現在放送中の連続テレビ小説『おちょやん』(NHK総合ほか)が、4月14日(水)にクランクアップ。ヒロイン・竹井千代役を演じた杉咲花と、制作統括・櫻井壮一からコメントが到着した。
連続テレビ小説103作目となる本作は、“大阪のお母さん”として親しまれた女優・浪花千栄子の人生をモデルに、物語を大胆に再構成してドラマ化。大正から戦後の大阪を舞台に、喜劇女優として活躍した女性の波乱万丈の生涯を描く。
現在放送中の第19週は、太平洋戦争の終戦から3年。地方を回りながら公演を続けていた鶴亀家庭劇の面々だったが、鶴蔵(中村鴈治郎)から大阪・道頓堀に戻って新しい劇団を作るようにと連絡が入り、千代(杉咲花)と一平(成田凌)が中心となって鶴亀新喜劇を旗揚げするという局面だ。
そんな本作が、4月14日(水)にクランクアップ。報告にあたり、千代役の杉咲は「悔しい思いになったこともたくさんありましたが、それ以上に現場が楽しくて、『おちょやん』という作品が大好きで、一生この現場で演じていたいと思うほど毎日が幸せでした」と思いを溢れさせながら、撮影を振り返る。
続けて「いま、千代という役に対してやり残したことはないと感じています。いまの自分にできることは精いっぱいやりきれたのではないかと思うと、感無量です」と感慨を述べた。
いっぽう、制作統括の櫻井壮一も「杉咲さんはこれまで、千代の人生を誠実に、全力で駆け抜けてきました。『おちょやん』チームは、杉咲さんをヒロインに迎えることができて幸せです」と杉咲へねぎらいの言葉を。
最後は「ドラマはこれから終盤に向けて、大きな山場を迎えます。引き続き、ヒロイン・千代が生きる物語をハラハラ、ドキドキしながら、最後まで見届けていただけますようお願いいたします」と視聴者へメッセージを寄せた。両名のコメント全文は、次ページを参照。
なお、本作の最終回は5月15日(土)となり、5月17日(月)からは連続テレビ小説104作『おかえりモネ』が放送を開始する。