ミュージシャンの藤井風が、1月21日にスタートする高畑充希主演の『にじいろカルテ』(テレビ朝日系 (木)後9・00)で初のドラマ主題歌を担当する。
藤井は、昨年5月発売のファーストアルバム「HELP EVER HURT NEVER」が軒並みチャート1位を獲得するスマッシュヒットを記録。同年10月には日本武道館で単独公演を成功させるなど、注目を集めている。
主題歌のタイトルは「旅路」。藤井自らドラマの撮影現場を訪問してキャストやスタッフと触れ合い、台本を読み込んだ上で制作した。ノスタルジックさと先鋭さが同居したナンバーで、ドラマを盛り上げる。
藤井 風 コメント
初めてのタイアップ作品になりました。こんなに難しいとは思いませんでした。ドラマの主題歌って、派手で、それこそドラマチックなイメージがありましたが、このドラマに、そーゆーのは全然合わない気がしました。
ちょっとポンコツで、人間くさい医者が、村の個性豊かな住民や病気と、「共存」していくお話。衝撃的な出来事が起こる訳でもない、だからこそ描けるリアルを淡々と描く。
そんなドラマは初めて聞いたし、正直、今これを書いてる時点でも、どんな作品になってるのか想像もできていません。
ただ、現場にお邪魔させていただいた時に感じたのは、作り手の皆さんの穏やかで自然体な空気感。
主演の高畑充希さんの、あまりにナチュラルな、演技にいつ入ったのか分からないくらいの演技にはすごく感銘を受けました。
だから、わしももっと自然で、自分の内側から勝手に溢れてくるような、あったかい音楽を添えられたらなと思いました。
それが結果的に、この作品を、この作品を生きる皆さんを、作品に触れる皆さんを、後ろからそっと見守って、時々ふわっと包み込んでくれるような、そんな音楽になっていたらいいな。
高畑充希(紅野真空 役)コメント
藤井風さん、というすてきな天才が居る、ということを耳にしてYouTubeを漁っていたのが昨年の春のこと。風さんの曲は、私のステイホームを穏やかに彩ってくださいました。
なので、今回初めて主題歌を担当される作品が私たちのドラマになったこと、とっても幸せに感じています。
『旅路』という曲は、風さんならではの、人生を少し俯瞰から、そしてゴール地点に近い場所から眺めているような曲で、初めて聴いた時に、あたたかさと同時に心地のよいドライさを感じました。この『にじいろカルテ』というドラマも、命や問題とどうやって向き合うか、そして、どうやって向き合わないか、というテーマを持った作品なので、きっとぴったりだろうな。ドラマをより豊かにしてくれるのだろうな、と、今からわくわくしています。
一度現場に遊びに来てくださったご本人は23歳等身大のとてもチャーミングな方で、ステージ上とのギャップにキュンとしました(笑)
早く皆さんに、ドラマと共にこのすてきな楽曲をお届けしたいです。お楽しみに!