仲間由紀恵 コメント
原作ファンの方にも楽しんでいただけるように、出来るだけ原作に近い桐山ユキを意識しました。一見冷徹に見えるユキが、過去のある出来事を背負いながらも解剖医の仕事に向き合い、残された遺族のために頑張っていく。ひたむきな強さを意識しながら、ユキという女王像をつくりあげました。
ワンコとの関係性は、最初は一緒の方向を向いてなくてかみ合わない部分も多いのですが、それでも最後には、これから2人は一緒にやっていくのだろうなというスタートラインに立つことができたのかなと思います。ユキがどのような方法で事件の真相に迫っていくのか、テンポの良い芝居とスリリングな展開を楽しんでいただければと思います。
松村北斗 コメント
この作品は「法医学」を題材にしていますが、その中に繊細な人間ドラマと、男の子が憧れるような天才の勘でいくようなミステリーの要素があり、若い感性を感じました。犬飼一は、どこにでもいるような普通の若者なので、ずば抜けた存在のユキと、相棒やバディまではいかないですけど、凹凸を感じる2人の関係性が、この作品の面白さかと思います。
ワンコの成長物語の側面もあって、師弟関係のユキから響くものや感じることがあり、成長していく姿が2時間のドラマに凝縮されています。創意工夫して普段よりもフラットに落とし込んだ芝居を見ていただければと思います。
番組情報
月曜プレミア8『女王の法医学~屍活師~』
テレビ東京系
2021年5月31日(月)後8・00~9・54
出演:仲間由紀恵、松村北斗(SixTONES)、山下容莉枝、小松利昌、新実芹菜、松澤匠、西村元貴、中田クルミ、湯江タケユキ、阿南健治、かとうかず子、利重剛、石坂浩二(特別出演)、田辺誠一
あらすじ
埼京医科大学4年生の犬飼一(松村)は、興味がない法医学研究室に配属され、准教授・桐山ユキ(仲間由)の元で学ぶことに。しかも天才的だがわがままなユキは、犬飼を“ワンコ”と呼び、こき使う始末で…。
そんな折、運転中に激突死した甲元正治の遺体が運ばれてくる。交通事故とされるが、ユキは検死で小さな噛み痕を発見。車内に小児糖尿病用の注射器があったという刑事・村上衛(田辺)の話もあり、6~7歳のものと見立てる。そこから捜査線に浮上した男児に誘拐疑惑が――。
ユキがそんな事件に挑んでいた頃、河原に止まっている車から、不倫の噂があった北林大学教授・川越克久(湯江)と秘書・藍田満里(中田)の遺体が見つかる。一酸化炭素中毒による心中と処理されるが、駆け付けた高嶺霞(新実)は、満里の遺体の不審な点に気づく。だが刑事は「事件性はない」と解剖を認めず…。
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