小泉孝太郎主演のドラマ『冤罪犯』(テレビ東京系)が、今夜8月30日(月)後8・00から放送する。
本作は、推理小説の名手・翔田寛の同名小説を映像化した本格社会派ミステリー。千葉県船橋市のとある休耕地でブルーシートを掛けられた女子高生の遺体が発見された事件をきっかけに、手口が似ている7年前の連続殺人事件が捜査線上に浮上。その事件で逮捕され、自殺した犯人は、実は“冤罪”だったのか? それとも“模倣犯”による新たな犯行なのか…? だが過去の事件を掘り返すことは、警察の威信を揺るがす事態でもあった。刑事の信念と矜持をゆさぶる事件に小泉孝太郎演じる刑事・香山亮介が、執念で迫る。
千葉県警船橋北署刑事課主任刑事・香山亮介には、小泉孝太郎。コメディタッチの『警視庁ゼロ係』から一転、シリアスな刑事像に挑む。そして香山亮介の部下で船橋北署刑事課刑事・増岡美佐を演じるのは、瀧本美織。7年前の“田宮事件”を解決し、今回の事件も担当する県警本部刑事課係長・入江正義を演じるのは橋本じゅん。当時、入江と共に“田宮事件”を解決した船橋北署地域課巡査部長・安川伸治を演じるのは高橋克実。
小泉孝太郎コメント
香山というタイプの刑事を演じるのは初めてだったので、毎回現場での1つひとつのシーンが今まで経験した刑事物のドラマとは違う景色が広がっていました。少し斜に構えた内面があり、しかし決して刑事として腐っている訳ではない、心の奥底に、燃える炎はしっかりと持っている。同僚や後輩からは取っつきづらく、心を開かないタイプと思われている香山が、捜査に本気になるまでの心の機微や、繊細な部分を大事にしようと演じました。
この作品が持っているストーリーの面白さに引き込まれました。冤罪犯に出会えたこと、とても幸せな作品との出会いでした。僕と相棒を組んでくれた美織ちゃんの初々しさ、かわいさは作品を明るく照らしてしてくれましたし、橋本さんと対峙したシーンは橋本さんのすごみを何度も肌で感じられ僕の財産になったと思います。特に屋上のシーンは忘れられないです。
香山の心の奥底にしまってあった、執念。そこを感じながら見ていただけたらうれしいですし、ラストシーン、このドラマの終わりかたが、何て爽やかな余韻を残す刑事物なんだろうと個人的に大好きな終わり方です。僕も車に乗り、窓を開けるたびに香山を懐かしく思い出しています(笑)。
瀧本美織コメント
香山主任に「初々しい」と何度も言われるくらい、真っすぐに人と向き合っていく刑事を演じさせていただきました。台本を読んで、上司に媚びることなく自分なりに事件を追及していく姿がカッコいいと思いました。
小泉孝太郎さんは、お忙しいのにそんな素振りを見せず、いつも穏やかで優しく接してくださり、佇まいがとてもすてきで私もこんなふうに現場にいたいと思いました。
じゅんさんとは久しぶりにお会いできとてもうれしかったです。たくさんアイデアを出してくださったことで、心もお芝居も弾みました!
事件とともに、警察内部も大きく揺れ動きます。ぜひお楽しみください。
月曜プレミア8『冤罪犯』
テレビ東京系
2021年8月30日(月)後8・00~9・54
(STAFF&CAST)
原作:翔田寛(「冤罪犯」角川文庫/KADOKAWA刊)
監督:木下高男
脚本:寺田敏雄
出演:小泉孝太郎 瀧本美織 橋本じゅん 高橋克実ほか
(STORY)
千葉県船橋市のとある休耕地で、ブルーシートが掛けられた女子高生の遺体が発見される。現場に向かった船橋署の香山亮介(小泉)は、女子高生、ブルーシートなど、過去に起きた“田宮事件”の状況と酷似していることに気づく。7年前、女子高生が暴行後に殺害される事件が同じ地域で立て続けに発生。犯人が田宮龍司(田中俊介)だったことから“田宮事件”と呼ばれたが、田宮は無実を訴えたのち獄中で自殺した。実は冤罪で、真犯人が犯行に及んだとしたら…そんな疑念を部下の増岡美佐(瀧本)に示唆した香山は、事件の洗い直しを図る。しかし捜査本部で“田宮事件”を口にする者はいない。なぜなら当時解決したのが、今回の事件を担当する県警本部の入江正義(橋本)だったからだ――。
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