永瀬廉演じる百音の幼なじみ・及川亮の登場が話題を呼んだ第2週「いのちを守る仕事です」が放送を終えた、連続ドラマ小説『おかえりモネ』(NHK総合ほか)。5月31日(月)からは、第3週「故郷(ふるさと)の海へ」が放送を開始する。
第2週では、正式に森林組合の職員として採用された百音(清原果耶)。林業を学びに来た小学生の体験学習に付き添って森に行くも、天気が急激に悪化してしまう。そして、豪雨とひっきりなしの雷の中、ハイキングコースから生徒の1人・圭輔(阿久津慶人)が滑落するアクシデントが。
百音はなんとか彼を引き上げ、電話で朝岡(西島秀俊)のアドバイスを受けながら近くの小屋に避難することに成功。しかしサヤカ(夏木マリ)との電話を聞いていた菅波(坂口健太郎)からの連絡が入ると、百音は顔面蒼白に。圭輔がウトウトする様子を隣で微笑ましく見ていたが、彼は低体温症になっている可能性があり、眠ってしまうと危険だったのだ。
電話を片手に必死に声を掛けるも、相変わらずウトウトし続ける圭輔。そんな時、小屋の中を見回す百音の手元に転がってきたのは、父・耕治(内野聖陽)が作った木の笛。息を吹き込むと「ぴいい!」と大きな音が鳴り響き、それに驚いて飛び起きた圭輔は無事に森林組合へ。
娘が心配ゆえに「実家に連れ戻したい」と突然職場に乗り込むも、いきいきと働く百音の姿を目の当たりにし、切ない表情で見つめる耕治。「お父さんが“俺はこっちだ”って自分で決めたように、私も“こっちだ”って自分で決めたい」とまっすぐな瞳で訴える百音に、最後は優しい笑顔で去っていく。そんな耕治が小学生たちに混じって作り、きっと何の気なしに百音にプレゼントした木の笛が、小さな少年のことも、そして愛する百音のことも助けたのだ。
実際に撮影中は同様のことが起きていたといい、「自然相手の撮影はなかなか大変です」と吉永証CP。「登米の山は突然空がぐずついたりして、天気予報を見ていても本当にどうなるかが分からなくて」と映像の空気感やリアルにこだわるゆえのエピソードを明かしている。
第3週では、森で豪雨に見舞われたことをきっかけに気象予報士の資格に興味を抱き、専門書を買い勉強を始める百音。やがて夏が訪れ、祖母・雅代(竹下景子)の初盆に合わせて気仙沼の実家へ帰省する。
漁師になった“りょーちん”こと亮(永瀬廉)や、明日美(恒松祐里)ら幼なじみとも久しぶりに再会。中学時代にみんなで所属していた吹奏楽部や恋の話で盛り上がるが、新たな真実も発覚して…。楽しい時間を過ごすも、百音は故郷へ複雑な思いを抱えていたのだった。
番組情報
連続テレビ小説『おかえりモネ』
NHK総合ほか
毎週月〜土曜日 前8・00〜8・15ほか
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