6月9日(水)、2022年大河ドラマ『鎌倉殿の13人』(NHK総合ほか)がクランクイン。主人公・北条義時役を演じる小栗旬からのコメントと、収録現場での写真が到着した。
大河ドラマ第61作となる本作の主人公は、鎌倉幕府の二代執権・北条義時(小栗旬)。タイトルの「鎌倉殿」とは鎌倉幕府将軍のことで、平安時代末期から鎌倉時代初期を舞台に、野心とは無縁だった義時がいかにして武士の頂点に上り詰めたのかが描かれる。
そして、クランクインを迎えた本日収録されたのは、京での任務を終え北条の郷に帰った父・時政(坂東彌十郎)とともに、三浦義澄(佐藤B作)や義村(山本耕史)のあいさつを受けるなど、若き頃の義時のシーンだ。片田舎の豪族の家に生まれた若者の物語が、ここから始まっていく。
収録を終えた小栗は「前日までは『とうとう始まってしまうな』とか『始まったら後戻りできないな』という思いがありましたが、いざ現場に来てみたらすんなりと始まれたな、というのが正直なところです」と明かす。
続けて「『源氏とか平家とか、そういう人たちに気を遣いながら生きていきたくないんだ』という世の中を目指す義時の気持ちを、ブレずに持って演じていきます」と意気込みを。
「大河ドラマでもなければ、これほどのキャスティングの中に入れることもないですし、次から次へと“つわもの”が現れてきますので、それを僕自身も楽しみたいと思います」とこれから続く撮影への期待を述べた。コメント全文は下記を参照。
北条義時役・小栗旬 コメント
前日までは「とうとう始まってしまうな」とか「始まったら後戻りできないな」という思いがありましたが、いざ現場に来てみたらすんなりと始まれたな、というのが正直なところです。
義時は目立つキャラクターではなく、周りに目立つ人がたくさんいますので「このドラマ、誰が主役なんだっけ?」という形で進んでいきたい、と演出陣とも話しています。ですから、主役だからと気負うことなく“なんとなく”現場にいるという感じを大事にしています。徐々に浸透していって、あるときから義時が舵を切る瞬間にやっと「あ、この人が主役だったんだ」となれればと思っています。
「源氏とか平家とか、そういう人たちに気を遣いながら生きていきたくないんだ」という世の中を目指す義時の気持ちを、ブレずに持って演じていきます。大河ドラマでもなければ、これほどのキャスティングの中に入れることもないですし、次から次へと“つわもの”が現れてきますので、それを僕自身も楽しみたいと思います。
番組情報
2022年度大河ドラマ『鎌倉殿の13人』
NHK総合ほか
2022年放送スタート
©NHK