3月26日(金)からAmazon Prime Videoで配信される『賭ケグルイ双(ツイン)』のドラマ完成報告&LINE LIVE生配信イベントが行われ、森川葵、佐野勇斗、生田絵梨花(乃木坂46)、萩原みのり、秋田汐梨、長井短、佐々木美玲(日向坂46)、英勉監督が登壇した。
本作は、森川演じるごく普通の家庭に生まれた少女・早乙女芽亜里が政財界の子女たちが通う私立百花王学園に編入し、学園の全てを支配する “ギャンブル”という狂った掟に翻弄されながらも仲間と共に奮闘するストーリー。「賭ケグルイ」の主人公・蛇喰夢子(浜辺美波)が学園に転校してくる1年前が描かれる。
森川らは劇中の制服姿で登壇。本作の主人公・早乙女芽亜里を演じた森川は「ずっと2年生の芽亜里を演じていたので、『1年生か大丈夫かな、若返るの』と心配していた。でも芽亜里は私にとっても大事で大好きな役だったので、こうして芽亜里を詳しく描かれている『双』が実写化できてたのはうれしく思っております」とあいさつ。
絶対的権力で学園を牛耳る生徒会の中でもカリスマ的存在感を放ち、ある目的で芽亜里に近づく生徒会役員・会計の壬生臣葵役の佐野は「今作から『賭ケグルイ』の世界に参加させていただきまして、前作ももちろん見させていただいたんですけども、すごく迫力があり、人気のある作品で、プレッシャーも正直あったんです。英さんとは2度目だったので、『こうしたほうがいいよ』とたくさん相談させていただきながら、壬生臣葵を演じております」とプレッシャーがあったことを明かした。
生徒会役員・美化委員長で相手の心理を読み取るギャンブルの名手でもある三春滝咲良役の生田は「とにかく目力と姿勢を武士のように力強く見えるようにと意識して演じていました。そのおかげで乃木坂の活動の時もカメラを向けられるとにらみを聞かせてしまったり…。その時はマネージャーさんからも『三春滝になってるよ』と注意をされました」と裏話を明かした。
また、シリーズレギュラーのメンバー・松村沙友里から何か言葉をかけられたかという問いには、「この作品に入る時に監督から『乗り遅れないようにね』とプレッシャーをかけられまして、どんな殺伐とした現場なんだろうとおののいていたんですけど、松村沙友里ちゃんに雰囲気を探ってみたら、『すごくみんな優しい人たちだから安心して大丈夫だよ』と言ってもらって、実際入ったら本当に和気あいあいとした現場だったので、とても楽しみながら演じられました」と語った。
校内で最も人気のない賭場を運営する文芸部の部長・戸隠雪見を演じた萩原は「原作で眉毛が特徴的で、驚いた時とか、困った時は眉毛を動かすっていうのは現場で意識してました」と演技のポイントを明かした。
内気でおっとりした性格ながら、芽亜里の相棒として共に成長していく花手毬つづら役の秋田は「英監督をはじめとする豪華なキャストの皆さんとご一緒させていただけただけでも私は本当にうれしかったので、大変だったことはあんまり思い当たらないですが、私もギャンブルの内容とかを理解するのに時間がかかるタイプ何ですけど、つづらっていう役もそんなにギャンブルについて理解していなくて、ただ言われたことをやっているっていう女の子だったので、思い返してみるとただただ楽しかった撮影だった」と振り返った。
サディスティックな性格で、自分専用の家畜を従える生徒会役員・風紀委員長の聚楽幸子役の長井は「肩書の強さにどう追いつこうかと、力んだりしてたんですけど、よく考えたら一番強いやつって力入っていないなと思って、現場で一番リラックスしているのが私だという気持ちでのびのびとやらせていただきました」と。
聚楽専用の家畜として首輪につながれ、彼女に仕えることで悦びを得る佐渡みくらを演じた佐々木は「犬を飼っているんですけど、ワンちゃんの気持ちがすごく分かりました(笑)。普段散歩をさせる時、あんまり引っ張らないであげようという気持ちを学ばせていただきました。でも、聚楽さんはすごく優しくて、劇中でたくさん引っ張るシーンがあったんですけど、毎回『大丈夫? 痛くない?』と心配してくださって、楽しい撮影でした」と明かすと、長井が「逐一、『痛いの大丈夫?』って聞いていたら、ある時『首強いんで!』と言われた」と裏話を明かした。
芽亜里、雪見、つづらの女子3人のシーンが多い本作。森川が「いつも男の子が1人いたので、今回は女子3人だけでチームを組んで一緒にやっていくというのは、女子高にいるかのようにキャッキャッしてた」と明かすと、萩原は「真ん中にいる葵ちゃんに振り回されるのが楽しくて。葵ちゃんのお芝居が本当に面白いんですよ。台本に書いていないことをやってたから、2人で一緒にあわあわしていた」と。これには森川が「台本に書いてあったとおりにやってたよ」とツッコミを入れていた。
また、秋田は「2人に支えてもらいながら付いていくっていう感じだったんですけど。人見知りなのもあって、最初のころは緊張してたんですけど、2人が本当に優しく話しかけてくださって、それで緊張が和らいで楽しく撮影に挑むことができた」と。そんな秋田に、森川は「本当に緊張してた? お菓子めっちゃ食べてたから、そんな感じしなかったよ。のほほんとしているので、一緒にいるとこっちの緊張を和らげてもらってた」と返していた。
生徒会役員を演じた佐野と生田は、そろって緊張したことを明かし、佐野が「圧がありましたよね」と語ると、生田は「見ていた人たちだから、気を抜くとファンみたいに『写真撮ってください』みたいな気持ちになった」と明かした。
イベントではゲーム対決も実施。「10秒間でジェスチャーチャレンジ!“真の芽亜里の相棒はどっちだ!?」では、秋田と萩原がジェスチャーし、森川に回答してもらうことに。秋田から挑戦し、「ウサギ」「ヘビ」「ゴリラ」などジェスチャー。萩原は「卓球」「バスケットボール」「サッカー」などに挑戦。2人の対決は、3対4で萩原の勝利となった。
「ちょうど10秒を当てろ!片足上げ&目をつぶってストップウォッチピッタリコンテスト“家畜からの下剋上バトル勃発!”」では、長井と佐々木が対決。長井が11秒85、佐々木が8秒14という結果で、長井の勝利となった。
「10秒間で歩数計チャレンジ“芽亜里、生徒会への挑戦!」には、森川、佐野、生田が挑戦。森川は腕32回・足36回、佐野は腕32回・足33回、生田は腕33回・足32回で、佐野と生田があっち向いてほいで負けを決めることに。その結果、生田が勝ち、佐野が負けとなった。
各ゲームに負けた秋田、佐々木、佐野は、罰ゲームとしてセンブリ茶を飲むことに。佐野が「苦い! やばい!」、秋田が「あ~、これはずっと残りますね」、佐々木が「うまみはないです」と苦さに震えていた。
最後に森川が「今の雰囲気を見ていただけたら、楽しく撮影をしていたのが皆さんにも伝わったかなと思います。作品自体はこういう青春感もありますし、『賭ケグルイ』のみんなの狂った姿も見られると思うので、これまでの『賭ケグルイ』が愛されてきたように、今回のキャラクターたちもみんな愛していただけたらうれしいなと思います」と締めくくった。
『賭ケグルイ双(ツイン)』(全8話)は、Amazon Prime Videoで3月26日(金)より毎週金曜日に2話ずつ独占配信される。