東日本大震災10年 特集ドラマ『あなたのそばで明日が笑う』(NHK総合ほか)が、3月6日(土)に放送される。それに先駆けて、主演の綾瀬はるかと池松壮亮をはじめとする出演者5名から、コメントが到着した。
本作の舞台は、宮城県石巻市。東日本大震災の津波によって行方不明となった夫を待ち続ける蒼(綾瀬はるか)が、震災を知らない建築士・瑛希(池松壮亮)と出会い、心を通わせていく。
夫を待ち続けている“夢の時間”と、震災後に出会った男性と積み重ね始めた“現実の時間”。ふたりの想いや願い、それを見守る人々の優しい心に包まれて、前を向き歩み始める愛の物語だ。
自身の役柄について、綾瀬は「(蒼は)震災で夫が行方不明になってしまい、日々苦しみながら、それでも前を向こうともがいている女性です。大事な人を失ったという現実を受け入れる中で、忘れようとするのではなく、悲しみさえも自分の中に取り込んで、前に進む力に変えていける」と。
続けて「人それぞれ、大小関係なく悩み、苦しみがあると思いますが、時間がかかっても受け入れながら前に進んでいくと明日に繋がっていくという、前向きなメッセージが伝わればと思います」とコメントを寄せた。
池松も「見てくださった方々にとって、この国で10年前に起こった災いの記憶を、そして今世界で起きていることを見つめ直し、再生に向かう一歩となることを願っています」と思いを語っている。綾瀬と池松をはじめとする、キャスト5名からのコメント全文は次ページを参照。