11月15日(日)放送の大河ドラマ『麒麟がくる』(NHK総合ほか)第32回「反撃の二百挺(ちょう)」に初登場する駿河太郎からコメントが届いた。
駿河が演じるのは、元大和興福寺の衆徒・筒井順慶役。代々大和土着の豪族であり、大和を支配下におこうとする松永久秀(吉田鋼太郎)と対立。間に入る光秀(長谷川博己)と接近する。後に光秀の与力となるが、史実では本能寺で光秀を裏切る。
筒井順慶役の駿河は、「筒井順慶は地元の方にすごく愛されていた人ということで、武将としての駆け引きの部分と人としてのおおらかさを意識して演じています。特殊メイクや衣装などからも、単なるお坊さんではなくちゃんと武将に見えるようにしています」とコメント。
松永久秀と敵対するという役柄については、「鋼太郎さんとご一緒できるのはすごく楽しみです。視聴者目線で見ているかぎり、鋼太郎さんは結構自由に演じていらっしゃるので、あそこまでお芝居を楽しめるのは素晴らしいし、見習わないといけない」と語り、「順慶は若くして1つの国を治めてきているので、松永だけではなく誰かと相対した時には、凜とした強さが必要ではないかと思っています」と。
そして「今後、久秀と関わるシーンも多くなると思いますので、どういうお芝居になっていくのか僕自身もとても楽しみです。僕はどれだけ鋼太郎さんがふざけてもふざけないと心に決めています(笑)」と誓った。
今後の物語については、「本能寺の変の後、順慶は光秀を助けようとしていますが、最終的には秀吉側についたそうです。ドラマの中でどのように描かれるかまだ分かりませんが、自国のことや筒井家のことを考えて苦渋の決断を迫られて決断したと、ただ単に光秀を裏切ったのではない展開になっているとうれしいです」と期待した。
第32回では、光秀と順慶との出会いが描かれる。「光秀と鉄砲を巡って駆け引きをしますが、その場で、自分の損得を考えながら瞬時に判断していきますので展開がとてもスリリングですし、演じる際は駆け引きの“間”を意識しながら演じました。普段は間を詰める演技が多いのですが、演出の方からも『存分に間を取ってください』とおっしゃっていただいてとても新鮮でした。ぜひ注目してご覧いただきたいと思います」とメッセージを送った。
番組情報
大河ドラマ『麒麟がくる』
NHK総合ほか
毎週(日)後8・00~8・45
©NHK