松本まりかが、10月2日(土)スタートのドラマ『それでも愛を誓いますか?』(テレビ朝日 毎週(土)深2・30ほか)で主演を務めることが決定した。
本作は、単行本と電子を合わせて累計150万部を突破する萩原ケイクの同名コミックをドラマ化。夫と結婚してから専業主婦として生きてきた主人公・純須純(松本)が、「子供を産むリミット」「夫に養われ自立できない不安」「30代の再就職」「途切れない夫婦の営みへの憧れ」といった“35歳の壁”と直面し、葛藤する姿を描く。
松本の役どころは“愛する夫から女として求められていない妻”。主人公・純と同年代の松本が、 “満たされない何か”に悩み、揺れ、葛藤する35歳の女性をリアルに等身大に演じる。
監督は、是枝裕和監督が立ち上げた製作者集団「分福」に所属する日本映画の新鋭監督・広瀬奈々子。そして脚本家・坂元裕二に師事した後に活躍のフィールドを広げている兵藤るり、鈴木史子、川原杏奈ら若手女性脚本家が執筆を担当。広瀬監督と共に、全話のプロットから仕上げまでを共同制作するというスタイルで脚本を作り上げている。
松本まりか コメント
「この作品は私の人生を賭けたものです」という、原作に記された萩原ケイク先生の言葉が、心から離れません。それほどの想いが宿った作品を託していただけたことに感謝し、今まで経験してきた感情や痛みや喜び、その全てを注いで演じたいと思います。
この作品は、劇的な何かがあるドラマではありません。
人が殺されたり、ドロドロの不倫をしたり…そういった派手な出来事は起きないのに、なぜかこの作品では、何げない日常こそがドラマティックで。撮影では、小さな幸せの発見の連続です。
他はすべて幸せなはずなのに、“女としてだけ満たされていない女性”、純。「愛があればセックスなんかいらない」とか、「夫婦はもっと超えたところにある」とか、言葉では理解していても、どうにもできないもどかしさ。これまであまり描こうとしてこなかった、言語化できない微細な感情や、触れてはいけない“人の聖域”のようなものにスポットライトを当てたドラマです。1シーン1シーン、驚くほど丁寧に、大切に撮影しています。さまざまな想いを抱える皆さんに、そっと優しくお渡しできる作品になりますように。
広瀬奈々子監督 コメント
まだクランクインしたばかりですが、キャストの皆さんと丁寧に物語を紡ぐことができ、とても幸せな毎日を送っています。撮影中、松本まりかさんがふと「宝物を探すような作業」とおっしゃっていたことが印象に残っていて、それが私にとっても、作品にとっても、大きな原動力になっていると感じています。
三人の若手の脚本家たちと、何度も膝を突き合わせて練り上げたドラマ版『それでも愛を誓いますか?』は、最終話が完全オリジナルです。松本さんをはじめとするキャストが演じる愛のゆらぎを、どうぞお楽しみください。その中にきっと、見る人にも通ずる「宝物」があると思います。
原作・萩原ケイク コメント
ドラマ化の第一報が「主演は松本まりかさん」でした。
ひたむきにお仕事をされる俳優さん、という印象だったので、松本まりかさんが純を演じてくださることがとてもうれしいです。他、出演していただける全ての俳優の皆さま、企画から制作…関わってくださる全ての方々に感謝です。放映される日を楽しみにしています。
<あらすじ>
結婚を機に仕事を辞め、専業主婦として生活を送っていた純須純(松本まりか)。結婚8年目で今も仲の良い夫婦だが、セックスレス5年目で子供なし。働きざかりの夫・武頼は、真面目で仕事熱心だが、「子供が欲しい」と伝えてもかわされ、口論にすらならない。友人たちの出産の話題には素直に喜べず、だからといって夫婦の悩みも打ち明けることもできない純。思い描いていたものとは違う夫婦生活にいら立ちを感じていた純は、鬱々とした生活を変えるために再就職を決意。契約社員として働き始める。
同僚にはイマドキで無愛想な若手社員がいるものの、徐々に仕事にも慣れていく純。そんな中、同僚たちとの飲み会の帰り道、純は武頼が女性と二人で歩いているところを目撃してしまう。
愛はあるのに満たされない夫婦がそれぞれに悩み、揺れていく中で、仲が良かったはずの夫婦関係にもやがて変化が訪れる。
『それでも愛を誓いますか?』
テレビ朝日(関東)
2021年10月2日スタート
毎週(土)深夜2・30~3・00
ABCテレビ(関西)
2021年10月3日スタート
毎週(日)後11・25~11・55
ABCテレビでの放送後、TELASAで独占配信(TVer、GYAO!での見逃し配信を除く)
<キャスト>
純須純…松本まりか
<スタッフ>
原作:萩原ケイク 『それでも愛を誓いますか?』(双葉社)
監督:広瀬奈々子、森本晶一、橋本英樹、渡邉裕也
脚本:兵藤るり、鈴木史子、川原杏奈
チーフプロデューサー:山崎宏太(ABCテレビ)
プロデューサー:松本太一(ABCテレビ)、奈良井正巳(ABCリブラ)、伊藤正昭
制作協力:ABCリブラ
制作著作:ABC
©ABC
©萩原ケイク/双葉社