唐沢寿明主演『ハラスメントゲーム』が「MIPCOM BUYERS’AWARD 2020 for Japanese Drama」グランプリを受賞

ドラマ
2020年10月15日

『ハラスメントゲーム』

唐沢寿明が主演を務めたドラマ『ハラスメントゲーム』(テレビ東京系)が、世界最大規模のコンテンツ見本市「MIPCOM 2020」で、「MIPCOM BUYERS’AWARD 2020 for Japanese Drama」のグランプリを受賞した。

同賞は、MIPCOMが推薦する世界各国のバイヤーが審査員となり、「世界のマーケットで売れる可能性がある作品」「バイヤーとして買いたい作品」を基準に項目別に審査され、最も高い総合点を獲得した1作品にグランプリが贈られる。テレビ東京作品のグランプリ受賞は2017年に放送されたビートたけし主演ドラマ『破獄』に次いで、2度目となる。

『ハラスメントゲーム』は、テレビ東京開局55周年特別企画として、2018年10月期に月曜日後10時の連続ドラマ枠「ドラマBiz」で放送。唐沢寿明が主演し、企業の「コンプライアンス」をテーマに、社内のさまざまなハラスメント問題を奇抜なアイデアと手法で解決していく主人公たちの姿を一話完結で描いた。

「MIPCOM BUYERS’AWARD 2020 for Japanese Drama」
(右から)グランプリのトロフィーを受け取った田淵俊彦プロデューサーと田辺勇人プロデューサー
番組プロデューサー・田淵俊彦 コメント

2017年の『破獄』に続いて「MIPCOM BUYERS’AWARD 2020 for Japanese Drama」で2度目のグランプリを頂きました。この番組にご出演頂いた皆さん、この企画の生みの親でもある井上由美子さん、そして企画実現、制作、放送に携わって下さった全ての皆さんのおかげです。スタッフを代表して、最初に御礼を申し上げたいと思います。ありがとうございました。この賞は世界各国のバイヤーが、作品を純粋な視座で「世界のマーケットで売れる可能性がある作品」「バイヤーとして買いたい作品」として選んでくださるものなので、とても光栄に感じています。同時に、これが選ばれるということは「ハラスメントは今なお世界において根深く潜在する切実な問題なのだ」ということを示唆している気がしています。世界ではSDGsが声高に叫ばれていますが、日本は政府が主導する男女共同参画に関する「2030(にいまるさんまる)」などの施策が立ち遅れるなど、まだジェンダー問題に関しては国際レベルに達していません。テレビ局ができること、メディアがやれることは多くはないかもしれませんが、少しでも作品を観てくれた人が「ジェンダー主流化」や「インクルージョン社会」に向けて意識を持ってくれると日本はもっと良い国になると思いますし、それが次世代の子どもたちに向けた私たち大人の役目かなとも思っています。今回の受賞を契機に、『ハラスメントゲーム』を見てそんなふうに考えてくれる人がさらに増えたらうれしい。そう願っています。

『ハラスメントゲーム』
放送日:2018年10月15日~12月10日(毎週月曜 後10時~)

出演:唐沢寿明、広瀬アリス、高嶋政宏 ほか
原作:『ハラスメントゲーム』井上由美子(河出書房新社刊)
脚本:井上由美子
監督:西浦正記 関野宗紀 楢木野礼
チーフプロデューサー:稲田秀樹(テレビ東京)
プロデューサー:田淵俊彦(テレビ東京)、 山鹿達也(テレビ東京)、田辺勇人(テレビ東京)、浅野澄美(FCC)
現在、動画配信サービス・Paravi(パラビ)でスペシャルドラマを含めて配信中

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