吉高由里子主演の10月期のTBS金曜ドラマ『最愛』に、松下洸平、井浦新が出演することが決定した。
本作は、殺人事件の重要参考人となった女性実業家と、彼女を追う刑事、彼女を支える弁護士の3人を中心に、15年前のある失踪事件から現在の連続殺人事件へとつながる謎に迫る、完全オリジナルのサスペンスラブストーリー。スタッフには、2017年4月期の金曜ドラマ枠で放送された『リバース』と同じ顔触れが集結。脚本は奥寺佐渡子と清水友佳子、新井順子がプロデュースを務め、演出は塚原あゆ子が担当する。
新たに出演が発表されたのは、吉高演じる気鋭の実業家・真田梨央に深く関わる2人のキャスト。松下が演じるのは、正義感が強く真面目で心優しい捜査一課の刑事・宮崎大輝。大学時代は陸上部のエースで、梨央の父親が寮夫をする陸上部の寮に住んでいた。高校生の梨央の初恋の相手であり、大輝もまた彼女に好意を寄せていた。
その後、寮内で起きた事件と梨央の大学進学を機に離れ離れになるが、15年ぶりに再会。時代を牽引する実業家となり、15年前とは別人のような振る舞いの梨央に戸惑いを覚えながらも、再びひかれていく。同時に、彼女が連続殺人事件の重要参考人で、自分がその担当刑事という葛藤を抱える。
井浦が演じるのは、梨央が代表取締役を務める「真田ウェルネス」の法務部に所属し、真田グループの“番犬”として真田家と会社を守る弁護士・加瀬賢一郎。頭の回転が速く論理的な人物だが、どこか不器用で人間味ある表情や気遣いを見せる。幼い頃に両親を亡くしながらも、東大法学部を首席で卒業した努力の人でもある。弁護士として梨央を常にサポートし、梨央もそんな加瀬に信頼を置いている。やがて梨央に心を寄せるようになり、警察や世間から疑惑の目を向けられる彼女を自身の全てを懸けて守り抜こうとする。
正義感が強くひたむきな刑事と、清濁併せのむ弁護士という正反対の2人が、1人の女性とどう向き合い、そしてどのように事件の真相に迫っていくのか。スリリングな展開と心が震える愛の物語に期待が高まる。
松下洸平 コメント
このような大役を頂くことができてうれしくもあり、同時にとても驚きました。塚原監督と新井プロデューサーとは『MIU404』でご一緒させていただいたのですが、「またご一緒できるように頑張らないとな」と思っている中でお声がけをいただいたので、「えっ!?」と一瞬時が止まってしまいました。
『最愛』はすごく攻めた作品だと思います。完全オリジナルストーリーではあるのですが、どこかリアルな部分もたくさんある。だからこそ芝居をしっかりやらないといけないですし、生半可な気持ちでは太刀打ちできない作品だと感じました。
でも時にはキュンキュンする会話のやりとりがあったりと、いろいろな方面で楽しめる台本になっています。そして今回僕は陸上をやっている役なので、ちゃんとリアルに感じていただけるよう、今から頑張って走り込みます(笑)。
井浦新 コメント
新井プロデューサー、塚原監督とのお仕事は『アンナチュラル』以降2度目になるのですが、お話を頂けてとにかくうれしかったです。前作に参加させていただいてから4年ほどたっているので、うれしさの一方で、その4年で積み重ねてきたものをしっかりと表現できるのか緊張感もありました。
台本を読ませていただいて、この作品は独特なリズムのサスペンスだなと感じています。ただ事件が起きていくだけではない、いわゆるサスペンスの方程式がめちゃくちゃ。でもそれが物語の大きな個性となっています。「ここまで人物を掘り下げているのか」「このあとどうなっていくんだろう」と、独特なストーリーの組み立てになっていて、1話もここで終わるの!? と必然的に2話を早く見たくなるようになっています。
塚原監督は外側のお芝居だけでなく、人間の内側の心を大切にしてそこを引き出して演出してくださるので、その丁寧な演出を受けながら、また新しいことにチャレンジできると思うと、うれしさと楽しさがあふれてきます。あと、新井Pが後ろの方からジッと見ている威圧感をまた受けるのも楽しみです(笑)。
金曜ドラマ『最愛』
TBS系
2021年10月スタート
毎週金曜 後10・00~10・54
<キャスト>
真田梨央…吉高由里子
宮崎大輝…松下洸平
加瀬賢一郎…井浦新
<スタッフ>
脚本:奥寺佐渡子、清水友佳子
プロデュース:新井順子
演出:塚原あゆ子
編成:中西真央、東仲恵吾
製作:TBSスパークル TBS
公式Twitter:@saiai_tbs
公式Instagram:saiai_tbs
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