大谷亮平、『監察医 朝顔』で自身初の“エンバーマー”役「多くの方に知ってもらう機会になれば」

ドラマ
2021年02月08日

『監察医 朝顔』

上野樹里主演の“月9”ドラマ『監察医 朝顔』(フジテレビ系 後9時~9時54分)に出演する大谷亮平が、自身初となる、特殊な処置で遺体を生前の姿に戻す“エンバーマー”役への思いを語った。

本作は、2019年7月期に放送された、主人公で法医学者の万木朝顔(上野樹里)と、父でベテラン刑事の万木平(時任三郎)が、さまざまな事件と遺体に向かい合い、かたや解剖、かたや捜査で遺体の謎を解き明かし、遺体から見つけ出された“生きた証”が、生きている人たちの心まで救っていくヒューマンドラマの続編。月9ドラマ初となる2クール連続で放送される。

第12話(2月1日放送)では、朝顔たちの元に、薬物中毒で亡くなった20歳の松野紗英(依田ゆい)の遺体が運ばれてきた。薬物を常習していた紗英の顔はクマがひどく、簡単に毛が抜け落ちてしまい、その毛も薬物の影響で白髪になってしまっており、紗英は白髪を隠すために黒く髪を染めていたようだ。薬物の悲惨さを物語る遺体の状態に、ショックを受ける朝顔たち。

紗英は2年前に家出をしており、久しぶりの対面となった母親の松野翠(黒沢あすか)はあまりの娘の変わりように、もはや涙すら流れず茫然自失する。紗英もこんな形で母親に会いたくなかったであろうと、胸を痛める朝顔は、薬物を使用する前の姿に紗英を戻せないかと法医学教室で相談をする。すると、あくる日、大学を辞めた夏目茶子(山口智子)と、若林昭信(大谷亮平)が法医学教室に現れる。

謎の男として、たびたび人目を忍んで茶子と会っていた若林。その正体は、特殊な処置で遺体を生前の姿に戻す“エンバーミング”のプロフェッショナルである“エンバーマー”だった。

エンバーマーとして最高の技術を有し、アメリカで活躍していた若林だったが、まだまだエンバーマーという存在が一般的ではない日本で、エンバーミングを普及させ、エンバーミングを通して総合的に遺族の“グリーフ=悲しみ”に寄り添いたいという思いから「グリーフケアアンドサポート」という名の会社を設立。よく茶子と会っていたのは、日本で新設する会社に、茶子をヘッドハンティングするためだった。

若林の姿勢に共感し、大学を辞めて「グリーフケアアンドサポート」でアシスタントエンバーマーとして日々、勉強中の茶子。そんな茶子の活動を偶然、安岡光子(志田未来)だけが知り、朝顔の相談を聞き、茶子に連絡したのだった。

茶子と若林の登場に、紗英を生前の姿に戻してあげられるのでは、と色めき立つ朝顔たち。朝顔と茶子はエンバーミングの話をするため、翠ら紗英の両親の元を訪れる。

そんな中、検査技師の高橋涼介(中尾明慶)が思いを寄せる、パン店のアルバイトの北村愛菜(矢作穂香)が、紗英の薬物中毒に関連している疑惑が上がる。

大谷亮平 コメント

◆『監察医 朝顔』の出演に関して、あらためて感想をお願いします。

「作品同様とても温かみのある現場でした。初めて演じる役でしたが学ぶ事も多く貴重な経験をさせていただいたなと、参加できた事に喜びを感じています」

◆これまで謎に包まれてきた若林ですが、エンバーマーであることが明らかになりました。ご自身初の役どころとなりますが、演じていかがでしょうか?

「エンバーマーの役を通して演じているうちに、最後の別れを迎えるにあたり遺族の気持ちをくみ取り、少しでも生前の姿に戻してあげたい、それにより微力ながらも遺族の気持ちに寄り添う事ができればなと、そんな雰囲気に包まれながら撮影が進んで行ったように思います」

◆視聴者へ見どころなど、メッセージをお願いします。

「エンバーミングそのもののことや、その選択をすることにより別れを迎える遺族の気持ちに何をもたらすのか、ドラマを通して多くの方に知ってもらう機会になればうれしいです」

©フジテレビ