第2話ゲスト:山田杏奈×金澤美穂「嘘と本音の絶妙な距離感」
第2話ゲストは山田杏奈と金澤美穂。姉妹役として「わら人形の呪い」にかけられた妹と、妹を守ろうとする姉の姉妹役として出演した。
この話では、事件解決と思いきや両者の声が歪み、嘘を吐きあったままエンディングを迎えるという衝撃的な展開が。あのエンディングも見どころのひとつだが、番組Pはそれぞれ別のシーンを挙げた。
番組P:山田さん演じる大学陸上部の期待の新人・綾音は、実は自作自演で怪異を引き起こしていたんです。そんな山田さんのベストシーンは、第2話冒頭のグラウンドを走っている場面。陸上選手である綾音が練習で走っている描写なのですが、その表情からすでに深い悩みや葛藤を感じさせていたのは山田さんの感受性あればこそかなと。
姉の琴子を演じた金澤さんも、最初に主人公に相談に来るシーンがすごかった。妹を心配して相談に来るのですが、一瞬ココアを飲みながらものすごく意味深な表情を浮かべられたんです。あの顔ひとつでこの人にも何かある、と感じさせるのはさすがの一言です。
第3話ゲスト:奥村佳恵「最後の涙はずるい」
第3話のゲストは、鬼伝説が残る村の住人・鬼頭(久保酎吉)とその息子の妻・実和子(奥村佳恵)。奥村のみならず、番組Pがたまらず挙げた久保のベストシーンとは…。
番組P:第3話は、原作にもある鬼の伝承が残る村での悲しい事件を描いたストーリーなんです。鬼の骸骨が見つかったと思いきやそれは江戸時代の人の骨で、それがきっかけで裏にあるもうひとつの死が浮かび上がってくる。そんなストーリーの中、奥村さん演じる実和子は幼子を抱えて村に住む普通の女性。の、はずなんですけど、最初の登場から不穏な空気感をまとって演技をしてくれました。「絶対この人、怪しいぞ」って(笑)。
なのに、ラストで主人公が真実を解明した時に、一気に感情を爆発させて思いを吐き出したシーンが、もう人の弱さとかやさしさとか全部を表現していて…。最後の涙はずるい。あれを見せるためにずっと怪しくしていたとしたら計算がすごすぎます。
あと、やっぱり久保さんのベストシーンもいいですか? 途中で洞窟の中で慟哭する久保さんは圧巻でした。編集を担当しているスタッフがわざわざ「鳥肌たちました」と言いに来たくらいですから。