学生時代は教科書やノートの隅に描いていたタイプでした。今日のイラストは個人的には「あー、ミスした~。目から描き始めれば良かったかなぁ」って思っていたんですが…。公開されるならもっと丁寧に描けばよかった!(笑)
◆最終話に向けて、視聴者へのメッセージをお願いします。
1話からずっと見てくださった方、最終話も怒涛の展開と予想を裏切るようなクライマックスになっていますので、詩弦がどうなっていくのか、また他のキャラクターたちが、その先どうなるのか、最後までケレン味たっぷりの『恐怖新聞』をぜひ見届けてください!
佐藤大樹 コメント
◆皆さんより、ひと足早いアップでしたね。
最後のシーンは白石さん、黒木さん、(駿河)太郎さんもいて、監督も3人とも駆けつけてくださって。お花をいただき、多くの方に見届けてもらってうれしかったですね。そのシーンはめちゃくちゃ長くて、朝からずっと撮っていて、5話の時代劇はせりふ量も多いし、何より殺陣もあったのでかなり大変でしたね。今回はオープンセットや公園でのシーン、日中のロケが多くて“京都焼け”した夏でした!
◆印象に残った現場でのエピソードはありますか?
6話の神社で歌子さんに頭をぶん殴られるシーンですね。歌子さんと詩弦と3人のシーンは初めてで、黒木さんがすごくはしゃいでいて監督もすごく楽しそうに「佐藤くん、今日楽しみですね。黒木さんはどれくらいのテンションで来るんですかね」なんて言って。黒木さんから撮影の合い間に「普段どういう生活しているの?」とかプライベートの話をたくさんしてくれて、ドラマではとんでもないシーンだけど、現場は3人で和気あいあいと楽しかったし、黒木さんが遠慮なしにやってくれて気持ち良かったです!
◆最終話に向けて、視聴者へのメッセージをお願いします。
今まで演じた青春モノや恋愛モノの作品と違って、今回はリアルな意味でも2役、感覚的には3役ぐらい演じている気分。人との出会い、取り巻く環境、恐怖によって「人がこんなに変わってしまうんだ」っていうのを自分もやっていて楽しかったですね。順撮りではなかったので、中田監督の数字演出法のもと「何割狂った勇介」とか「何割こういう感情」とか常に意識しながら演じたので、監督には今までと違う表現方法の引き出しを開けてもらえた感じです。殺陣に関しては“やらず嫌い”で挑戦してこなかったんですが、今回いろんな人が評価してくれて自信につながったし、俳優業として自分が思った数倍ステップアップできたと思います。監督によって演出方法が違う中で“順応できるスキル”も身に付けられ、黒木さんのようなベテランの女優さんとの“演技のキャッチボール”という面、そして年下の白石さんの“主演・座長として凛として立つ現場の姿”を近くで見ることができ、勉強になりました。自分にとってターニングポイントとなったドラマです。最終回の本編はもちろん、その後のミニコーナーまで、お見逃しなく!
黒木瞳 コメント
◆本作で印象的だったエピソードを教えてください。
ホラーではいろいろあり得ないことをやらせていただけるんで、演じていて楽しいというか笑っちゃうんですけど、印象的だったのは5話で空元さん(横田栄司)に言う「地獄に落ちな、クソ坊主」ってせりふがあるんですけど「クソ坊主」なんて40年の女優人生で初めて!6話では桃香ちゃん(片山友希)の生首が出てきますが、生首役もさすがにまだ一度もなくて。本作は初めてのことがいっぱいで…。例えば同じ6話では、すりこぎで剣道の面を打つように振りかぶって、EXILEの若きパフォーマー(佐藤)を殴ったうえに、娘に「ちょっと待って、もう少しで殺せるから」とか言うんですよ、もうおかしすぎますよね。
◆最終話に向けて、視聴者へのメッセージをお願いします。
後藤プロデューサーが最初におっしゃった「3K(恐怖、ケレン味、共感)」というものを視聴者の方に提供できたなと、全編演じてみて腑に落ちた感じはしております。自分の出番だけじゃなく、大変個性的な面々のたくさんのご苦労があり、それらがうまく絡み合って『恐怖新聞』という作品が出来上がっています。最後までツッコミながら見てください。
番組情報
オトナの土ドラ『恐怖新聞』
東海テレビ・フジテレビ系全国ネット
2020年10月10日(土)後11時40分~深0時35分
出演:白石聖、佐藤大樹、駿河太郎、横田栄司、片山友希、坂口涼太郎、猪野学/黒木瞳
<最終話(10月10日放送)あらすじ>
詩弦(白石聖)は、自分の命が続く限り、誰かのためになろうと、恐怖新聞の予言を使って、街中で事件や事故を防いでいた。その1年後、勇介(佐藤大樹)の元に歌子(黒木瞳)がやってくる。「私のことは忘れてください」という詩弦からの言葉を伝えるが、その真意とは…。そして鬼形(坂口涼太郎)が配達人になった過去も明らかに。さらに鬼形は、詩弦に「前世の罪が許されていない」として、2つの選択肢を提示する。詩弦はどんな道を歩むのか。最恐ルール系ホラー、ついに閉幕!
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